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【例文付き】金融業界に受かる!志望動機書き方の極意

金融業界に行きたいけど、志望動機これでいいのかなと不安な主活生へ。今回は金融業界の志望動機の書き方を伝授します。金融業界に受かる志望動機とはどんなものなのでしょうか。先輩内定者の志望動機の例を参考に、就活の極意について学んでいきましょう。

金融業界ってなに?全体の概要について簡単に解説!

まずは金融業界を詳しく知らない就活生のために、簡単に金融業界の概要について、整理しましょう。

金融業界と言っても、様々な企業があります。大きく以下のように分類することができるでしょう。

金融業界分類)銀行・証券・保険・カード・投資銀行・資産運用

銀行には「三菱UFJ銀行」「三井住友銀行」などのメガバンクから「三井住友信託銀行」などの信託銀行などがあります

証券には「野村證券」「大和証券」などの企業があります。また最近はネット証券として「GMOクリック証券」「楽天証券」などもありますね。

また保険として「東京海上日動火災保険」カードには「三井住友カード」などが挙げられます。

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志望動機に活かせる!金融業界全体の特徴

では全体的な特徴を整理していきます。

金融業界全体の主な特徴は二つです。

一つ目に全体として、営業の場合、個人のノルマが明確であることが挙げられます。主に銀行や証券に見られる傾向です。

金融業界という「お金を扱う仕事」ということもあり、成果が数値に現れやすいのが特徴です。

例えば、証券の営業マンには「1ヶ月で〇〇億売る」という目標が明確に設定する企業が多いです。また銀行も同様。「1ヶ月の融資額〇〇億円」と一人一人に目標が設定されます。

明確な基準があるため、競争意欲が高い人などは金融系の仕事に向いていると言えるでしょう。(企業によっては個人の負担を考慮し、ノルマの設定を廃止する動きもあります)

二つ目にお金を扱う仕事のため、計算をすることが多いのも特徴となります。金利などの複雑な計算をすることも多々あります。

他人のお金を使うこともあり、信頼や信用はとても大切です。より正確な仕事が要求されます。計算が得意という方には、向いている業界だと言えるでしょう。

とはいえ、金融業界には様々な企業があります。ここからは、金融業界を「銀行 証券 信託 保険」のグループに分けて、それぞれの特徴を理解し、内定をもらうための志望動機につなげていきましょう。

▼志望動機は職種ごとに。金融業界の職種が気になる方はこちら

金融業界の採用職種は?金融業界志望なら知っておきたい専門職とは

「三菱UFJ銀行」内定者から学ぶ、銀行業界の志望動機の極意

ではここからは、具体的に先輩の内定者ESを元に、志望動機の極意を学んでいきましょう。まずは銀行業界からです。

三菱UFJ銀行_内定_ES(2020卒)

上記は2020卒で三菱UFJ銀行に内定した先輩のES例文です。上記のESから読み取れる志望動機のポイントは二つ。

①他社貢献を重視していること。これまでの自分の経験と紐づけて、銀行業務を通じて他者の貢献していきたいという思いが出ている。

②グルーバルで活躍したいという気持ちがある。三菱UFJ銀行は2019年4月1日より、頭取である三毛兼承がグループ会社の社長を兼任。グローバルに信頼される会社を目指すと公表している。

上記2点の志望動機が高く評価され、内定につながったと考えられるでしょう。

固い印象がある銀行業界、実は三菱UFJ銀行がタイのアユタヤ銀行を買収するなど、海外展開にとても積極的です。また、海外事業が利益の4割を占めるなど、とても好調です。

三菱UFJ銀行頭取の交代により、実は大手メガバンク3社は頭取が海外経験豊富な「国際派」になったことが強く影響していると言われています。

グローバルで活躍したいと考えている就活生の方はぜひ一度、銀行業界の研究をすることをオススメします。

「野村證券」内定者から学ぶ、証券業界の志望動機の極意

野村證券_内定_ES(2018卒)

上記は2018卒で野村證券に内定した先輩のES例文です。上記のESから読み取れる志望動機のポイントは二つ。

①顧客に貢献したいという思いが強いこと。過去の経験より、誠意をもって顧客に接することが重要との考えが書かれています。

②成長意欲が示されていること。顧客に貢献したいという思いから、誠意あるプロフェッショナルを目指しており、意欲が伝わってきます。

上記2点の志望動機が評価されたと言えるでしょう。

野村證券は「すべてはお客様のために」変化するお客様のニーズに合わせて自ら変革を続けます、といった経営理念を掲げています。

つまりこの先輩内定者に志望動機は企業の理念に沿っているため、企業にとって魅力的なものだと言えるでしょう。

「三井住友信託銀行」内定者から学ぶ、信託業界の志望動機の極意

三井住友信託銀行_内定_インターンES(2020卒)

上記は2020卒で三井住友信託銀行に内定した先輩のインターン参加時のES例文です。上記のESから読み取れる志望動機のポイントは二つ。

①唯一の独立専業信託(銀行業務と紐づいていたりしない)点を強調し、信託業務への興味を示しています。

②自らの仮説をしっかりと示し、インターン参加の目的をより明確に示しています。

インターンの志望動機の場合は、業務理解が浅い場合が多いと思います。その際は、無理をして志望動機を作るのではなく、このように「インターン参加の目的」を仮説をもって明確に示すことが有効だといえます。

一般的な業務理解を深めた上で、仮説を持って検証するためにインターンに参加するといった志望動機は他のインターンにも応用することができるでしょう。

*インターンに受かるための志望動機の極意はこちらから

「三井住友海上火災保険」内定者から学ぶ、証券業界の志望動機の極意

三井住友海上火災保険_内定_ES(2020卒)

上記は2020卒で三井住友海上火災保険に内定した先輩のES例文です。上記のESから読み取れる志望動機のポイントは3つ。

①人のためになりたいという思いがある。挑戦を応援したり、事故のフォローなど不安を抱える顧客対応が多い保険業界の特徴とうまく合わせている。

②保険が無形商材であることから、人間力が重要であることを理解している。より人の役に立ちたいという思いから、人間力を成長させたいという思いが伝わってくる。

③活躍している女性社員が多いことを取り上げ、自らもキャリアアップを志望し、より会社に貢献する姿勢が見える。

保険業界の特徴である「不安を抱える顧客への対応」をピックして志望動機に当てはめているところは、大きな評価ポイントと言えるでしょう。

エントリーシート通過後の面接に通過するための志望動機の話し方極意

志望動機の書き方について解説してきましたが、エントリーシート選考に通過した後の面接では、どのように志望動機を話せばいいのでしょうか?

先輩の選考体験記を参考に、金融業界の面接でどのような質問があるのか確認していきましょう。

三菱UFJ銀行_内定_選考体験記(2020卒)

これは、2018卒で三菱UFJ銀行に内定した先輩の選考体験記です。

この選考体験記にも記載がありますが、金融業界は全体的に淡々とした面接を行います。業務において、信頼性の高い顧客対応を求められるために、このような面接でもしっかりと回答できているかを見ていると思われます。

より高い評価を得るためには、質問に対してしっかりと回答することが重要でしょう。あたふたしたり、奇抜な回答はしないようにしましょう。

この先輩就活生が面接中に聞かれた志望動機に関する質問はこの三つです。

「銀行でやりたいことは何か」

「銀行の中でも、なぜ三菱を選ぶか」

「思い描くキャリアプラン」

上記の志望動機に関する質問の回答において意識するべきポイントは三つあります。

①自らの原体験と紐づいているか? ②他社銀行との違いがより明確に示すことができているか? ③企業の方針と一致しているか?

まず①について、志望動機を話す際は「原体験」と紐づいているか意識することが重要です。

「顧客のためになる仕事がしたい」という志望動機を話す就活生は多いですが、これだけでは面接官にいい印象を残すことができませんし、他の就活生と差別化することができません。

「体育会のマネージャーの経験から、人の成功には、常に他の人の支えがあるのだと知りました。仕事においても誰かの成功の支えとなりたいと考えています。なので御社を志望しています」

と伝えた方が、印象に残りやすく志望動機をしっかりと伝えることができるでしょう。話す際は原体験を元に話しているか意識しましょう。

②も意識しましょう。例えば三菱UFJ銀行の志望動機が「グローバル展開しているから」だとしましょう。果たしてこれは志望動機になっているのでしょうか?

もちろん三菱UFJ銀行は海外展開に積極的で利益の4割が海外収益となっています。しかし、それは三井住友銀行も同様。実は利益の4割が海外収益で、日本から1000人以上の社員が海外で活躍しています。

違う点でいえば、三菱UFJ銀行は世界にまたがる「三菱グループ」と連携して海外進出できる強みなど組織的な動きは三菱の方が強いと言われています。

「グローバルにおいて力のある三菱グループの力を借りて、より大きなプロジェクトに関わりたい。」という志望動機であれば、他社との違いを明確に示すことができますね。

「それ他社でもいいんじゃない?」と企業に思われるような志望動機は避けるようにしましょう。

③「企業の方針と一致しているか」は重要です。

「銀行は安定だ」と言われていた時代は終わり、銀行各社はグローバルやITにチャレンジしようとしています。

例えばあなたが「安定したキャリアを歩みたいから、御社を選びました」と答えても、銀行は「チャレンジする人が欲しいな」と感じているため、あまり良い印象を残すことができません。

上は極端な例ですが、企業の方針と自らのキャリアプランが一致しているかは志望動機においてとても重要です。企業のHPや、社員の話を聞くことで企業の方針を理解しておきましょう。

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金融業界の志望動機まとめ

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