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公開日 : 2019/12/05
就職浪人したエリートが語る、就活でやってはいけない9つのこと
超有名大学に進学したにも関わらず、就職浪人を経験した井上さん(仮名)。 就活浪人した彼が語る、就活でやってはいけないこととは?
目次
根拠のない自信、無い内定、そして就職浪人へ
自分の立ち位置を客観視することができていなかった
独りよがりな就活をしない
就活でやってはいけない9つのこと

根拠のない自信、無い内定、そして就職浪人へ

ー今日はよろしくお願いいたします。今、されている仕事を教えてください。

井上さん(以下、井上):自分は留学と就職浪人したので15卒から17卒になり、今は社会人1年目です。

激務と呼ばれる業界に就職しましたが、とてもやりがいを持って、働けています。

ーなるほど、留学と就職浪人で1年ずつ遅れ、内定は17卒の年ですね。今、振り返ると就職浪人をしていたことをどう思いますか。

井上:結果としては良かったと思います。就職浪人していた1年間で自分を見つめ直すことができたので。当時の感覚のまま、就職浪人せずに社会に出ていたら、いろんなところで自分の考え方が機会を阻害していただろうとも思います。

ー今は前向きに就職浪人を振り返っているのですね。では当時の井上さんの就活について、教えてください。

井上:僕は1回目の就活を大学3年­­生の5月から開始しました。

就活開始当初は、明確なキャリア選択の軸的なものもなく、進めていく中で少しずつ見つければいいと思っていました。

選考に絡むものだと、まずは3年生のサマーインターンは就職先として超人気企業のインターンに参加しました。誰もが知っている企業で当時はインターンも比較的難関だと言われていました。その後、留学が決まったのでアメリカの大学へ1年間の留学をしました。

ーその時点で、1年就活を遅らせようと思ったのですか?

井上:そうですね。就職のことを考えながら大学で学ぶのではなく、しっかりと集中して、学習したいという思いがあったので。

ーなるほど、それでは帰国後に就活を開始したわけですね。

井上:はい。普通に学年で数えると4年の8月ということになりますかね。

自分の場合にはまだ3年生の8月でした。サマーインターンに参加しようと思ったのですが、8月末だったこともあり、人気企業のサマーインターンは選考が終了していました。留学もしていたし、本選考でどうにか内定はもらえると思っていたので、結局サマーインターンはしませんでした。

ーその後はどのように就活を進めたのですか?

井上:本選考まで、あまり就活らしい就活をしませんでしたね。自分は本選考で受かるという思い込みがありました。実際に3年の夏にも超難関と言われる企業へインターンもしていましたし、就活の選考に対しては全く根拠のない自信を持っていました。

そして人気企業という軸でしか会社を選ばず、選考も10社も受けなかったですね。

ー結果はどうだったのですか?

井上:ある程度のところまでは進みました。ただ結局、内定をもらえたところはありませんでした。大学に超大手メーカーの2次募集が来ていたのですが、選考で落とされたことを受け入れることができずに無気力になっていたので、就職浪人することになりました。

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自分の立ち位置を客観視することができていなかった

ー今振り返って見ると、自身の就活に対しての考え方は甘かったなと思いますか?

井上:かなり甘かったと思いますね。自分を客観視できていなかった。

当時、大学の同期が就活を終えていたので、話を聞いたりもしていたのですが、でもそれで内定出るのか、くらいの話しかしていなくて。商社や、大手メーカー、外資系企業などに内定している同期と自分に全く差を感じなかったです。

ーそれで、内定をもらえると思い込んでしまっていたと。

井上:その感覚が甘かったなーと思います。

【自分は大丈夫、受かる】その感覚がどこかにありましたね。

自分が就職浪人することは、まったく想像していなかった。

あとから聞いた話なのですが、同期は就活の時期にめちゃくちゃ努力していた。

自己分析をノート10冊以上やっている人や、1つの企業のOB/OG訪問だけで30人以上と会っている人、毎日社会人からフィードバックをもらっていた人。

実はそんな人ばっかりでしたね。就職浪人するのは当たり前に思った。

ー就職浪人をしてしまった理由は、客観的に振り返れていなかったということにつきますかね?

井上:その通りですね。でもそういう就活生は多いと思います。

留学に行ったから、ビジネスコンテストで入賞したから、難関企業のサマーインターンに参加したから。

そういう理由で就活自体を甘く見ている人が多いと思います。

大学は高校と違って、偏差値という統一の物差しがない。だからこそ自分自身の立ち位置を客観視することが難しいですよね。自分自身を客観視できていない状況で就活に臨むと、いい結果が出なくて就職浪人になってしまう方もいると思います。

ーなるほど。客観視が難しい状況だからこそ、慎重に自分を見つめることが重要なのですね。就職浪人をした翌年はどんな就活をしたのですか?

井上:とりあえず、いろんな選考会を受けましたね。何よりも実践で学ぶことが重要だと思ったので。

社会人の方や先輩と話すことで、自分の言葉を客観的に見られる。

相手からどんな風に聞こえるのか、映るのかがとても重要なので。

さらに、自分が何をしたいのかも明確になってくる。社会人と話していて、働き方や仕事内容に違和感があったら徹底的に言語化していく。就職の対策と言われるものはたくさんあるけど、結局はこの積み重ねでしかないと思います。

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独りよがりな就活をしない

ー就活生に向けての一言は何かありますか?

井上:まずは早めに就活を始めてみる。それくらいでいいと思います。

少しずつ、自分が何をしたいのか、何ができるのか、どんな人なのかを言葉にできるようになっていけばいいのかなと思います。

でもそのときに、独りよがりな就活をしないこと。

自分はこういう人だ。と思うのは自由ですが、周りからはどう見えるのか。人の役に立つことではじめてビジネスは成立すると思うので、今、言葉で表現している自分が、就職して社会、人のためになれるか。

しかも、選考を受ける会社の仕事もリンクさせて、そこまで想像できているか。それが重要だと思います。

就活でやってはいけない9つのこと

自身の就活経験を語ってくれた井上さんに、就職浪人をしないために就活でやってはいけないことをまとめてもらいました。

1.自分一人で就活を行う

自分で考えて就活をするのと、一人でするのは大きな違いがありますね。

一人でしていると、自分自身を客観視することが全くできない。話をするのが苦手な人、自分をさらけ出すのが苦手な人などいると思いますが、誰でもいいから、話せる人を見つける。

それは親でも、サークルの先輩でもいい。特に就活浪人した先輩がいたら、参考になると思います。2回は経験しているはずなので。(笑)

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2.自己分析を怠る

企業理解ばかりに力を入れてしまって、自己理解をおろそかにしてしまう人が多いように思います。

自分がやる気を感じるのはいつなのか、どういう人と一緒にいたら幸せなのかを理解せずに、ただ年収や知名度で企業を選ぶと、将来的にミスマッチが起こってしまいます。そうならないために、1人でもいいし、誰かに手伝ってもらうのでもいいので、自己分析をしっかり行っておきましょう。

3.解禁に合わせて就活を始める

たくさんいると思いますが、就活がとても難しくなってしまいます。今ではサマーインターン時期から就活をしている学生も多い。その学生は少なくとも10回くらいは面接を受けていると思いますね。

面接だけでなく、裏側ではその5倍くらいの時間、いろんなことを考えている。

4.資格の勉強に時間を使いすぎてしまう

これも賛否両論だと思いますが、個人的にはやってはいけないなーと。

学生時代に取った資格って今の仕事に役立っていますか?と聞いてみたら分かると思います。その会社に入って、本当に必要なら、会社が資格取得の支援をしてくれる。そこからでも遅くないのではないとは思います。

せっかく就職した会社で全く使えない資格だったとしたら、取得にかかった時間でインターンや、選考に参加していた方がいいですね。

5.特別選考会系のイベントを利用する

これはやったほうがいいですね。ベンチャーだろうが、大手企業だろうが、内定直結系のイベントは使うべき。

内定を持っていることでどれだけ気持ちが楽か。他企業の選考でも、ある程度の証明になります。何故、必要とされているか。何を期待して採用されているか。が明確になると、自分自身の客観視することもできるので。

6.いきなり大本命企業の選考を受ける

かなり危険ですね。自分を経験がイケているから、絶対にいい企業に入れると思っている学生ほど危険。就職浪人予備軍。(笑)

単に学内のテストでいい点数を取っている状態だと思います。自分を客観視することに繋がると思いますが、相対比較の範囲が狭すぎる。学内テストの結果だけで志望校を決めないですよね?なのに、就活ではそれをやってしまう学生がたくさんいる。結果として就職浪人してしまう。

7.選考を受ける企業の数を少なくして、難関企業ばかり受ける。

まさに就職浪人した経験からです(笑)

選考にはお金も体力も使うので、受ける企業はなるべく減らす学生が多いと思います。もちろん、受かっても絶対行かないと思う企業を受ける必要はないですが、少しでも行きたいと思う企業があったら受けるのがいいと思います。

特に一番志望している業界や会社が、とても人気の場合には視野を広げておいた方がいいですね。例えば、総合商社でしかできない仕事は多分ないので、どの部分に惹かれているのかを明らかにできれば、視野は一気に広がる。もちろん給料やブランドだったら、ダメですけどね(笑)

8.選考に落ちた企業に見る目がなかったと考える

単純にもったいないなーと。何がダメだったのかを考える機会なので。

自分は優秀だと思っている学生ほど、これをしてしまいますよね。だけど落ちたということは、見えていない何かが相手には見えている可能性が高い。自分が理解できていないことに対して、考え抜けるかどうかは仕事でも重要だと思いますね。その繰り返しなので。

9.合同説明会にとりあえず行く

これは全く意味がない。何か目的を決めて行けばいいと思いますね。

たくさん企業がいるから、視野を広げるために全く知らない会社の説明を聞くとか。特に説明会の場合、企業説明だけですよね?働き方が見えるわけでもない。かつ社員さんと話す時間も、質疑応答くらいでそれほど多くない。

業界や会社のことが知りたければ、IRだったり、アニュアルレポートだったり。もっと言えばOB/OG訪問で直接話したり。そっちのほうが得るものは大きいと思います。

ぜひ、就活生には有意義な活動を選択してほしいです。


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