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就活はいつからはじまる?本当の選考スケジュール

3年生からはじまると言われる、「就職活動」 人生を大きく左右するにもかかわらず、その内容やスケジュールは意外と見えにくいもの。 就活を経験した方は口々に「就活は早く始めれば始めただけ良い」ということを言います。それを裏付ける「真の就活スケジュール」と、就活生が就活のスタートとしてやるべき3つのことについてご紹介します。

24卒の就活スケジュール コロナの影響は?

24卒の就活生が最も気にしている、コロナウイルスの就活への影響。

ご存知の通り2020年から、コロナウイルスによる影響が就活にも出ています。

各地から大勢の学生が同じ場所に集まる就活イベントは自粛する流れが続き、22・23卒就活生を対象とした合同説明会などは中止が相次ぎました。

22・23卒の就活はインターンが中止になったり、面接がオンライン化したり、新卒採用を取りやめる企業などもあり、非常に変化が大きかったといえます。

24卒に関してはいかがでしょうか。

インターンの中止や合同就活イベント、説明会などの中止への心配とは反対に、むしろインターンの時期は年々早まっているようです。

開催が危ぶまれたイベントもオンライン化し、家にいながら企業の説明会や選考イベントに参加することができます。

まだまだ変化はありそうですが、しっかり対策を行い、万全の状態で選考に挑むことの重要性は変わらないでしょう。

就活のスタートダッシュを決めよう!

3年生から始まると言われる「就職活動」。

受験と同じく、人生を大きく左右する節目のイベントです。

にもかかわらず、就活に対して漠然と不安に感じている学生も多いのではないでしょうか?

「就職活動っていつからはじまるの?」 「いつから対策をはじめればいいの?」 「何から始めればいいの?」

そんなお悩みを解消すべく、今回の記事では、多くの学生が知らない「本当の選考スケジュール」「就活の始めにやるべき3つのこと」をご紹介します。

「そんな情報知らなかった...」なんて理由で就職活動に乗り遅れ、後悔しないためにも、この記事を通して就活の「基礎知識」を獲得してもらればと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

3月企業エントリー開始、6月採用選考スタートはウソである

「就活は3年の3月に企業エントリー、4年の6月に採用選考スタート」という話を何度か耳にしたことがあると思います。

事実、日本の新卒就活市場においては、経団連が上記のように新卒採用の時期についてルールを定め、学業に支障のないよう、企業側に配慮を要請しています。

しかし、実際には多くの企業がこのスケジュールよりも「早く」採用選考を始めています

株式会社ディスコが行った調査によると、本選考スタートとされている6/1の時点で、2021年卒の学生は半数以上の64%が内定を1社以上持っていたのです。

出典元:https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/202006_gakuseichosa_k.pdf

さらに、2022年卒の先輩は4/1の時点で38%が内定を獲得しているのです。

同様に、株式会社ディスコが全国の主要企業1,174社の回答を得たアンケート調査では、なんと92.7%もの企業が「2022卒の新卒採用において、6月よりも前に選考(面接)を開始する予定」と回答しています。

また、同調査によれば大手企業の11.1%が4月の下旬に内定を出す予定をしていると回答したようです。

こうしたデータから分かる通り、「6月本選考スタート」というルールはあくまで企業側の"建前"

実際には、6月よりも前に8割以上の主要企業が採用選考を始めているのです。

6月解禁を鵜呑みにして就活の準備を進めていると、企業や他の就活生に置いて行かれるのは間違いないと言えるでしょう。

本当の就活はいつからはじまるのか?

下の図は、就活生の実際の経験や企業の人事へのヒアリング、経団連や企業が行った就活に関する実態調査に基づき、エンカレッジ編集部が作成した「本当の」就活スケジュールです。

以下に企業ごとのより詳しいスケジュールをご紹介します。

企業ごとの選考スケジュール ◇外資系企業 3年4月~3年7月 サマーインターンシップのエントリー、選考

3年8月~3年9月 サマーインターンシップ実施

3年10月 企業説明会、企業エントリー

3年11月~3年12月 オータム・ウィンターインターンシップ、選考

3年1月月~3年2月 内定

外資系の企業では、5月から7月にかけて、サマーインターンのエントリーや選考が始まります。

外資系企業の1番の特徴は、8月から9月に行われるサマーインターンシップや、11から12月に行われるオータム・ウィンターインターンシップが「本選考に直結していることが多い点」です。

外資系企業では、インターンシップで優秀な成績を残した学生に、本選考の過程を短縮してもらえる「選考パス」のチケットや、実質的な「内定」を与えたりすることがあります。

そのため、一部の学生は8月/9月あるいは11月/12月の時点で既に内定を獲得し始めます。

また、インターンシップの合格者のみを本選考対象とする外資系企業も一部存在するようです。

つまり、インターンシップに参加しなければ内定を取ることが難しいということです。

外資系企業を考えている方は、サマーインターンシップに乗り遅れないことがなによりも重要になります。

◇ベンチャー企業 3年4月~3年7月 サマーインターンシップのエントリー、選考

3年8月~3年9月 サマーインターンシップ実施

3年9月~3年11月 オータム・ウィンターインターンシップ、選考

3年12月~3年1月 オータム・ウィンターインターン実施

3年12月~3年2月 企業説明会の開催、内定

3年3月~4年6月

本選考、内定

ベンチャー企業も同じように、優秀な学生に対して、早い時期から内定を出すことがあります。

早い学生では、3年の夏や12~2月に内定を獲得し始めます。

しかし、4年の4~6月やそれ以降に内定を出すベンチャー企業もあります。

外資系企業よりも内定を出す期間が長いことがベンチャー企業の特徴と言えるでしょう。

◇日系企業 3年4月~3年7月

サマーインターンシップのエントリー、選考

3年6月~3年2月

インターンシップ(夏、冬)

3年3月~4年5月

企業説明会、ES提出

4年4月~4年5月

リクルーター面談、採用選考

4年6月~4年8月

採用選考、内定出し

多くの日系企業でも夏から冬にかけてインターンシップが実施されます。

22卒まではインターンシップを行うところは比較的少なかったようです。

実際に、1dayインターンと称して会社説明会のような内容を行っている企業は少なくありませんでした。

しかし、2022年4月に経団連より「インターンシップを採用目的で行っても良い」と方針を定めました。

これにより、従来よりかなり早く日系大手の採用活動が開始されることが予想されます

昨年までの「まだ最後に大手が残っているから大丈夫」という考えは、今年は難しくなるかもしれません。

就活の流れを把握しよう

納得のいく内定を獲得するためには、しっかりとした準備が必要です。

また、就活中に自分の第一志望が変化するのはよくあること。

「どうしても行きたい企業を見つけたのに、募集が終わっている」なんてことも少なくありません。

自分が行きたいと思える企業に入社するためには、幅広い選択肢を持っておく必要があります。

全ての企業が選択肢に入る時期から就活を始めるためにも、就活の流れを把握しておきましょう。

就活の始めにやるべき3つのこと

4年の6月以前に内定をいくつも獲得した、いわゆる「就活強者」の東大・京大・早慶をはじめとする学生に「就活の始めにやるべき3つのこと」を聞いてきました。

◇社会人に会う 実際にOB訪問などを通して、社会で活躍されている方に話を聞き「働くとは?」「社会で活躍するとは?」などに関して自分なりの考えを持てるようになることが大切です。

また、様々な分野の社会人に会うことで、世の中にはどのような業界や企業があり、どのように人々が働いているのかを知ることもできます。

その他にも、ネットでは得られない業界や企業の"生"の情報を得ることができます

◇選考(自己PR・面接・グループディスカッション)を経験する サマーインターンシップ前に、面接やグループディスカッションなどの選考を、一通り経験しておくことはとても重要です。

自分が目指す場所を把握し、足らない部分を認識、これからやるべきことを明確化できるからです。

いきなり選考対策のセミナーや、面接の対策本に手をつけるのではなく、まずは1度実際に経験してみる

そうすることで、効率的に対策を進めていくことができます。

また、サマーインターンシップ前に選考経験をしている就活生はごく少数です。

そのため、まわりの就活生よりも大きく差をつけた状態でサマーインターンシップの選考に望むことができるので、とても有利になります。

選考対策は「量」が大切

経験してるかどうかで本当に大きな差が出ます。

◇ 就活の"リアル"を知り、ノウハウをためる 就活のリアルを知るためには、実際に就活を行った優秀な先輩に直接会って話を聞くのが1番です。

就活経験談を聞いたり、分からない点を質問して、リアルな就活事情を知ることができれば、効率よく就活を進めることができるでしょう。

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就活期間を短くするポイント

就活には大体、半年~1年以上の時間が必要です。

自分が納得する企業の内定を得るには、長い期間就活を続けなければならず、就活生の中には、就活に疲れてしまったという人も少なくありません。

そんなことにならないために、就活期間を短くするポイントをご紹介します。

目標・計画を立てる 就活が長期化すると、中だるみやモチベーションの低下が起こり、就活に取り組む気持ちが薄れ、負のループに入ってしまいます。

そのような状況に陥らないためにも、目標・計画をしっかり立てましょう。

例えば「7月までに内定をもらい、夏休みを遊びつくす」「内定を3社からもらったら、その後は学生生活を満喫する」など明確な目標を立てるとモチベーションを維持して就活に取り組めます。

選考期間の短い企業を受ける 就活を早く終わらせるには、とりあえず1つ内定をもらうことが大切です。

1つでも内定があれば「内定はあるから最悪大丈夫」という安心感にも繋がり、就活によるストレスの心配も無くなります。

なので、選考期間が短く、早い段階で内定が決まる企業の選考を受けましょう。

条件を満たすことで1次面接を免除している企業の選考を受けたり、就活エージェントの力を借りるのもおすすめです。

その時の注意点として、就活を早く終わらせたいからといって、興味のない業界や自分に合わない企業を受けるのはやめましょう。

働き始めてから辛い思いをする可能性があります。

自分の行きたい業界・職種を絞る まず業界や職種を絞り込んでから就活を始めましょう。

色んな企業の選考を受けると過密スケジュールなり、就活が思うように進まなくなります。

業種や職種を絞り込んだら、その業種や職種の情報を調べ、募集に余裕がありそうな企業を探しましょう。

同時に自己分析を行い、自分と企業が合っているか確かめておくと、より早く内定をもらえる確率が上がります。

【en-courage限定】 ▽自己分析が15分でできるツールはこちら▽

就活はすでに始まっている

「やるべきことはわかった。でも、先輩や社会人に会って話を聞いたり、選考を経験する場って、どこにあるの...」

そんな思いを持っている学生も多いと思います。

en-courageでは

・社会人から、"生"の就活事情や就活の動き方を聞ける座談会

・就活を経験した先輩からの就活アドバイスが聞けるイベント

・いち早く面接やグループディスカッションなどの選考を経験できる場

など、就活の第1歩となる機会を用意しています。

これは、「知らなかった...」という情報格差をなくし、誰もが就活を通して自分のキャリアを考えられる機会を提供したいと、強く考えているためです。

イベントを通して、就活に関する情報不足を解消してほしい。

就活を経験した優秀な先輩や社会人とのつながりを持ってほしい。

そして、同じように就活をこれから迎える優秀な同期と出会い、ともにキャリアについて考え、選考を突破していってほしい。

ぜひ、en-courageのイベントを最大限利用して頂けたらと思います。

また、東大・早慶をはじめとする優秀な先輩をメンターにつけて、好きなときに1対1で就活に関する相談ができるen-courageの「面談」もあります。

毎年多くの学生がこの面談を利用して、自分のキャリアに対する漠然とした不安を解消し、早期の段階から内定を獲得しています。

就活を経験された方は、誰しもが「就活を始めるのは早ければ早いほど良い」という言葉を口にします。

「いつから」ではなく「今」就活に向けて大きな1歩を踏み出してみませんか。

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