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公開日 : 2019/12/01
50戦無敗!? グループディスカッションの4つの秘訣
◆選考において、避けて通れないのがグループディスカッション。これを通過しないと、面接にすら進めない企業がほとんど。今回はグループディスカッションの選考において一度も落ちた経験がないという、早稲田大学に通う石川さんにその極意を語ってもらいました。
目次
就活強者が語るグループディスカッションの秘訣
勝つグループディスカッションではなく、負けないこと
グループディスカッションの4つの秘訣

就活強者が語るグループディスカッションの秘訣

ー石川さん、今日はよろしくお願いします!
石川さんは、就活を通してグループディスカッションで50戦無敗と聞いたのですが、そもそもどういう業界をみていたらそんなにたくさんグループディスカッションをするのでしょうか?(笑)


石川さん(以下、石川):スタートアップからミドルベンチャー、メガベンチャーまで、いわゆる「ベンチャー企業」を中心に、業界としては比較的幅広い就活をしていました。


ベンチャー企業の選考には「説明選考会」が多く、選考を受ける気がなかったのに、説明会に行ったらその場でグループディスカッションをやらされた、なんてことも結構ありました。また、早期から積極的に合同選考会に参加していたこともあって、気付いたら50回もグループディスカッションをこなしていましたね(笑)

ーたしかに合同選考会では1日に複数回グループディスカッションを行うことも少なくないですもんね。ベンチャーを志望するようになった経緯はどういうものだったのでしょう?

石川:きっかけはいくつかあります。一番大きな影響を受けたのは、両親が薬局の自営業を営んでいることでした。また、祖母も自営業の会社を起こしていたこともあり、小さい頃から自分が将来サラリーマンとして働くイメージがそもそもありませんでした。「仕事 = 自分の好きな事を追い求めること」という価値観が物心ついた時にはすでについていましたし、両親や祖母のそういう働き方に憧れを抱いていました。


もう1つは、学生時代に大手チェーン店で飲食のバイトをしていたのですが、その職場では「何を発言したか」ではなく「誰が発言したか」が重要視されていて、店長と何度も喧嘩しました。あの頃は「は?なにこの理不尽な社会?」とずっと思っていましたね。その経験から、自分はこうした縦社会がしっかり根付いているような大手企業で働くのは向いてないなと感じました。まあ、俗に言う”社会不適合者”だと思いますけど(笑)

ーではベンチャー企業の中で、どのように企業を絞っていったのですか?

石川:複数のベンチャー企業を比較検討するうちに、徐々に規模によって社内での働き方は様々なんだなということに気付いてきました。その中で、メガベンチャーの企業体質は大企業とさほど変わらないのではないかと思うようになり、どんどん小さい規模のベンチャーに目を向けるようになっていきました。


それに加えて、日々の業務内容の構成においては、なるべく「must」なことを減らして、「want」のことをたくさんやりたいと考えていました。要は、自分の好きな事を好き勝手に追い求められる環境に行きたかったんです。


それで、最終的には30人規模のスタートアップに新卒一期として行くことにしました。

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勝つグループディスカッションではなく、負けないこと

ーなるほど。ではここからはグループディスカッションについて伺いたいと思います。石川さんは、そもそも就活の選考フローになぜグループディスカッションがあると思いますか?

石川:僕はビジネスの本質は問題解決だと思っていて、グループディスカッションにおいて学生は、「問題解決に対して貢献できるか」「周囲とうまくコミュニケーションを取りながら物事を前に進められるか」という観点で評価されると考えています。つまり、グループディスカッションは「ビジネスそのもの」なんですよね。


なので、問題解決への貢献度とコミュニケーション力の2点に関しては、常に選考で意識していました。

ー選考においてなぜ石川さんはそれほど勝ち続けることができたのでしょうか?

石川:僕は基本的に「勝つグループディスカッションではなく、負けないグループディスカッション」を行っていました。

ネット上に転がっているグループディスカッションの選考対策記事の中で紹介されているのは、だいたい勝つための対策だと思います。具体的には、「タイムキーパーになる」とか「ファシリテーターをやる」とか。でもそういうのって誰にだってできるし、はっきり言ってノーバリューじゃないですか(笑)

なので、僕はそれとはまったく違うアプローチを行っていました。

ーでは石川さんが心がけていたポイントを教えてください!

石川:グループディスカッションは結局「問いの立て方」を見ていれば、その学生の思考力は概ね把握できるものだと思っていたので、とにかく自分は問いを立てる役に徹していました。

もっといえば、意見を言うのはリスクだと考えていました。


というのも、意見を言うと、その全てに対して根拠が必要になるわけで、その根拠の一つ一つ全てに説得力を持たせるのはかなり難しいからです。実際、自分の意見を主張しようとして頑張っているものの、ことごとく空回りして落ちてしまった人をたくさん見てきたので。

ー具体的に、どういう風に問いを立てるんですか?

石川:例えば、グループディスカッションにおいて、あるテーマで「ターゲットを高齢者にしましょう」という意見が出たとします。そこでの問いは「高齢者に絞る根拠ってどういうものが考えられますかね?」とか「他に根拠って何かないですかね?」とか「高齢者以外の他の選択肢も検討した方が良くないですか?」という具合ですね。

オープンクエスチョンで個人に対してではなく場に対して問いを投げかけることによって、どんどん周りの人から意見が出てくるので、それに対してさらにまた問いを立てる。

そういった形で、正直自分はほとんど意見を言ってませんでした(笑)
先ほども言いましたが、意見を言う(=根拠を考える)ことは”リスク”であると同時に、”めんどくさい”くらいの感覚でしたね。

こんなかんじで何度も数をこなしていく中で、「負けないグループディスカッションをする」という僕の勝ちパターンを確立していきましたね。クラッシャーに遭遇しても、自分のやり方を貫くことで選考を突破していました。

グループディスカッションの4つの秘訣

ーそれ以外に何かポイントや行っていたことはありますか?

石川:基本的なところも含めていくつかあります。

1.アウトプットの形を知る


これは非常に重要です。グループディスカッションの基本的な流れを頭に入れておけば、後はその流れに沿って議論を進めるだけなので、この流れを知っている時点でかなりアドバンテージになると思います。アウトプットに必要な要素から逆算して「この観点足りてないですか?」という形で議論を俯瞰できている状態になれます。これは本を1冊読むだけでできるので実は1人でも対策できちゃいます。


2.意思決定には根拠

これに関しては、すぐに実践できるのでおすすめです。ターゲットの選択に際しても根拠を意識するし、施策の意思決定に対しても根拠を意識するようにする。


例えば、「とりあえずSNSを使って拡散しましょう」という施策は、受け入れやすく一見妥当に思えますが、その根拠について一度考える癖を付けるということです。ぼんやりと共通認識のあるものに対しても、1つ1つ問いを立てることが大事です。

よく根拠を意識しろと言われると思いますが、そのタイミングは「グループの中で何かしらの意思決定、合意形成がなされた時」です。グループディスカッションに自信が無い人でも、これは意識するかしないかの差なので、まずはここから始めるくらいでもいいんじゃないでしょうか。根拠なく曖昧な議論になってしまっているディスカッションが99%なので、この手法は基本的にどこでも通用する武器だと思っています。


3.自分より優秀な人から盗み取る


僕自身、自分より圧倒的に優秀な学生とワークした経験は学びが多かったです。論点の構造化の仕方だったり、問いの立て方だったりを優秀な人からどんどん盗み取ることで、グループディスカッションで負けないようになっていきました。


4.質の高いフィードバックを受ける

表層的なフィードバックではなく、本質的なフィードバックをもらうことは大事です。選考においては人事の方は採用の一環としてグループディスカッションを行っているわけで、必ずしも学生の成長を考えた上でのフィードバックをしてくれるとは限りません。なので、本気のフィードバックがもらえる場や機会を見つけることが重要になってきます。

要はボコボコにされまくるということですね(笑)
エンカレッジのイベントは優秀な内定者からもフィードバックをもらえたりするし、個々のパフォーマンスに応じてどうやったら成長できるかを真剣に考えてくれているので、けっこうオススメですよ。

ボコボコにされた上で、一回一回しっかりと振り返る習慣をつける必要があると思います。

ーでは最後に就活生に向けてアドバイスをお願いします!

石川:グループディスカッションに対して苦手意識のある就活生に向けて伝えたいことは、アウトプットの形を知った上で、とにかく早期から数をこなすことが大事ということです。

年が明けて、本選考が近づいてくるにつれて全体的にグループディスカッションのレベルって下がってくるんですよね。なぜかというと、時期が進むにつれて就活を開始する人が多くなってくるので、グループディスカッションの経験が浅い人の数が増えるからです。となると、ちゃんとグループディスカッションを練習しようと思ったら年内のうちになるべく量をこなす必要性が出てきます。なので、上記の基本的なポイントを押さえた上で、たくさん練習をこなしてほしいと思います。

グループディスカッションに比較的慣れてきた就活生に対して伝えたいことは、何点かあります。

まず、議論の型やフレームワークに囚われてしまわないように意識することです。ある程度場数を踏むと、いろいろ知識やフレームワークの数も増えてきます。そうやって武器が増えてきたら、それをついつい使いたくなってしまって手段が目的化してしまうということになりがちです。なので、この点は常に意識しておいた方がいいと思います。

あと、グループディスカッションの量が追えていると感じてきたなら、次は質を意識するべきです。つまり、ビジネスレベルの問題解決を求めるということ。


本当に優秀な人は、同じ時間あたりのアウトプットの幅と深さが違います。限られた時間の中で、どれだけ網羅性を出して完成度の高いアウトプットを出すことが出来るのかということに重きを置いていると思います。


これは一朝一夕で身に付くものではなくて、本選考と同じように緊張感のある場でひたすら練習を積むということが大事になってくるので、引き続き量と質を追っていくといいんじゃいかなと思います。グループディスカッションはあくまでも通過点で、そのあとに面接がある企業がほとんどだと思います。この面接に進むためにも、ぜひ負けないグループディスカッションをして欲しいですね。

ー情報量が多かったかと思いますが、非常に参考になる点が多いので、就活生の方はこれらのポイントを意識してどんどんアクションを起こしていきましょう!
石川さん、今日はありがとうございました!

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