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コラム
2019/03/15

面接で話す内容は、エントリーシートと同じで良い?現役人事に聞く

3月1日の就活の広報解禁を受けて、皆さん色々と動き出していると思います。また早々に面接の日程が決まっている方もいるかも知れません。今回は選考段階の最初のステップであるエントリーシートと面接の関係をお伝えします。
面接で話す内容は、エントリーシートと同じで良い?現役人事に聞く

エントリーシートと面接で話す内容は同じ?

エントリーシートで記載した内容と面接で話す内容については基本的には同じで全く問題ありません。それは大きくは以下の2つの理由からです。


1.エントリーシートなどの事前資料は面接への情報提供
企業は採用のプロセスにおいては面接実施の前にエントリーシートだけでなく、履歴書、成績証明書などの資料の提出を求めます。それらの資料を下に面接を実施するからです。

また面接時のやり取りにおいて一番多いのはエントリーシートを含む事前資料の内容から質問です。つまり、事前資料は面接官が質問、確認をする為の情報提供になるからです。

従ってエントリーシートで書いた「志望動機」「事業に対する自分なりの企業分析」・・・などについては面接においても同様で構わないのです。

当然、エントリーシートなどについては記載欄の関係もあり文字の制限がありますので、全てを書き切る事は難しいと思います。その中で不足した部分や、強調したい部分について面接で補足していくのが、セオリーです。

言い回しなどが、変わる事はあっても結論、気持ちが誤って伝わってしまう事は避けるべきです。

2.面接時間には制限がある
就活における面接時間は長くても30~40分程度です。面接官が学生とのやり取りをして、その学生を見極めるには決して長い時間ではありません。

しかし現実的には限られた時間の中で面接官は学生の見極めを行わなくてはなりません。従って、エントリーシートと面接時の回答が違ってしまうのは、面接官に余計な確認作業を発生させてしまうだけです。提出する書面から面接まで必ず一貫性を持たせる事を心掛けてください。

面接前に企業は「エントリーシート」をどう使う?

採用人員の数によって面接を行う学生の数は変わってはきます。また1次面接では人事担当者が分かれて行う場合もあります。しかし、どの様な面接においても、面接官の事前準備はほぼ同じです。

まずは面接に至るまでに提出をされた書類に簡単に目を通す事から始まります。その書類とは「エントリーシート」、「履歴書」、「成績証明書」、「その他(アンケートなど)」といったものです。

つまり、前項でもお伝えした様に面接をする学生の事前情報を確認し、質問したい点、確認したい点を簡単にイメージするのです。

具体的に「エントリーシート」という観点から言えば、以下の3点をチェックする為に使っています。

1. 文章全体からの印象
学生から提出される書類においてエントリーシートは学生の手書きである場合が多いのですが、書類をパッと見て書類から第一印象を感じ取ります。「丁寧に書いているな、、、」「字が汚いな、、、」「空白が多いな、、、」など、書類を見た時にこれからの面接を行う学生を想像します。極端な事を言えば書類だけでも面接官は色眼鏡で見る事があり得るのです。

2. 事前準備の質
現在のエントリーシートにおいては質問も多岐に渡っており、単純に「志望動機」、「学生時代に頑張った事」という質問だけでない事もあります。しかし、就活においてはエントリーシートの記入、面接におけるアドリブなどを通じて学生の事前準備を見極めています。

簡単に言ってしまえば、十分な準備がある学生は大抵の事は返答ができますが、準備を行っていない学生は企業分析、事業理解も不十分ですし、企業情報も不足している事が多いものです。

その様に事前情報に対する準備度合いもエントリーシートを読むと見えてくるので、面接においての確認事項(=突っ込みポイント)になるのは間違いありません。

3. 志望動機と企業分析、事業理解
エントリーシートにおいてほぼ鉄板の質問が「志望動機」でしょう。なぜその会社に入りたいのかを学生に問う質問なのですが、面接官はこの質問を通じて学生の熱意や受験企業とのマッチングを見ると共に、
学生の企業分析、事業計画、投資計画などの理解深度を図っています。

志望動機は学生の会社選びの最大の動機です。その動機を学生がどのように構築しているか、自分の行動の理由をどの様に語っているかを志望動機と企業分析、事業理解の関係から見ていくのです。

その為にエントリーシートでその志望動機を簡単に確認し、間違いなく面接で掘り下げてくる事になります。

ESと同じ内容を面接で話す場合、気を付けるべきポイント

繰り返しになりますが、面接は諸々の事前書類の確認の場ですので、エントリーシートで書いた内容と同じ事を話す事は全く問題ありません。

しかし、エントリーシートを丸暗記して棒読みする事には全く意味がありません。面接においては注意をして頂きたいポイントは以下の4つになります。


1. 面接ではエントリーシートを強調、補強する
面接においてエントリーシートに記載をした内容を口頭で強調、補強をするタイミングです。エントリーシートで記載をした内容について具体例などを用いて面接官により強く印象付ける事が求められます。

逆に言えば、エントリーシートや履歴書で興味を引いておく事ができれば、面接官からの質問についても自ずとそちらに偏重していく事が多いので、自分のペースで面接を進める事が可能になるのです。

2. 自分の記載内容を忘れない
面接は事前提出書類を下に進められます。従って、その内容が頭に入っていないと、そもそも面接を通じての確認作業が成り立ちません。一語一句覚えていく必要はないのですが、全体の流れ、使っているキーワードは必須です。

特に「自己PR」「志望動機」「学生時代に頑張った事」「事業理解」といった内容はエントリーシートでも面接でも鉄板の設問項目になりますので、最低でもこの辺りの内容については整理した上で頭に入れておいてください。

3.結論を伝える。
口頭で説明をしている中で面接官からの質問などを受けていると本筋から外れていく事は良くある事です。こういった事象は社会人になった場合の商談においても同様です。

つまり相手のペースで面接や面談が進むと軌道修正が難しくなります。仮にそうなったとしても自分なりの結論を最後に伝える事は忘れないでください。

4.質問を想定する。
エントリーシートは事前情報である事は繰り返しお伝えしていますが、面接にあたっては、「この辺りは質問をされるかな?」と思われる事項を自分でイメージをして準備をする事で面接本番において慌てずにすみます。

社会人と学生の間においては考え方、感覚が大きく異なります。自分の中では問題がないと思う事象でも社会人からは違和感を持たれる場合がありますので、エントリーシートなどについては、キャリアセンター、社会人の先輩などに目を通しておいてもらう事でそういった点は事前に確認できるでしょう。

面接前に復習するべき、話し方のポイント

前項でエントリーシートの内容を覚えておく事をお伝えしましたが、ここではそれらの復習、面接本番の対応についてお話します。

1. 面接の前の復習で大事な事
① 文章を丸暗記はしない
文章を丸暗記すると、その文章を反芻する事に気を取られてしまい、本来伝えるべき大事なポイントを忘れてしまいがちです。気を付けるべきポイントをしぼり、全体の流れとキーワードを頭に入れておいてください。

②企業側の情報を間違えない
自分で行った企業分析を元に志望動機などを伝える場合には数字、単語を間違えて覚えない様に気を付けてください。事業部名、投資先、売上高、関連会社・・・あるとは思いますが、これらの名称、数値などは間違えると面接官はすぐに気づきますので、、、

2. 本番においてのポイント
① 自信を持って話す
エントリーシート、履歴書関連については自分主導で話せる場面です。この場面である意味面接の方向性が決まってしまいます。従いまして、面接の大勢を決めるこの部分は自信をもって話をしてください。

多少長くても面接官は途中で発言を打ち切る様な事はありません。しっか自分で伝えようと思った事を自分のペースで話をしてください。

② 質問は必ず来るものと思う
エントリーシートに関する内容は面接の柱となりますので、ほぼ間違いなく質問がきます。どんなに準備をしたとしても質問がきます。残念ながら、この質問に答えられないようでは面接官の評価は著しく下がります。

それは当たり前なのですが、自分で書いたエントリーシートですから、その内容には答えてもらわないと困りますよね?従って、ここでは企業分析の結果等も準備は必須になります。

③ 強調したい部分を面接官に伝える
これは言葉を用いるからできる部分なのですが、エントリーシートで書いた自己PR、志望動機の中で強調したい部分、補足したい部分について「エントリーシートでは書き切れなかったのですが、、、」「文章では伝えきれなかったのですが、、、」という形で断りをいれながら、強調、補足をする事で面接官の傾聴意識が高まります。

最後になりますが、面接は以下の自分主導で進められるかは、エントリーシート、履歴書などの事前情報に掛かっています。

皆さんが時間を掛けて行う自己分析、企業分析、事業理解、、、などをエントリーシートにうまく散りばめる事で面接は自分の準備の範囲で収まる事が可能なのです。

人事担当者は膨大なエントリーシートなどを選考の過程で読みますが、全てを覚えている事はできません。結局は面接前に確認するために簡単に見直すのです。

その時に「面白そうな学生だな、、、うちの会社に合っているかも知れないな、、、この内容について質問をしてみよう」と思わせる事が出来ればきっと良い面接になることでしょう。

また蛇足になりますが、企業分析を深める為には採用HPなどから情報を取る事も結構なのですが、企他の学生との差別化を図る意味では「有価証券報告書」の熟読をお勧めしています。

これは事業概要、事業課題、貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書(営業、財務、投資)、従業員構成、株主構成、投資案件、などが全て網羅されています。

この辺りを読んでエントリーシートにまとめて、面接を迎えれば、企業分析が進んだ学生と思われる事は間違いありません!!

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