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OB訪問はするべきなのか 就活トップ層の就活を徹底解剖

「商社や銀行はOB訪問をしないと内定が貰えない」「OB訪問で評価されれば、選考が有利に進む」「OB訪問はしても意味がない」そんな意見が飛び交うOB訪問。結局気になるのは「結局OB訪問ってするべきなの…?」という疑問の答え。そこで今回は「OB訪問」をテーマに、就活を終えた150名の学生を調査。トップ就活生のOB訪問経験は、どう選考に活きているのでしょうか?ぜひ参考にしてみてくださいね。

する意味あるの?OB訪問

就活の重大トピックの一つ「OB訪問」。

「商社や銀行はOB訪問をしないと内定が貰えない」 「OB訪問で評価されれば、選考が有利に進む」 「OB訪問はしても意味がない」

そんな色々な意見が飛び交うOB訪問。 気になるのは「結局OB訪問ってするべきなの...?」という疑問の答え。

今回はそんな「OB訪問」をテーマに、エンカレッジで既に就活を終えた2018卒の学生を調査。対象は、超大手企業から今をときめくベンチャー企業まで、いわゆる「難関企業」に内定をもらった150名です。*集計期間2017年10月-11月

トップ就活生のOB訪問経験は、どう選考に活きているのでしょうか?ぜひ参考にしてみてくださいね。

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就活上位層のOB訪問経験は?

そもそも、先輩内定者たちはOB訪問をしているのでしょうか?

アンケート結果をもとに、単純にOB訪問の有無を見てみると「OB訪問をした」と答えた人は約70%、「しなかった」と答えた人は約30%という結果に。

もう一つ気になるのが、OB訪問の量。内定者たちはどれくらいOB訪問をしているのでしょうか。

OB訪問をした人で平均を取ると、就活生一人当たり、OB訪問をした数の平均は約10.5回となりました。

そんなにたくさんOB訪問しているんだ、と驚く方もいるのでは?

では、一番気になるのが、OB訪問は就活に有利になるのか?という問い。

今回は「内定率(内定数/本エントリー数)」の割合と、OB訪問数との相関性を見ていきたいと思います。

「OB訪問をしたほうが良いか」という疑問に答えるため、下記の3つに分けて内定率を計算しました。

①OB訪問をしなかった人 ②OB訪問をしたが、平均人数(10.5人)以下の人 ③10.5人以上OB訪問をした人

その結果は以下の通りになりました。

OB訪問をしている数が多ければ多いほど、内定率も高いという結果に。「0人」と「平均以上」では、なんと内定率に約10%の差が生まれています。

では、なぜこのような結果が出たのでしょうか?

企業側がOB訪問を受け入れる理由

大きく内定率に差が出た理由の一つには、一部の企業は「OB訪問を選考として活用している」というものがあります。

大学のキャリアセンターに行くと「OB訪問のための名簿」がおいてあります。多くの大学においては、その名簿は、企業から提供された連絡先を載せています。 つまり、OB訪問の窓口として、企業が特定の社員を設定しているんですね。

すでに就活を終えた学生に話を聞いてみると、キャリアセンターからOB訪問を申し込んで会ってみたら、「ざっくばらんにお話」とは言いながらも、ほぼ面接だった、というケースも。

企業によっては、就活生と会ったあとは人事への報告が義務付けられているということもあるようです。

つまりOB訪問といいながら、選考を行う。逆にOB訪問を受けなければ選考フローからは一歩後退してしまうケースもあります。そう考えると、OB訪問をしていない人は単純に不利ですよね。

これが一つ目の理由です。

では、トップ層はOB訪問でなにをしているのか?

しかし、OB訪問で選考を行なっている企業はそこまで多いわけではありません。

内定率に差が出た一番の要因は「OB訪問を活用することで、選考対策を進められる」という点にあると考えられます。

ある内定者は「OB訪問は、よりリアルな業界知識を得て、自分の志望動機をブラッシュアップさせる場」、また他の「OB訪問は、その業界への志望動機や自己PRを、客観的な視点で評価してもらう場」と話していました。

学生という視点から「仕事」「社会」というものを捉えようとしても、どうしても主観が入ってしまったり、バイアスが入ってしまう。

社会人のリアルな知見を得ることで、選考で話す内容をブラッシュアップし、本選考へ繋げる努力をしているわけですね。

OB訪問で会うのはその業界で実際に働いている人。面接で出会う社員や人事と、自社や業界に対する知識は遜色ありません。

そういった人に納得されるような志望動機や自己PRを作り上げれば、面接という場でも評価される話ができると言えるでしょう。

「しておくと有利だと聞いたから」と、特に目的や意図もなくOB訪問をしてしまってはいませんでしたか?

自らの志望動機、自己PRをブラッシュアップする場としてOB訪問を活用する。皆さんも、そんな意識を持ってOB訪問に臨んでみてくださいね。

エンカレッジでは、今後も就活を終えた先輩にアンケートを取っていきます。いろんな就活の謎を解明していきたいと思っているので、是非参考にして見てください!

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