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【23卒】面接で他の就活生に「1歩」ではなく「100歩」差をつけるための3つのポイント

就活ではエントリーシート(ES)やSPI、適性テストなど様々な選考が課されます。中でも企業が採用において最も時間を割くのが面接です。今回は、就活において最も重要な選考である面接について解説していきます。面接で圧倒的に周りと差をつけたい!そんなあなたに1歩ではなく100歩差がつく面接のポイント3つを紹介します。

就活において面接で他と100歩差をつける3つのポイント!

一般的な面接対策の記事や本には

・笑顔でハキハキ話しましょう。 ・結論ファーストで、聞かれたことに的確に答えましょう。 ・熱意を伝えましょう。

などが書かれているのをよく見かけます。確かに、上記事項は面接において大切なことです。しかし、こうしたポイントは、ほとんどの就活生が知っていて、実践をしているでしょう。

そのため、例えば「笑顔でハキハキと話す」ことを実践しても、他の就活生とはあまり差がつきません。差がついたとしても1歩や2歩。

本記事では他の就活生に100歩差をつけるため、特に重要な3つのポイントを解説していきます。

3つのポイントを理解し、他の就活生に100歩差をつけるための方法を学びましょう。

100歩差がつくポイント① 「面接前の下調べ」 100歩差がつくポイント② 「面接中の受け答え」 100歩差がつくポイント③ 「面接最後の逆質問」

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他の就活生に100歩差をつけるための「面接の下調べ」

まず重要なのは、面接を受ける前に「下調べ」をすること。下調べはいわゆる企業研究や業界研究のことを指します。これらは面接において「説得力のある志望動機」を話すためにとても大切な要素の1つです。

では、なぜ下調べが重要になるのでしょうか。志望動機とは「他の企業でなく、なぜこの企業に入社したいのか」を説明するものです。その説明に説得力を持たせるには「その企業にしかないもの」を明確にし、具体的に話すことが大切です。

反対に、志望動機の抽象度が高ければ、他の企業にも当てはまる内容になり、「その企業に入社したい理由」をうまく伝えることができません。

具体的な事例を考えてみましょう。

例えば、「貴社の若手から裁量権を持って働けるところに魅力を感じました。」といったような抽象的な志望動機。

これは非常に多くの企業に当てはまる内容です。面接官からすれば「他にも若手が裁量権を持てる会社はある」と感じてしまうでしょう。

「その企業に本当に入りたい」という説得力には欠ける志望動機です。

一方で、「貴社の〇〇という制度において、年齢問わず手をあげることによって誰でも挑戦の機会が得られるところに魅力に感じました。」という、より具体的な志望動機はどうでしょう。

〇〇という制度がその会社にしかなければ、「その企業でなくてはならない理由」になります。

このように、『なぜこの企業を選んだのか』その理由を具体的に話すことによって、説得力のある志望動機になります。

このように、その企業に入りたい理由をより具体的にするために、下調べが重要になるのです。

・HPやWebサイト ・口コミサイト ・OB・OG訪問 ・同じ就活生からの情報

など、様々な手法で下調べをすることができます。より具体的で説得力のある志望動機を話すためにも、きちんと下調べをしておきましょう。

最低限HPで調べておきましょう。

◆1歩差がつくには!

「業界全体を調べる」ことが重要です。なぜなら、説得力のある志望動機には、『この企業ではならない理由』が必須だからです。

例えば「A社の海外進出への興味」が志望動機だったとします。しかし、B社もC社も同じ様に海外進出をしていた場合、これは志望動機にはならないですよね?

つまり、複数の企業を調べておくことによって、企業ごとの特徴が見え、志望動機を強固にすることができます。

・業界の中でのポジション ・企業の優位性

を把握しておくと、この企業でないとならない理由につながります。

実際の面接では、(例として医療メーカー志望の場合)

「私は、医療機器の販売を通じでより多くの患者さんに充実した医療環境を提供したいと思っています。御社は、〇〇という機器において業界シェア1位を獲得していることから、より多くの患者さんに充実した医療環境を提供できる可能性が最も高いと思い志望させていただきました。」

といったように自分の軸と企業の優位性や業界でのポジジョンがもたらす影響を関連づけると説得力のある志望動機ができます。

◆100歩差がつくには!

「絵空事ではなく、実際の業務内容を細かく把握しておく」ことも重要です。

よくありがちなのが「企画がしたいです」「研究開発に携わりたいです」といった志望動機。しかし、実際の業務内容は泥臭いものが多いです。

地味で泥臭いことを真面目にできるかはどの企業においても必要とされている能力の1つです。

「イカしたプレゼンで、契約をたくさんとりたい!」と考える学生が、「私の長所であるコミュニケーション能力を活かして、営業でトップの成果を出せるようプレゼンを頑張りたいです。」

というような発言することは珍しくないでしょう。

しかし、営業の仕事に目を向けてみると、「新規の営業を行うために、毎日数十件〜数百件のアポ電話をかけ、契約に繋がるのは数件」といったこともしばしば。

営業として活躍するためには、「プレゼンテーション」という華やかな部分だけではなく、泥臭く努力をできるかどうかも重要。

もちろん、これは営業職だけではなく、他の職種においても同様です。

「イカしたプレゼンで、契約をたくさんとりたい!」という志望動機だけを話しても、面接官は「絵空事を描いているな、華やかな部分ばかりに目を向けていて、泥臭い仕事はなかなか続かなそうだな」という印象を得てしまうかもしれません。

ですから、ここでも下調べが大切になるのです。

仕事には華やかなことばかりだけではないという現実をしっかりと認識し志望動機に反映することによって

「自分は数が質を生むと考えています。貴社の営業部に配属された場合は、誰よりもアポの電話をかけ、数をこなしていきたいと思います。」

という志望動機になり面接官に「絵空事でなく、きちんと現実を見た上で志望してきているな」という印象を与えます。

このように、志望動機に『自分がどのような仕事に取り組み、企業に対してどんな貢献ができるか』を現実を捉えた上で話すことによって、面接官は「入社しても活躍してくれそうだ」という印象を持ちます。

具体的な業務を把握するには

・部署ごとの仕事内容 ・時期による仕事内容 ・その会社ならではの仕事内容

を調べておくと良いでしょう。

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他の就活生に100歩差がつく「面接の受け答え」

面接官に好印象を与えるために、「面接での受け答え」を対策しましょう。「百聞は一見にしかず」という言葉がある通り、文章より直接のやりとりの方が情報量は多いです。

そのため、新卒採用の選考ではESよりも面接の方が重視されることが一般的です。例えば、

・話がダラダラと長い。 ・イメージが湧かず言いたいことが伝わらない。 ・質問に対して会話が成り立たず、キャッチボールができない。

といったことは、面接官に悪印象を与える要因になります。「伝わる」コミュニケーションを意識しましょう。

直接会った印象や受け答えは、あなたの印象を大きく左右します。

◆1歩差がつく!

「数字やデータなどの客観的な事実を用いる」「すごい、高い、多い」といった形容詞を多用する人をよく見かけますが、「どのくらいすごいのか、高いのか、多いのか」は人によって感じ方は違います。

だからこそ、数字やデータなど誰もが共通認識が取れるものを示す必要があります。

例えば「大会で高い成績を残しました」「全国大会で100名中3位という成績を残しました」

前者では、どのくらい高い成績なのかわかりません。 県大会なのか、はたまた世界大会なのか 大会の規模や参加人数によって、印象は異なります。

後者のように、具体的数値を示すことにより、その成果を定量的にイメージすることができるため、「伝わる」コミュニケーションになっていると言えるのです。

「仕事」においても「定量的で明快なコミュニケーション」は非常に重要。こうしたコミュニケーションによって、面接官は「仕事でも通用する優れたコミュニケーションを取る人物だ」と評価してくれるでしょう。

◆100歩差がつく!

「面接官がイメージしやすい具体例を用いる」

うまく伝えるための方法として最も有効なのが「具体例」です。

人間は未知の情報に対して、明確なイメージを描くのは難しいものです。相手がイメージを描きやすいコミュニケーションをとることで、より具体的にものごとを伝え、評価をしてもらいましょう。

そのためには、「相手が経験したことのあること」もしくは「万人がイメージできるような事例」を用いるとよいです。例えば自己PRだと、

「私は、1つの物事に対し繰り返し同じ行動を続けることができます。」

これでも意味は通じますが

「ケーキにイチゴをひたすら載せる作業が苦ではないタイプです。」

こちらの方が、面接官も「そういったタイプの人なんだな」と、長所のイメージが明確になるわけです。

他の就活生に100歩差がつく「面接の逆質問」

逆質問はHPに乗っていないことや、企業説明会で話されなかったことなど積極的に質問しましょう。

逆質問がないと、面接官は「この学生は弊社に興味がないのかな。」っといった印象を与えてしまいます。その企業への興味を伝えるためにも、逆質問は重要です。

また、逆質問は「企業を深く知るチャンス」でもあります。

・社員の人柄 ・チームで気をつけていること ・事業ごとやチームごとでの課題

など、具体的な質問をすると企業の特徴を知ることができ、志望動機をより明確化することにも活用できるでしょう。

◆1歩差がつく!

「人によって違う回答が返ってくる内容の質問すをる」

・〇〇事業はどういった人たちが働いていますか? ・チーム間での情報提供を円滑にするために取り組んでいることはありますか? ・他部門と交流する制度はありますか?

こういった質問は、誰に聞いても似たような回答が返ってくることが多いでしょう。

一方、

・〇〇さんから見てこの企業の満足している点はなんですか? ・この企業に入社しようと思った1番の要因はなんですか?

といった質問は、人によって回答が違います。後者のような質問はHPや企業説明会ではあまり情報が入らないことが多いです。是非積極的に質問してみましょう。

◆100歩差がつく!

「TPOを含んだ質問をする」

TPOとはTime(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)のことです。これらを含むことによって、より具体的な質問ができます。例えば、

「新卒に期待することはなんですか?」っという質問に、時間を付け加えると

「入社して3年後に期待することはなんですか?」

となります。このように、一般的な質問でもTPOを付け加えることによって具体的になります。

具体的な質問をすることによって、質問された側は考えやすくなります。

面接官が答えやすい質問をすることによって会話がスムーズに進み、よい印象を与えます。

最後に、最も大切なのは『圧倒的に考え、圧倒的に行動すること』

最後まで見ていただきありがとうございました!

業界や業種によっても面接のポイントは異なってくるので一概には言えませんが、就活における面接時に意識していただきたいのは「具体性」です。

話が抽象的だと、どんなに良いことを言っても面接官に刺さりません。相手に「伝わる」コミュニケーションを意識しましょう。

今回紹介した100歩差がつくポイントは全て『考えている量』が最も多くなっています。大切なのは『圧倒的に考えて圧倒的に行動する』こと。

そうすることによって100歩どころではなく、突き抜けることができる と思います。

本記事を読んで満足するのではなく、実践を通して自分のものにしていきましょう!

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