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面接で聞かれる「一般常識」とは?就活で頻出のWEBテスト

就活では、主に書類と面接による採用選考が行われます。その過程において、一般常識が問われる場面が必ずあります。一般常識とは何なのでしょうか?就活で頻出のWEBテストと併せて、特徴や対策方法をお伝えします。

面接における「一般常識」とは?

就活の場で聞かれるとされる「一般常識」。でもこの「一般常識」って何を指しているの?と気になる方も多いのでは?

面接における「一般常識」の定義は、世間一般に広く知れ渡っている基本的な知識のことです。性質は、時事問題が多くなっています。知識レベルは、小学生から中学生レベル。時事問題の他に、国語・算数・理科・社会・英語の基本5科目を基に作られた問題が出されます。

採用面接では、稀に時事問題を問われることが多いです。例えば、「最近気になったニュースは何ですか?」という質問が挙げられます。

この場合、比較的新しいニュースを1つ挙げ、その内容を要約し、興味を持った理由と自分の考えを述べることになります。重要なことは、2点有ります。1点目は、ニュースの内容を分かりやすく簡潔に内容を伝えること、また自分が持つ意見を述べることです。

1点目は、分かりやすく簡潔に内容を伝えられること。なぜなら、ビジネスにおいて、報告やプレゼンの場面で、要約の能力が必要だからです。

具体的には、新聞に掲載されている本文の内容を理解し、実際に相手に伝える際は、見出しやリード文を使った内容を述べるようにします。

2点目は、自分が事柄に対して持っている考え方を述べること。なぜなら、単純な事実の報告をするだけでは自分のことが伝わらないため。つまり、面接官の頭に一切残らない回答になってしまいます。

就活は、多くの就活生が一斉に企業の採用選考を受けるため、他の就活生との差別化が重要です。要約部分はできる限り簡潔にまとめ、自分の考えを述べる時間を多く持ってください。

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面接前に聞かれる「適性検査」とは?

就活において面接前に行われることが多いのが、「適性検査」です。適性検査は、書類選考と同時、または、書類選考通過後に行われ、主に足切りとしての性質を持っています。

実施方法は主に、自宅のパソコンで行う「WEBテスト」、企業が指定する会場で行われる筆記試験である「ペーパーテスト」、専用の会場でパソコンにて実施される「テストセンター」の3種類あります。

さらに適性検査の問題には複数の種類があり、企業ごとに採用するテストの種類が異なります。ここでは、適性検査の中でもメジャーな「SPI、玉手箱、ENG、GAB」の4種類についてお伝えします。

1つ目は、SPIです。SPIは「Synthetic Personality Inventory」の略で、リクルートキャリア社の開発により提供されています。多くの企業で採用されている、最も一般的な検査です。

基本的には、テストセンター形式での受験となります。SPIの中身は、性格検査と基礎能力検査に大別されます。

2つ目は、玉手箱です。玉手箱は、日本エス・エイチ・エル者の開発により提供されています。

受験はWEBテスト形式です。玉手箱は、WEBテストにおいては最も多く採用されている検査。中身は、能力テストと性格テストに大別されます。

3つ目は、ENGです。ENGは、SPI英語とも呼ばれる、英語問題のみのSPI検査です。テストセンターとペーパーテストにて実施されています。

英語力が必要とされる企業での採用が多くなります。問題の形式は7種類で、同意語・反意語・空欄補充・英英辞書・誤文訂正・和文英訳・長文読解という構成です。

4つ目は、GABです。GABは、日本エス・エイチ・エル者の開発により提供されています。受験は、WEBテストとペーパーテストです。

中身は、言語・計数・性格診断の3つに大別されます。その問題の性質から、主に総合商社や金融業界の企業において採用されやすい検査です。

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就職活動における「一般常識」と「適性検査」の違い

就職活動における「一般常識」と「適性検査」の違いとは何か?それは、出題形式、問題の内容、対策の必要性の3つです。

1つ目は、出題形式の違いです。一般常識には決まった出題形式はありません。しかし、適性検査には一定の出題形式があります。出題形式とは例えば、全体の構成、問題文の口調、選択肢の数、問題数、問題の出題順序などのことです。

2つ目は、問題の内容の違いです。一般常識は、問題の内容が幅広くなります。一般常識は時事問題が中心のため、過去の出来事から最新ニュースに関する問題まで、様々な内容が問題です。

適性検査は、範囲が狭いけれど特徴的な問題内容になっています。適性検査は、違う企業で同じ問題が出題されることもあるくらい、出題内容が決まっています。

3つ目は、対策の必要性の違いです。一般常識は、決まった出題形式はなく範囲も広大なため、対策が難しくなっています。

しかし、問われる内容は小学生から中学生レベルの基本的なもののため、対策の必要性はそれほど高くありません。時事問題対策として日々ニュースに目を通すくらいで十分です。

一方、適性検査は対策の必要性が高くなっています。なぜなら、出題形式が決まっていて問題内容も特徴的だからです。

適性検査の範囲は狭いため、対策は比較的やりやすいと言えます。そのため、一般常識よりも適性検査対策に時間を注ぐべきです。適性検査の対策は、第一に適性検査の種類をリサーチし、第二に市販の問題集を用いて練習を繰り返す、という方法がお勧めです。

このように、一般常識と適性検査には大きな違いがあります。自分が志望する企業がどんな選考を行っているかを把握し、事前に対策することが重要です。なぜなら、様々な種類の選考が存在するからです。

志望する企業が過去に行なった選考を知ることができれば、その通りの対策を行いましょう。ほとんどの企業で、毎年同じタイプの選考を行うことが多くなっています。

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面接前に…少なくともやっておきたい「一般常識」の勉強方法

一般常識は、出題形式が決まっていない、問題内容の範囲が幅広い、などの理由から、対策が難しくなっています。では、どのように対策をすれば良いのでしょうか?ここでは、企業の面接前に少なくともやっておきたい「一般常識」の勉強方法についてお伝えしていきます。

一般常識の勉強の仕方は、ニュースのチェックと問題演習の2点です。

1点目は、ニュースのチェックです。ネット、新聞、テレビで最新のニュースをチェックしましょう。

なぜなら、面接で問われる一般常識は、時事問題に関する内容が大半であるからです。

ニュースをチェックする際のやり方としては、注意点が2つ。1点目はできるだけ多くの情報に触れること、2点目は、その情報をノートやスマホのメモに集約することです。

ネット、新聞、テレビから幅広く情報を収集しましょう。お勧めは、日経新聞の購読です。日経新聞には、経済関連のニュースが詳しく掲載されています。

多くのビジネスマンは日経新聞を購読するため、内容を把握することにより面接官と共通の話題を持てます。特に、金融関連の企業を志望する就活生は、できるだけ購読をお勧めします。第二に行うべき対策は、まとめることです。

気になるニュースの情報を収集したら、内容を要約して自分の見解を文章に表しましょう。お勧めは、日経新聞の切り抜きです。気になるニュース記事を見つけたら、それを切り抜いてください。切り抜いた記事はノートに糊付けします。

その横に、要約と自分の見解をまとめたものを書き出します。この作業を毎日繰り返し行うことで、自分だけのノートを作れます。毎日練習を行うことで、時事に関する知識を深めること、要約や自分の見解を表す能力を向上することができます。

新聞に掲載されているニュースは、見出し、リード文、本文の順番に構成されているためです。この中で面接において述べるべき要約分は、見出しとリード文の部分です。

始めは慣れない作業で困惑することも少なくありませんが、新聞を購読して気になるニュースについて自分なりに要約する練習を行なって下さい。以上2つの段階を用いて日々ニュースをチェックし、対策を行いましょう。

2点目は、問題演習です。市販の対策本を用いて、一般常識の問題演習を行いましょう。対策本には、一般常識で出題される可能性の高い問題が、まんべんなく掲載されています。

範囲が幅広い一般常識の対策を自力で行うことは難しいため、1冊の対策本の問題演習をしておくことをお勧めします。時間がない場合は、国語に関する問題のみこなすことをお勧めします。なぜなら、小学校や中学校で習った漢字や慣用句など基本事項を復習できるからです。1度でも問題演習を済ませておけば、面接における一般常識問題に十分対応が可能です。

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