公開日:
最終更新日:

【例文多数】面接で評価される自己PRのノウハウ

自己PRは面接官が重視している質問のひとつ。どんな内容を、どのように伝えれば評価されやすいのでしょうか。本記事では、面接における自己PRのアピール方法を、有名企業に内定した先輩たちの例文とともに紹介します。

面接で評価される自己PRとは何か?(例文あり)

●面接の自己PRでアピールすべきこと

面接における自己PRでは、自分の強みを示し、企業に採用メリットを伝えます。

強みの内容は、長所・特技・能力など、どんなことでもかまいません。 たとえば、「リーダーシップがある」「語学力がある」「誰とでも仲良くなれる」など。

「強み」+「それを発揮した具体的なエピソード」+「入社後にどう活躍するか」の3つをアピールするのが自己PRの基本になります。

======================

<自己PR例文>

私の強みは語学力です。 大学2年生の春、ドイツ語とイタリア語に興味を持ったため独学で学び、それぞれの国に半年ずつ留学を経験しました。その結果、ドイツ語検定準1級、イタリア語検定1級を取得しました。小学3年生までアメリカで育ったので、英語も得意でTOEFL iBTは106点です。 グローバルな展開に注力している御社において、4カ国後を話せることを生かし、さまざまな国で御社製品を流通させる仕事に貢献したいです。

======================

●自己PRと、長所・ガクチカなどとのちがいは?

強みにまつわる企業からの質問には「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)」「長所」「特技」などがあります。これらと自己PRでは、どんなちがいがあるのでしょう?

■ガクチカとのちがい

ガクチカは、あくまでエピソードが主軸です。 「私が注力したことは〜」「私が学生時代に頑張ったことは〜」とはじめ、出来事の成果や学んだことを伝えます。ゆえに、エピソードは1つだけに絞ります。

反対に、自己PRではあくまで特長・能力を伝えることが主軸で、エピソードはそれを補足するためのものです。特長・能力に再現性があることをアピールするために、複数のエピソードを盛り込んでも良いです。

======================

<ガクチカ例文>

私が学生時代に頑張ったことは、塾講師のアルバイトです。担当生徒のひとりに、「勉強嫌い」の中学3年生の生徒がいたのですが、毎回「嫌いな要素は何か」「どういうところが面白くないのか」をヒアリングすることで「頑張っても結果がでないから嫌い」と言っていたことがわかりました。学年をさかのぼって簡単な問題から解けるようにすることで自信がつくようにした結果、偏差値46から68にまで伸び、無事志望校に合格させることができました。

======================

<自己PR例文>

私の特長は「傾聴力」です。塾講師のアルバイトで、「勉強嫌い」の生徒を担当したのですが、「なぜ嫌いか」をヒアリングすることで「頑張っても結果がでないから嫌い」と言っていたことがわかりました。簡単な問題を解くことで自信をつけた結果、偏差値46から68にまで伸び、無事志望校に合格させることができました。このほか、コールセンターのアルバイトでも傾聴力を評価してもらい、店舗賞をいただきました。 この傾聴力を生かして、お客様に寄り添った接客ができればと思っています。

======================

同じエピソードでも、面接におけるアピールの仕方が異なることがわかるはずです。

■長所・特技とのちがい

長所は性格や行動傾向にまつわるもの(責任感が強い、協調性がある、チャレンジ精神が強いなど)です。特技は、それ以外の能力にまつわるもの(語学力、プログラミング、どこでも寝ることができるなど)です。

自己PRでは、長所・特技どちらでもアピールすることができます。

ただし長所または特技についてすでに問われている場合、自己PRでは別の特長・能力を回答できるとさらに良いでしょう。 限られた面接の時間で、さまざまな特長・能力があることを企業側に示すことができます。

たとえば、特技では「私の特技は人の顔と名前をすぐ覚えられることです」、長所では「私の長所はつねに前向きなことです」、自己PRでは「私は粘り強く努力することができます」など。 重要なのは、内容に矛盾がないようにすることです。長所に「リーダーシップ」とあげているのに、自己PRでは「サポート役に向いている」などと挙げてしまうと、きちんと自己分析ができていないと思われてしまいます。

●面接で、自己PRを問う意図は?

面接官は、面接での自己PRから以下のポイントを見極めようとしています。

・きちんと自己分析ができているか? 客観性はあるか? ・しっかり企業研究はできているか? 志望度は高いか? ・志望者の特長・能力・人柄が、企業に適したものであるか? ・コミュニケーション能力はあるか?

いずれも、採用を決めるうえで重要な要素を自己PRで判断しようとしているのです。 では、これらのポイントをきちんと押さえ、「ぜひうちに入社してほしい!」と思われるような自己PRのアピール方法を見ていきましょう。

【ガクチカのエピソードに困っているあなたへ】 アルバイトやサークル、学業経験を総まとめ いわゆる"普通"のエピソードで人気企業から 内定を獲得した先輩のESをまとめました ▼資料のDLはこちらから

例文でわかる! 面接における自己PRの上手な話し方

●評価される! 面接での自己PRの基本構成

自己PRでは、「強み」+「それを発揮した具体的なエピソード」+「入社後にどう活躍するか」の3つをアピールするとお伝えしました。 企業から面接で評価されるための構成や内容は、以下のポイントを意識すればOKです。

**********************

1.強み 冒頭に、アピールしたい特長・能力の結論を持ってきます。 結論は1〜2文でまとめること。もし長くなりそうなら、「私の長所は2点あります。1つは〜」などと始めること。 簡潔な冒頭であるほど、面接官の関心をひくことができます。

2.それを発揮した具体的なエピソード 次に、その特長・能力を発揮したエピソードを提示します。 エピソードには、5W1H(いつ・どこで・だれが・なにを・なぜ・どのように)や数字を入れると、具体性が増し、伝わりやすくなります。

また、エピソードの最後には成果を入れるようにしてください。経験を通して学んだこと、達成した数値、変化の内容など。これを入れることで、エピソードがひとりよがりなものでなく、きちんと結果を出している人材であることが伝えられます。

3.入社後にどう活躍するか 特長・能力を活かして、志望企業でどのように活躍・貢献するつもりなのかで締めるようにします。具体的な活躍を示すことで、企業に採用メリットをアピールしやすくなります。 業界・企業・職種で求められる適性をアピールできるとさらにGOODです。

**********************

内容のボリュームは、2>3≧1を意識すると、わかりやすく伝えやすいです。

これらの要素を意識して構成された、自己PRの例文を見てみましょう。

======================

<自己PR例文>

私の長所は目標に向かって最後まで取り組み続けることです。 ↑冒頭に結論。簡潔にまとめることで、コミュニケーション能力をアピールできます。

学部時代はアイスホッケー部に所属し、毎年大会に向けて必死に練習しましたが3年間スタメンに選ばれることはありませんでした。スタメンを勝ち取るにはプレースピードが足りていないと思い、スピードを上げるために速く滑る練習を部活以外でも自主的に取り組むために時間を見つけてリンクに通うことにしました。

速く滑るために自分のスケーティングフォームをゼロから見直し、後輩に頼んでフォームの動画を撮影してもらい、分析と試行を繰り返しました。4年目には部員の中でもトップ3になるほどスピードが速くなり、スタメンを勝ち取ることができました。

↑具体的なエピソード。状況がわかりやすく、成果もちゃんと把握できます。客観性があり、自己分析がきちんとできている印象を与えられます。

貴社の営業では、諦めず取り組む姿勢がもっとも重視されると聞きました。この力を活かして、営業目標を必ず達成したいと思います。

↑最後に、どう活躍するか。企業研究をしっかりおこなっていることから、志望度の高さが伝わります。また、適性があることもアピールできています。

======================

●ESと内容は変えるべき? 適切な長さは? 面接での話し方のポイント

自己PRの基本構成について理解したところで、実際に話すうえでのポイントを紹介していきます。

□ESの内容=面接で話す内容でOK

面接では、基本的にESや履歴書に書いたものと同じ内容をアピールしましょう。 まったくちがうことをアピールしてしまうと、一貫性がない人物だと思われてしまいます。

もしどうしてもちがう話をしたい場合は、「ESでは■■と書いたのですが、■■を経験したことで■■と考えるようになりました」など、アピール内容が変わった理由を伝えることが重要です。

ただし、ESを丸暗記する必要はありません。

企業側もESを見ながら質問しているので、多少ちがう表現をすることは問題ないです(例:「リーダーシップがあります」→「人の先頭に立つことが得意です」など)。 口頭でアピールするときに、話しやすい単語を選べばOKです。

□1分程度で話す

面接官から時間指定がない場合、1分程度で話すことを意識しましょう。 これが、もっとも興味を持って聞いてもらいやすい長さです。 長々と話すよりも、企業側から追加で質問される可能性が高く、話が盛り上がりやすいです。

1分以上の自己PRを指定された場合は、5W1Hや数字、その時どう感じたかなどを細かく伝えることで、具体性を上げると良いでしょう。

1分程度は、文字数で換算すると、300字ほどが目安です。長くても400字ほどを意識しましょう。 1分で話すには余裕を持った文字量ですが、多くの人は緊張すると早口になってしまいがち。確実に伝えるためには、少なめの文字数を意識し、ゆっくり話すことを心がけましょう。

□明るく、ハキハキ話す

せっかくのアピール内容も、話し方によっては信憑性が下がってしまいます。自己PRの際は、自信があるように見せることが大切です。

具体的には、 ・普段よりも声を張って、ハキハキと話す ・笑顔を心がける ・面接官の目を見ながら話す などを心がけると良いでしょう。

とはいえ、自分では上手く話せているかの判断は困難です。 面接の前に、話し方を家族や友人、できれば志望企業の社員の方に見てもらい、意見をもらうようにしましょう。

●ここに注意! 面接における悪い自己PRの例

ここまで、面接での良いアピールの仕方を見てきましたが、反対に就活生がよくやってしまいがちなNG例について紹介します。 自分も面接の自己PRで同じミスをおかしていないか、チェックしてください。

□強みを2つ以上アピールしようとしている

<NG例> 私の長所は、積極性があり、視野が広く、責任感が強いことです。 私は、ブラスバンド部で副部長を務めています。私の部はこれまでに一度も文化祭でステージに上がったことがなかったのですが、私は積極的に顧問と部員に掛け合い、その結果出場が決まりました。

また広い視野を使ってほかの文化祭でのブラスバンド部の演出を研究することで、部員全員が納得するような選曲をすることができました。さらに、出場までの練習や飾り付けの管理を、責任感から最後まで成し遂げ、その結果文化祭で最多の200人以上のお客様を導入できました。 これらの長所を使って、多面的に御社に貢献したいです。

<改善ポイント> ・いろいろな長所を挙げたくなる気持ちはわかりますが、内容が散漫になり、かえって印象に残りません。特長・能力は1つに絞りましょう。

<改善例> 私の長所は、視野が広いことです。 私は、ブラスバンド部で副部長を務めています。はじめて文化祭に出場が決まったとき、他校のブラスバンド部を参考に選曲から演出までを決めることになりました。しかし、練習してもうまくいかず、オリジナリティも出せず、部の雰囲気が悪くなってしまいました。そんな時、私は海外の発表会を参考にすることを思いつきました。とくにブラスバンドが盛んなカナダなどの部の演奏を見ることで、できることが増えていきました。その結果、私たちの演奏は話題となり、文化祭で最多の200人以上のお客様を導入できました。 私はこの広い視野を使って、何か困難にぶつかったときの打開策を、つねに見つけられる社会人になりたいです。

□役職や賞歴のみでアピールしようとしている

<NG例> 私の長所はリーダーシップです。 大学の野球部で部長を務めており、社会学ゼミでもゼミ長を務めています。また、居酒屋チェーンのバイトでもバイトリーダーを務め、表彰されました。 この経験を活かして、御社でもチームをまとめていきたいです。

<改善ポイント> ・役職や賞歴だけでは、人柄が伝わってきません。エピソードは1つにしても良いので、その経験においてどう考えて行動し、何を達成したかを入れるようにしましょう。 ・5W1Hや数字、学んだことなどを入れることで、オリジナリティや具体性を付与しましょう。

<改善例> 私の長所はリーダーシップです。 私は居酒屋でアルバイトをしており、3年間リーダーを務めております。14人いるアルバイトのうち6人は欠勤や遅刻が多く、社員の方に叱られて士気が下がっていました。私はメンバーの気持ちを考慮しつつ、欠勤・遅刻率を下げる方法を考えました。 まず、一人ずつ話を聞き、各自の状況を考慮したシフトを組むようにしました。また、できなかったことではなくできたことに着目して褒めてもらうように社員の方にお願いしました。その結果、欠勤・遅刻が0になり、私は20店舗中の最優秀店員として表彰していただきました。 御社でも、チームメンバーに向き合って良いところを見出すことで、チームで結果を出せるようにしたいです。

□話しているエピソードから、強みが伝わってこない

<NG例> 私の長所は、諦めずに努力できることです。 私のゼミでは3年時に1万字のレポートが課されます。文字数の多さに諦めそうになった日もあったのですが、無事レポートを提出することができました。 この長所を活かして、御社の営業職でも、粘り強く行動し、営業目標を達成したいです。

<改善ポイント> ・当たり前で、誰でもできるようなことはエピソードとして不適当。「困難なことを達成した」経験が伝わるように、具体的な成果を盛り込むようにしましょう。

<改善例> 私の長所は、諦めずに努力できることです。 私のゼミでは1万字のレポートが課されます。私は「ゼロ年代のアニメにおける家族の変遷」をテーマにしたのですが、先行研究がなく、レポートにするのは難しいのではとゼミ仲間から言われました。しかし、教授に相談したところ、1から自分でアニメを研究して母数を証明することができれば、書くことは可能だと教えてもらいました。なので、私は2ヶ月で1000本以上の作品を鑑賞し、レポートを完成させました。内容を評価していただき、レポートは学内優秀賞を獲得することができました。 この長所を活かして、御社の営業職でも、粘り強く行動し、営業目標を達成したいです。

【インターン対策資料を一括ダウンロード】 業界分析、面接、ESの書き方、内定者のESなど、インターン選考に必要な対策資料が全てここに! 元採用担当者や内定者、現役社員から聞いた選考突破のコツがここに凝縮! ▼資料のDLはこちらから

人気企業に受かった先輩の例文から、面接の自己PRを学ぼう

ここまで見てきたポイントを踏まえ、有名企業の面接を通過した先輩たちの自己PRを紹介していきます。 業界ごとに掲載しているので、志望業界の面接で好まれやすい自己PRの内容はどんなものか、参考にしてください。 ※掲載にあたり、個人情報保護のため一部伏せ字、または表現を変えたものがあります。

●インフラ業界

====================== <21卒、400字程度、内定企業:東日本旅客鉄道>

私の強みは、「目標を達成するための努力を惜しまない」ことだ。 私は学部時代に所属した■■部で、トップ層と並ぶ知名度やレベルにして後輩に受け継ぎたいという思いから、全日本優勝という目標を立て、主に三つのことに取り組んだ。一つ目は、誰よりも練習するため体育館に最初に来て最後に帰ること。

二つ目は、大会優勝者と自分の動画を毎日比較して短期的課題を分析し、一つずつ改善すること。三つめは、自分の分析や他大学との交流で得た新しい考え方を採り入れることを積極的に部員に提案し、それまで個人プレーだった部員の間での議論を活発化させ、お互いに欠点を指摘しあうことである。

それでも一般大会では入賞できなかったが、最後まで粘り強く練習し三年次の最後には、同部史上初全日本大会個人三位を収めた。 この経験と力を生かし、「技術で人の当たり前を支えて社会や生活を豊かに、便利にする」ことを実現したい。具体的には、貴社の持つ世界でトップレベルの列車制御技術に携わり、より高密度な運行を可能にすることに貢献したい。

======================

●医療業界

====================== <21卒、400字程度、内定企業:朝日インテック>

私は、自らの意思で積極的に現状を変えようと行動し、あきらめることなく努力を続けることができます。 私は、海外経験が少なく、外国の文化について全然知りませんでした。そこで、このグローバル化の時代において、外国の様々な価値観をもつ人々と触れることで視野を広げたいと考え、学科で開催されるカンボジアでの実地研修へ参加しました。

現地学生と円滑にコミュニケーションを行うため、事前準備として以下のことに取り組みました。一つ目は外国人との対話に対する不安の解消のため、毎日30分のオンライン英会話を2年間継続しました。二つ目は、月3回の留学生交流会に自主的に参加し、英語で自分の考えを伝える方法を学びました。

その結果、研修において現地の学生と円滑に共同研究を行えただけでなく、価値観や文化の違いに対する相互の理解にまで至りました。 私は御社でも、積極的に課題を見出し、不断の努力によってこれを解決します。

======================

●広告・マーケティング業界

====================== <21卒、250字程度、内定企業:サイバーエージェント>

私は、責任を持ってチームのために尽力することができます。 これは、小学生から続けているサッカーでの経験と、大阪教育大学在学時、各講義を通してあらゆる学科の学生と様々なグループワークを経験することで培ってきました。 サッカーでは、キャプテンや副キャプテンを務めることが多く、メンバーからの声を聴き、方向性をまとめるなど、先頭に立ちチームビルディングを行ってきました。大学ではメンバーの協力もあり、全国大会出場を決めることができました。 また、グループワークでは、メンバー全員が初対面であることが多く、議論の活発さに欠けることが多々ありました。

私は、挨拶と雑談に力を入れることで、メンバー間の距離感を縮め、意見の言いやすい環境づくりに注力しました。議論が活発になることで、様々な意見が混じりあい、一人では決してたどり着けない作品を作り上げることができました。これらの経験から、他と協力して何かに取り組む楽しさと、その可能性の大きさを学ぶことができました。 チームワークを重視する御社でこの力を発揮し、大きな目標を仲間とともに達成していきたいと思っています。

======================

●コンサル業界

======================

<21卒、200字程度、内定企業:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社>

私の長所は精神的、体力的にタフであることと、周りを巻き込む力です。 前者は、6年間登山部で山に登っていた経験から、精神的な強さや、ハードワークに耐えられる体力を得ました。後者は大学生協や教育NPOで組織として課題に直面した際に、周りのメンバーを励ましながら解決策を模索し続けた経験があります。 貴社でも他者と協働しプロジェクトを推進していけると考えます。

======================

●自動車業界

====================== <21卒、400字程度、内定企業:DENSO>

私は【外的情報や他者の意見を構造化し、論理的に伝えることで付加価値を最大化する】という長所を持っています。 この長所はサークル内で活動する中で発揮されました。私が所属するサークルは人数が多いことから、モチベーションの違いが存在しました。また自身が幹部という集団のまとめ役だったこともあり、自分より役職が高い三役や他の幹部、自身が統括する集団のメンバーとの間で板挟みになることも多くありました。

私はそんな中で個々人の価値観や理想、意見の違いを考慮し、それらを踏まえながら意見交換や論理的な説明をすることで、全員が納得して活動に取り組めるように尽力しました。この経験から私は集団の中で個々人の背景を理解しながら課題解決に取り組むことで、集団全体の付加価値を最大化できると知りました。 この長所を用いて、立場や意見の違う技術者や他の営業職、お客様の中で最適な提案をし、付加価値を創出できる営業職として働きたいと考えています。

======================

●IT業界

====================== <21卒、450字程度、内定企業:NEC通信システムズ>

「粘り強さ」は誰にも負けません。 4歳から今でも続けているクラシックバレエの経験から見出しました。17年間で年下の子達に対して劣等感を感じ、辞めたいと思った時期がありましたが、打ち勝つことができました。なぜなら、劣等感に押しつぶされそうになっても、技術の向上の為の練習は人一倍してきたからです。思うように上手く踊ることができなかった中学生での1年間は、週2回のレッスンに加え、週3回の自主練習を行いました。

自主練習では、2時間スタジオを借りて、できない踊りの練習を何回も行ったり、クラスの仲間と一緒に練習をしてお互いにフィードバックし合ったりしました。また、毎回のレッスンで先生に積極的にアドバイスを貰いに行き、自分に足りない技術を補っていきました。このように粘り強く続けることで、弱い自分や劣等感を克服してきました。そして、翌年には舞台で中心の役を貰うことができ、良い成果にも繋がりました。 この粘り強さを活かし、Iotシステムやセキュリティーなど、スマートシティを創造するために欠かせない御社事業を世の中に広める仕事がしたいと思っています。

======================

●化学・素材メーカー

======================

<21卒、250字程度、内定企業:京セラ>

私はあらゆる環境に順応できるのが長所であると考えています。 これまでに海外在住の経験があり、国内とは異なる環境や文化の中での生活に最初こそ不安を感じていましたが、すぐに違いを楽しみながら過ごすことができるようになりました。例えば、天候不順の際によく起きる停電に対して現地の方は「問題ないよ」と言って楽観的であったのが印象的で自分も深く考えない過ごし方ができたらと思うようになりました。 このように周りの環境に適応しその中でも吸収できることはするという姿勢は、今後仕事をする上で生かされる長所だと考えます。

======================

自己PRで面接官の心を掴め!たくさんの例文から自分に合ったアピールを探そう

ここまで、面接における自己PRのアピール方法や企業に好まれる内容を紹介してきました。 最後に、それでも良い自己PRが見つからない方向けに、どのように特長・能力を探せば良いかをご紹介します。

●アピールポイントが見つからないときの探し方のコツ

□自己分析をしっかりおこなう

自分の特長・能力を知るために、自己分析は不可欠です。 おすすめの方法は、とにかくこれまでに自分が感じた、または誰かに言われたことのある長所や特長を紙に書き出します。そして、それを発揮した・身につけた経験もあわせて書きます。

紙に書き出すことで、自分を俯瞰して見ることができるようになるからです。 そのなかで、もっとも企業や職種の適性に合うものを選ぶと、面接官に評価されやすい自己PRが作れます。

□他己分析も同時におこなう

内容に説得力がほしい場合、家族や友人など親しい人に他己分析をおこなってもらうのがおすすめです。自分の強みやそれを感じた経験を聞くことで、客観性のある答えが得られるからです。

自己分析の結果と照らし合わせ、どちらにも共通する特長・能力を選択すると、ひとりよがりな印象にはなりません。

□たくさんの例文から、好まれやすい特長・能力を学ぶ

自分に似た性格・経験を持っている先輩が、面接で何を話したか知ることで、自己PRがまとまりやすくなります。この方向性で良いんだ、と自信が出るでしょう。

すでに本記事でも複数の自己PRを紹介していますが、エンカレッジでは、たくさんのES全文や面接体験記を公開しています。

このほかにも、人気業界や、有名企業に受かるためのコツが満載!! 会員登録して、気になる例文をチェックしましょう。 ====================== 【「今」何をすべきか把握できていますか...?】 人気大手、外資コンサル、メガベンチャーなどの内定者多数 就活の進め方、es添削、GDの練習など就活の不安や悩みを相談しませんか? ▼詳しくはこちら ======================