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「働き方」が変われば、社会は前向きに進化していく

 

RYOICHI NISHIZAWA 西澤亮一 株式会社ネオキャリア代表取締役 1978年生まれ、北海道出身。2000年3月、日本大学商学部卒業。同年4月、新卒で投資会社へ入社。同年11月、同期新卒9名で株式会社ネオキャリアを設立。取締役に就任。2002年、代表取締役に。

好奇心と情熱で世界を変えていく

「『ヒト』と『テクノロジー』で、一人一人の価値ある未来を実現する。」当社がミッションとしているこの言葉の根底にはビジネスで社会課題を解決し、日本をより良く変えていきたいという思いがあります。

今、日本は少子高齢化という課題を抱えています。人口が減るというのはネガティブに捉えられがちですが、見方を変えれば、世界に先駆けて人口減少に取り組む課題先進国ということ。この国がどんな挑戦をするのか、他の国も注目しています。

そういう視点で見れば、いまの状況もリスクではなくてチャンスですよね。では実際に、少子高齢化という課題にどう対応するかというと、大きくは3つあります。

1つは日本を外需主導にシフトすること。アジアという爆発的な成長マーケットに積極的に進出していくことです。

次に、労働力を増やすこと。若者・女性・シニア・外国人の働きやすい環境を構築していく必要があります。

最後が労働生産性の向上です。ネオキャリアのビジネスは、基本的にこの3つにつながります。

私たちが目標を達成していくことで、社会課題が解決され、日本をより良くしていけると考えています。

これからの年は、空間デバイス・IoT・AIのクラウド活用による革新的な取り組みが生まれてくると思います。その中で採用サポートから人事戦略、組織活性化のコンサルティングへとビジネスを発展させているところです。

日本企業におけるこれまでの年功序列や終身雇用、男性中心といった概念はもはや崩壊し、残業が美学という考え方も時代遅れになってきています。

だからこそ、それによって生まれる時間をどう使うか、個人個人が何に挑戦するかがとても大事になってきます。「働き方改革」で、より本物かどうかが問われるようになるでしょう。

新しい時代の潮流を生み出していく

TAISUKE HONDA 本田泰佑 HRTech事業本部 執行役員 2014年4月、ネオキャリアに入社し、経営企画本部へ配属。2015年4月に新規事業セクションの事業部長に就任し、複数の新規事業の立ち上げを行う。2018年10月、最年少でHRTech事業本部の執行役員に就任。立命館大学出身。

もっと深く、お客様とかかわり続けたい

HRTech事業本部で新規事業領域全般を統轄しています。ネオキャリアでは、採用支援やコンサルティング業務を通して、これまで採用の入口部分のサポートをしてきましたが、さまざまなお客様とお付き合いさせていただく中で、もっともっと深く、採用のその先もお客様とかかわり続けたいという想いを以前から抱いていました。

そこで開発を始めたのが「jinjer」でした。

HRTechのような、テクノロジーの力で企業の人事課題を解決する、という動きが活発になってきたのは、3,4年ほど前から。

「働き方改革」の社会への浸透を、テクノロジーの力で推し進めていこう、経営陣でそう意思決定し、一気に開発、セールスマーケティングに投資をしました。

jinjerは4年目を迎え、8,000社への導入を実現。HRTechにおいて第一に想起されるサービスにまで育ててこられたのは「強い開発組織」と「強い営業組織」の両方をもっていたからだと考えています。

国内人材業界におけるエンジニアの在籍数はトップクラス。現在、約500名のエンジニアを抱え、自社サービスに関しては全て内製で開発を行っています。

開発と営業、どちらかに強みがある会社は多いですが、「開発力&営業力」の両方を併せもつこの規模感の企業は非常に珍しいといえます。

両セクションが共存共鳴しながら「社会の新たな潮流」をつくり出そうとしているのが当社の強みでもあり、非常に面白いカルチャーだとも思います。

少子高齢化という絶対的な社会課題を抱えた日本において、我々が「ヒト」と「テクノロジー」の力でできることはまだまだあります。

「働き方改革」による生産性の向上を足がかりに、これからも多くの新サービスを世に送り出すことで、社会課題の解決に向けてアグレッシブにチャレンジしていきたいですね。

「いつか海外へ」じゃなく、入社1年目から海外へ

HIROSHI TAKAGI 高木浩志 海外事業本部 Thailand 2018年入社。新人研修後、タイのバンコクへ。自ら海外事業部の公募に手を挙げ、人材紹介事業で日系企業側窓口を担当。現在はリーダーとして新卒1名、タイ人1名のチームをマネジメント。立命館大学卒業。

より厳しい環境で自分自身を磨いていく

「仕事を通して日本の社会を変えたい」という夢があって、その実現のためにネオキャリアを選びました。 ここでならいろいろな経験ができるし、自分を鍛えられるとも思ったからです。

海外事業部の公募に手を挙げたのも同じ理由でした。より厳しい環境に身を置くことで、この先の困難にも打ち勝てると考えたんです。

いま、タイに来てから1年が経ちました。もともと新しいことにチャレンジするのは好きだったので、異国で文化の違いや人の違いについて知ることができるのはとても刺激になっています。

現地スタッフの仕事に対する姿勢や考え方を理解するまでには時間がかかりましたが、それでも日本人の感覚を押し付けるのは違うと思っています。

お互いを理解するために、相手の立場や考え方に対するリスペクトを忘れないよう常に気をつけています。

夢に近づくためになりたい自分を発信する

将来は日本に戻って、社会課題の解決に貢献できるような仕事がしたいですね。

少子高齢化によって日本の採用マーケットが縮小していく中、海外での採用ニーズを伸ばしていく必要があります。そういう危機感は常にもっています。

自分は、一人で突っ走るよりも、人からの期待や信頼がモチベーションになるタイプだと思っています。だから、できるだけフィールドや責任範囲を広げて、メンバーの成長やチームの目標達成にチャレンジしていきたいです。

また、こうした思いは、積極的にメンバーにも伝えるようにしています。なりたい自分を発信し続けることで、実現に一歩ずつ近づいていけると思うので。

週4日の新幹線通勤と週1日の在宅勤務

NOZOMI HIRAYAMA 平山希 採用インテグレーション事業部 2003年入社。人材紹介、中途採用広告を担当後、大阪支社立ち上げメンバーに抜擢。その後、新卒事業部に移り、約20社の企業を担当。出産後は、長野の自宅から新幹線通勤している。

仕事を辞めるか、結婚をやめるか、どちらも諦めない

新卒採用をしている企業を20社ほど担当していて、学生と出会うためのツールやパンフレット、入社までのフォローなどをお手伝いしています。

いまは、週に4日(月〜木)は自宅のある長野から新幹線で通勤して、週1日(金)は在宅勤務。WEB会議ツールを利用してお客様との商談や社内会議に参加するなど移動時間を短縮して時間を有効活用しています。東京に来ている時も、お客様のところを回ってそのまま帰ることが多いですね。

そもそも、結婚する相手が長野にいたため、仕事を辞めるか、結婚をやめるかで悩んでいたら、会社から「どっちもやればいいじゃん」って言っていただけて。

その後、子どもが生まれてからも「長野から新幹線で通う方法を考えてみて」と、できる限りこちらの生活に配慮しながら続けられる方法を認めていただいて、いまに至っています。

ただ、実際にやり始めてみると苦しいこともありましたね。家族や上司、いろんな人にどうしたらうまくいくか相談して、サポートしてもらいました。

もっと、ママ社員が働きやすい環境に

もうすぐ子どもが小学生になります。そこに「小1の壁」というのがあって、保育園の時よりもやらなくてはいけないことが増えたり、いじめの問題が心配だったり。

いま、月に1回、子どもをもつ社内の女性社員たちとママ会を開いて、いまよりも働きやすくなるように会社に提案をするようにしています。

仕事ではいまと違う分野にも挑戦してみたいですね。まずは会社が何を求めているかを聞くことから始めて、その中で自分ができることにチャレンジしたいと思っています。

自分たち若者が変えていかなければならない、これからの時代

KENTARO TACHIBANA 橘 兼太郎 広報部 2011年、ネオキャリアに入社。求人広告営業部に配属後、採用部を経て、現在は広報部に所属。ネオキャリアグループのあらゆるブランディング施策を担う。宇都宮大学卒業。

どの会社でなら自分が早く成長できるか

小学生の頃からずっと学校の先生になるのが夢でした。でも、大学生活の中でだんだん「これからの時代、自分たち若者が変えていかなければ、日本は衰退してしまうんじゃないの?」と、思うようになってきたんです。

そうすると、民間企業に入って社会課題と向き合える事業に自分自身が取り組んでいくほうが、多くの人に影響が与えられるし、面白いのではないかと。それで、ガラッと民間企業への就職に方向転換しました。

就職活動では、100社以上回ったと思います。訪問したのは、ほとんどがベンチャー企業。大きな会社より自分のやりたいことができると考えたからです。

どの会社でなら自分が一番早く成長できて、世の中に大きなインパクトを与えられるかというのを判断基準に探して「ネオキャリアでならできる」と思ったんです。

与えられた課題は全てがチャンス

入社して、今年で9年目になります。最初の配属は求人広告営業の部署でした。次にネオキャリアの採用担当になり、そのあとは広報の仕事です。

部署が変わると、やることも変わりますが、僕にとっては全てがチャンスでしかないと思っています。上に行きたい、スキルを身につけられるなら何でもやってやろうというのがスタンスですから。

常に心の中に「いつどうなるかなんて、分からない」という思いがあります。僕は岩手県出身で、就職した年に、ちょうど東日本大震災が起こりました。

被災地では、一瞬で職をなくした人もたくさんいました。生活も一変したし、何の保証もありませんでした。ただ一方で、自分次第でどうにでもなれる世の中だとも思いました。

だからこそ、自分の感覚で取り入れたほうが良いと思うものは、取り入れるようにしています。これから社会に出る人たちにも自分の限界や適性スキルを決めずに、チャレンジしてほしいと思います。

決めてしまうとそこが上限になってしまいますから。

例えば自分に得意なことがあっても、社会に出ればもっとできる人に出会うことがあります。でも限界や適性を決めなければ、違う勝ち方ができるチャンスもあります。生き方は自分自身でアレンジできるものです。

常にTechの可能性をインプットしておく

働き方の部分では、社内でも既に「jinjer」などの導入で生産性が向上しています。世の中のトレンドはどんどん変わるので、常に自分の中にTechの可能性はインプットしておきたいですね。

今、仕事上で取り入れてみたいのは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)です。

広報としての自分自身のスキルも大事ですが、会社の枠を超えて周囲を巻き込んでさまざまなサービスを取り入れていくことで、どんどん可能性を広げていきたいです。