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夏のベンチャーインターンはどこに行く?学生のニーズごとに紹介!

就活の中で、近年増えているベンチャー企業のサマーインターン。その中でも、学生が本当に選考・面接に進むべきインターンを学生のニーズごとにご紹介します。インターン選びの参考としてご覧ください。

増えるベンチャー企業のインターン

近年では就活の本格的な開始時期がどんどん早まっており、特にITベンチャー企業の中でサマーインターンを開催する企業は年々増えてきています。

ベンチャー企業において夏のインターンが増えている理由としては、企業側が優秀な学生に早期接触できることや、インターンを通じて学生の本当の実力が分かり、内定などに繋げられるといったものがあります。

一方で学生としても、企業の内情が知れて活躍した場合内定に繋がることもあるインターンという機会を活かさない手は無いでしょう。

しかし「夏休みにはベンチャー企業のインターンに行ってみよう!」と意気込んだは良いものの、探せば探すほど見つかるベンチャー企業のインターンに対して、「インターンがたくさんあって、自分がどのインターンに行くべきか分からない!」と悩んでしまう学生さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「夏インターンに求めるものは何なのか」というニーズごとにあなたに向いているインターンのタイプをいくつかご紹介したいと思います。

自分が本当に行くべきインターンを見定めて夏休みを最大限に活用するために、ぜひ記事を読んでみてください!

自分なりの軸を持ってインターン選びを行おう!

実際にベンチャー企業のインターンを紹介していく前に、まずは「自分が夏のインターンに何を求めているのか」を明確にすることの重要性についてお話します。

この軸を明確に持つことで、自身が応募するべき企業のインターンがはっきりして応募作業が捗るだけでなく、志望動機もより鋭く面接官の方に刺さるものとなり、選考突破確率も確実に向上します。

上記のスライドを見ても、左と右の学生でどちらが良い志望動機を答えているかは明白ですよね。

インターンに対する自分の軸を定めるためには、

・就活のスケジュール感をどう考えているのか →なるべく早めの秋〜冬までには終わらせたいのか、それともじっくりと考えた上で来年の春〜夏くらいに意思決定したいのかを考えること。 前者の場合は、夏の期間で志望企業のインターンに参加して内定や選考ステップを進めていく必要があり、後者の場合には夏のうちになるべく広い業界のインターンに参加して視野を広げておく必要があるでしょう。

・インターンを通じてどんな経験・スキルを獲得したいのか →夏が終わった時点で、どのような成長をしたいかを考えておくこと。 例えば、起業や自らのビジネスを持ってみたいと考える方は、事業の作り方を学ぶ経験を積んだ方が良いですし、就活におけるディスカッションやチームワーク力を上げたいという方は、チームでワークを行うインターンでの経験を積む必要があるでしょう。

の2つを考えていくと、比較的決まりやすいかもしれません。

もちろん、多くの学生さんにとって夏インターンは初めてのインターン経験だと思いますので、一人で考えて分からないことは近くの先輩や社会人、就活のメンター/エージェントさんに相談してみくださいね。

インターンの軸が決まったら...

夏期間、インターンに対して自分が何を求めているのか、どのような経験がしたいのかが明確になったら、その思いに沿って実際のベンチャー企業のインターンの中から向いているものを探していきましょう。

以下に、いくつかのニーズごとに向いているベンチャー企業インターンの種類をご紹介しますので、参考にしてみてください。

インターンで内定を獲得して選考を有利に進めたい!

就活を早めに終わらせたい!」 「夏の期間で内定を獲得して就活を有利に進めたい!

就職活動の開始時期が早まる中、特に早期選考・内定を進めるベンチャー企業を志望している学生には、このようなニーズを強く持ってインターン探しをしている方も非常に多いでしょう。

早いうちに内定パスを持っておくということは、 ・自分の実力に対して自信が持てる就活に余裕を持って臨むことが出来る という2つの理由で非常に有効であるので、その思いはインターン選びで重視するべき大切な価値観です。

では、こうしたニーズを持つ学生が本当に行くべきベンチャー企業のインターンはどのようなものでしょうか?

◆内定直結のインターン

言葉通り内定に繋がるインターンは、選考を有利に進めて内定に繋げたいという学生にとって、避けては通れないインターンの1つなはずです。

特にベンチャー企業では、 ・スピード感を持って選考を行いたい ・即戦力となる優秀な学生を早めに獲得したい というニーズがあるため、インターンで活躍した学生には内定や選考ステップの省略といった形で応えてくれるケースがどんどん増えてきています。

とにかく早く内定が欲しい」というニーズを持つ学生の方は、ぜひ忘れずに内定直結となるベンチャー企業のインターンに申し込んで、自分の実力を試してみてください。

インターンで実際の業務を体感したい!

夏のインターンの中で、 「実際ベンチャー企業で働くってどんな感じなんだろう?」 「営業、プランナー、エンジニアなど様々な職種があるけど、それぞれどんな働き方なんだろう?」 という疑問を解消したい、実際に業務を体感して感覚をつかみたい、という学生も非常に多いはずです。

このようなニーズを持つ学生にとって、より即戦力を求めているため実戦に近いコンテンツ設計を行うベンチャー企業でのインターンは非常に向いていると言えます。

では、ベンチャー企業のインターンの中でも実際の業務を体験してみたいという学生に向いているインターンにはどのようなものがあるでしょうか。

◆就業型/実践型のインターン

一部ベンチャー企業で開催されている"就業型/実践型のインターン"は、学生のみで企画を行うのではなく実際の現場に入って先輩社員とともに業務を行い、その中で与えられた課題に取り組むというものです。

こうしたインターンは、 ・入社してから取り組む業務内容 ・先輩社員の雰囲気や働き方 ・仕事場の雰囲気やカルチャー を実際に体感できるため、業務を体感して肌感を掴みたいという学生に最適なインターンとなっています。

説明会だけでは分からない本当の仕事のやりがいや大変さ、更には企業カルチャーとのマッチ度などが分かるという意味で非常に有用な経験となるでしょう。

こうしたインターンの中には、1ヶ月単位の中〜長期のインターンから3〜7日の短期間のものまでいくつかの種類があると思いますので、ニーズを持っている学生の方は忘れずに実践型のインターンに応募してみてください。

◆実際の経営課題に取り組むインターン

またインターン用に用意されたコンテンツではなく、実際に企業が直面している課題に対してワークや提案を行うインターンも「実際の現場感を体感してみたい。」と考えている学生にとっては貴重な機会となるでしょう。

本当に企業側が解決したい課題だからこそ、使用するデータや取り組み方も入社してからのものに近く、短期的にでもそれに取り組むことによって企業での自身の働き方をイメージすることが出来るのです。

ワークの内容としては、

・ユーザーの頭打ちが目立つ事業に関して、これから新規顧客層を取り込んでいくために必要な企画を考案せよ。 ・先月買収したA企業に関して、既存の事業とのシナジーを生み出せる部分を見つけ、それを用いた企画を考案せよ。

といったものがあげられますが、それこそ企業の近況によって内容も変わってくるかと思いますので、ぜひいくつかのインターン情報を見てより本番に近いインターンに応募してみてください。

インターンで新しい体験がしたい!

夏のインターンに関しては内定や企業理解ももちろんですが、とにかく今までやったことのない経験をしてみたい何か面白いことやチャレンジングなことをして自分を変えてみたい、という考えをお持ちの学生さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

こうした学生の方にとってベンチャー企業でのインターンは、

・実戦が中心の、実際のビジネスに近いインターンが多い ・コンテンツが面白く、夏のこの時期にしか体験できないものが多い ・強度が高く、求められるものが高いインターンが多い

という点で新鮮かつ難易度が高いインターンがたくさんあります。

そして、このような新しい経験の中で自分の視野がさらに広がり、今後更に色々な機会に挑戦できるという意味で、インターンは自分を一回り成長させてくれる絶好の機会となるでしょう。

ではたくさんのベンチャー企業のインターンの中で、自分の視野を広げて成長をしていこうとする人に向いているインターンには、どのようなポイントがあるのでしょうか。

◆プログラムの内容が厳しそうかどうか

自分を成長させるかどうかについて、見極めるポイントの1つ目としてはプログラム内容の強度が挙げられます。

もちろん言葉だけではなかなか判断が難しいかもしれませんが、

・0から新規事業を作り上げて、実際に形にするもの ・屋外での課外活動やワークが盛り込まれているもの ・自己成長や自己内省を盛り込んだワークがあるもの

といったコンテンツは内容の強度が高い場合が多く、その分の成長が見込めるかもしれません。

これまでの選考でのワークや面接、グループディスカッションの延長ではなく、自分が全く挑んだことがない課題に取り組むことでインターン後に成長した自分に出会えると思いますので、ぜひコンテンツの内容を見ながら自分の限界に挑める厳しいインターンに挑戦してみてください。

◆社員さんのコミットメントが高いかどうか

更に学生の方の成長に繋がるインターンのポイントとして、「社員さんのコミットメントが高いかどうか」というポイントも挙げられます。

なぜなら、ベンチャー企業のインターンに出てくる社員の方というのは多くの場合は社内でも活躍が認められている方であり、そのような方々の仕事への取り組みを見てフィードバックを受けることで、今まで感じることのなかった刺激や学びを受けることが出来るからです。

また、企業によっては役員の方や取締役の方などが最終プレゼンの審査員として参加する場合もあり、そのフィードバック・ビジネス視点は今後の成長に繋がる大切な機会となるでしょう。

ぜひインターンのコンテンツに関してメンターの有無なども見ながら、自分に合ったものを選んでみてください。

インターンで優秀な同期に出会いたい!

夏インターンは就活全体の中でスタートダッシュに位置される初めの部分であり、だからこそ就活の苦楽を共にする友達・同期を見つけたいと考える学生もいらっしゃるでしょう。

また、ここで意識高く就活を行なっている学生を見ることで、自身の刺激にもなり、かつ情報共有の観点からいっても有利に就活を進めることも出来るはずです。

そしてその中でベンチャー企業のインターンは、早期から動き出している情報感度の高い学生が集まる場となるため、その先も続く大切な繋がりを作る場として非常に最適と言えます。

では数多くあるベンチャー企業のインターンの中でも、「優秀な同期に出会えるインターン」はどのようなものでしょうか。

◆選考の倍率や最終参加人数

最初のポイントとしては、選考の倍率や最終参加人数の少なさが挙げられるでしょう。

やはり多くの学生の中から面接を通り抜けた人であればあるほど、何かしらの特徴や尖りを持った学生であることが多く、そのような学生と一緒にワークを行い交流する中で新たな刺激や学びを得ることが出来るからです。

もちろん、いくつかのベンチャー企業のサマーインターンに行けば多くの友人ができることは間違い無いと思いますが、その中でもより面白い学生に会ってみたいという方は、こうしたポイントを見た上でインターン選びを行ってみてください。

◆報酬や日当など

次に報酬や日当についても、ベンチャー企業でのインターンで優秀な同期と出会うためにベンチマークとなることが言えるでしょう。

「結局お金なのか。」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、事実報酬や日当が良いインターンには多くの学生が応募を行い、結果的にそこからふるいにかけられた優秀な学生がインターン本番に参加してくるのです。

だからこそ、待遇が良くて倍率も高くなるインターンを毛嫌いせずに、しっかり面接に向き合って本番に臨むことで、将来も多くのことを話せる友人を見つけることができるかもしれません。

インターン選びのまとめ

以上4つのニーズをもとに、ベンチャー企業のインターン選びのポイントを説明させていただきました。

内定獲得を狙っている学生は、そのまま内定直結インターンに応募してみる ・実際の業務を体感してみたい学生は、就業型や実際の経営課題に取り組めるものに応募してみる ・自己成長を狙っている学生は、コンテンツ強度の高いものやメンターが豪華なインターンに応募してみる ・優秀な仲間と出会いたい学生は、選考倍率や報酬などが高い人気のインターンに挑戦してみる

という4ポイントをご紹介させていただきましたので、自らのニーズに沿ったインターン探しをしていただければ幸いです。

そして忘れてはならないのが、インターンを探す以前に自分の軸と目的をはっきりさせるということです。

ぜひ、就活において大切な時期となるこの夏の期間を、自分はどのように過ごしていくのかをイメージしながら、インターンの応募と面接を進めていってみてください。

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