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ソニー_ES(2020卒_本選考)  

ソニー、2020卒本選考の通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:本選考 職種:エンジニア

選んだコース(第一志望:メカ設計)で、あなたがソニーで取り組みたい内容について記述してください。(300文字以内)

コンスーマカメラのボディ設計に取り組み、貴社の製品をより多くの人々に愛されるものにしたいです。私はαシリーズに魅力を感じており、実際に使用したときその機能性や操作性の高さに感動しました。しかし外装に未だ課題があると感じています。特にエントリーモデルにおいて顕著に感じ、私自身も初めてカメラを購入する際には他社製品に興味を持ちました。そこでまず、値段を抑えたまま表面素材や色の展開を増やし、より多くの初心者の興味を集めるものにしたいです。そのうえでボタン配置やグリップ形状などにおいて高い操作性を実現することで、貴社の持つ技術力の高さをカメラ経験の有無に関係なくより多くの人々に伝えたいと考えています。

興味/関心のあるカテゴリー(200文字以内)

デジタル一眼カメラα73です。実際に使用し、暗所での感度の高さやボタン配置の工夫などによる操作性の高さに驚き,感動しました。インターンシップで開発現場を目の当たりにした際には、多くの技術者の努力の結晶であることを実感し、より魅力を感じるようになりました。また、ハード部分だけでも様々な要素が絡み合って1つの製品を構成していることを知り、その開発の一端を担いたいと思っているため、注目しています。

業/修士論文や、学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマの概要を記述してください。(500文字以内)

"ジェル型センサの開発"というテーマで研究に取り組んでいます。溶液中の分子をセンシングする手法として、薄膜を有する基板上で分子に光を入射し、その散乱光を分析するものがあります。私はそのセンシング対象の応用範囲を広げるため、センサとなる薄膜について研究しています。従来の手法では、基板に十分な量の溶液を与える必要があり、量的な条件等により測定対象が限られてしまうという大きな課題がありました.例えば、皮膚上で汗などの生物標識を直接検出することは不可能でした。そこで、センサを基板ではなくジェル状にすることでこの課題を解決する方法を考案しました。具体的には、表面全体に薄膜を有する微小球をジェルに分散させ、センサとして応用することを試みました。実際に微小球上に薄膜を作製してジェルに混合したところ、ジェルに含まれる分子の検出に成功し、ジェル型センサとしての実現可能性を示すことができました。このセンサの実用化により、幅広い対象を観測することができます。 例えば、皮膚表面に分泌される分子を高精度で検出できれば、健康状態の判断などに用いることができ、医療や化学への貢献ができるようになると考えられます。

あなたが何かを解き明かした・成し遂げた・作り上げた、いずれかの経験について、あなた自身のアプローチや工夫と役割、最終的な成果(物)がわかるように記述してください。 ※理系学部生でゼミに所属していない場合、論文のテーマが決まっていない場合などは、学科/専攻のなかで力を入れて取り組んだ授業/実験や課題レポートについて記述してください。 ※企業との共同研究など、機密事項がある際はそれに触れない範囲で記述してください。 ※学業以外であっても構いません。 ※概要だけでなく、困難だった点やあなた自身の独自のアプローチ、 意志を貫いてやり遂げた点オリジナリティなど、あなたがアピールしたい内容について記述してください。 ※特に、課題については具体的に説明し、かつ、その課題を解決するためにあなたがどのような手段や手法を用いて取り組んだかがわかるように記述してください。(500文字以内)

大学院での研究でジェル型センサの開発に取り組みました。センサの構造は、表面に薄膜を有する微小球をジェルに混合するというものです。従来の成膜手法では基板上への成膜を前提としており、球の表面全体への成膜は不可能だったため、まず球上に均一に成膜する手法を新しく考案しました.具体的には,球を転がし続けながら、スパッタリングという方法を用い成膜する方針を定めました。しかし当初、真空中で微小球を入れた○○を回転させたり振動させたりしても、球は全く転がらないという課題がありました。そこで新たな機構を加える必要があると考え、皿の上に○○を設置し、皿とともに回転する球をせき止めることで、球が転がり続けるような仕組みを考案しました。○○の形状については、自身の意見を教授に提案してブラッシュアップさせたり、専門家に意見を求めたりして試行錯誤を重ねました。その結果導き出した最適な形状を用いて成膜したところ、微小球上への均一な薄膜の作製に成功しました。さらに、球をジェルに混合して測定を行ったところ、ジェルに含まれる分子の検出に成功しました。現在、この成膜手法と作製物である微小球について、特許を出願中です。