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インタビュー
2019/01/30

日本を代表するトップベンチャーの役員が考える働く意味「仕事の本質は他者貢献にある」

名だたる企業の経営者が一堂に会し、1,500人の就活生に講演を行うイベント”en-courage Career Theater”。 今回は、新卒4年目という若さで日本を代表するベンチャー企業の執行役員に着任した、レバレジーズ株式会社 藤本氏のご登壇部分を書き起こしの上記事化し、ご紹介いたします。 前編のテーマは、藤本氏が語る「仕事の本質」。毎回大好評の藤本氏講演、ぜひ皆さん目を通しておいてくださいね!
日本を代表するトップベンチャーの役員が考える働く意味「仕事の本質は他者貢献にある」

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レバレジーズ藤本氏が伝えたいのは「仕事は楽しい」ということ

藤本:皆さんこんばんは。

いきなりですが、レバレジーズという会社を知っている方、どれくらいいらっしゃいますか?

(会場挙手)

藤本:ありがとうございます。ほぼ全員知ってくださっているとは、嬉しいですね。

今日「CareerTheater」という場でキャリアについてお話しさせていただくということで、じゃあ何を話そうかなと。

私は社会人の中でも、これまで仕事を結構頑張ってきた方なのかなと思っていまして。

「キャリア」というと、皆さんまだまだ分からないことが多いですよね。そんな中で、仕事をしてきたからこそわかる、本質的な部分があるのかなと思います。

そして、実はそれが就職活動の真髄とも言える部分なんじゃないかなと。そういった内容を私がお話することで、皆さんがまだ仕事をしたことがないながらも、時間軸を超えてキャリアの真髄を知っていただければと、そんな話ができればと思います。よろしくお願いします。

私はレバレジーズという会社で執行役員を務めている、藤本です。

レバレジーズという会社は、最近「就職活動中に出会った魅力的な企業1位」や「働きがいのある会社」という賞を受賞したこともあって、ご存知の方が多いかもしれません。

ちなみに、オフィスは渋谷ヒカリエというビルに入っています。新しいニュースとして、今度渋谷で開業される「スクランブルスクエア」というビル内に移転をすることが決まっていまして。ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

実は今のオフィスから場所は30mぐらいしか離れていないのですが、渋谷エリアで最大のビルになるということもあり、オリンピックの中心になるだろうとも言われている、日本の中で一番有名なビルの中の一つになるのかと思います。

そういう会社ですので、簡単に言ってしまえば、レバレジーズは今ものすごい勢いで成長している会社です。
売上100億円、200億円を超える、ある程度成長した会社に絞って成長率を見てみると、成長率では日本でもTOP5、TOP10に入るような、日本有数の成長企業といえる会社です。

今会場に来てくださっている皆さんは、2020年卒業の方が多いですよね。
例えば、2017年度の実績で成長し続けるとすれば、皆さんが卒業して会社に入る2020年には、2倍、3倍の規模に成長しているような会社です。

会社としてはまさに変革期で「ミドルベンチャー」から「メガベンチャー」へと進化していくフェーズです。

日本に目を向けてみると、リーマンショックがあった2008年以降、メガベンチャーと呼ばれるような日本を支える規模の会社が新しく出て来ていないですよね。

そういう環境において、日本を代表する会社を作りあげていきたいね、アジアを代表する会社を作り上げる会社を作りあげていきたいねというころを考えて、「時代を動かす企業」というのをスローガンにしている会社です。

これからメガベンチャーとして、日本に大きく貢献できるような企業になっていく様子を体感できる非常に面白いフェーズだと考えています。

私は先ほども申し上げました通り、そのレバレジーズという会社で執行役員をやっている者です。2014年卒なので、現在(2018年10月)社会人5年目になります。

売上200億円以上の企業で、執行役員をやっている20代の人間は日本に4,5人ぐらいしかいないはずですので、新卒でベンチャーに入社して最速で駆け上がった人間の一人なのかと思っています。

仕事としては、新規事業を作り上げるようなことをメインでやってきていて、また最近ですと、中央大学さんで後期2単位15コマの授業を持たせていただいたり、最近ではこの場のような講演を、色々な会社で頼まれることもあり、教壇に立つことも増えてきたなと。

そんな風に、割と仕事を頑張って来たという人間なのですが、ここからが本題で、先ほどもお話したように、仕事を頑張ったからこそわかることがあると。

それで、今日皆さんにお伝えしたいことは何かと言えば、

「『働く』って最高に楽しいことなんだよ」と。

これをきちんとお伝えしたいなと思って、今日この場に立たせていただいています。

最近で言えば「働き方改革」といったテーマを耳にすることがありますよね。もちろん、素晴らしい活動ではあるのですが、その文脈で「お金を稼ぐためだけに仕事をしている」「働くのは辛い・悲しいこと」「仕事=労働」とか、そんな文脈で話をされていることもあります。

今日お越しの皆さんも、そういったものを耳にして「仕事って辛いことなんだな」と思っている人もいるかもしれません。

でも、そんなことはないんだよ、ということをお伝えしたいんです。私も仕事をしている時が一番楽しいですし、ちゃんと仕事をしている人って楽しんでいるんだよということをわかってほしいんです。

じゃあ、仕事ってなぜ楽しいんだろう、っていう根本的なことを、私はずっと考え続けて来たんです。

そして、昨年ぐらいにようやく言語化できたかなと思っているのですが、「仕事」って何かと言えば、「人類の文明を前に進めること」だと私は考えています。

例えば、iPhoneが生まれて皆さんの生活は大きく変わりましたよね。iPhoneがなかった時代と比べると、すごく便利になったのではないでしょうか。

他にも、クックパッドというサービスがありますよね。今まで、冷蔵庫に食材が余ってしまった時、どうしたらいいんだろうって悩んでいた人も多いと思います。でも、日本中の主婦が、クックパッドを使えば美味しいものを作れますと。すごく便利ですよね。

仕事というのは、そういうサービスや製品を作って、人の生活をどんどん豊かに、どんどん便利にしていくものなんだと。そう考えると魅力的じゃないですか?

仕事の本質はまず「他者貢献」

藤本:実は、私の中でフレームワークみたいなものがあって、仕事の欲求というものを、だいたい3つに分けられるのかなと考えています。

一つ目は、報酬。たくさんお金を稼ぎたい、お金を稼いで家族を幸せにしたい、そんなモチベーションです。

二つ目は、成長です。スキルを身に付けたい、何か知識を得たいといったモチベーション。

そして、最後の三つ目が、成果です。成果ってなんでしょう。日本だと「成果を出さないといけないよ」と言われると、ブラックだなぁ、なんて思うかもしれませんが、私が言い換えるとすれば、成果とは「他者貢献」です。

私はこの3つ目の「成果」がすごく重要だと思っています。

仕事と勉強の違い、社会人と学生の違いとはなんだと思いますか?

それは、軸が自分にあるのか、他人にあるのか。
他人にあるのが、社会人とか仕事だと思ってるんです。

仕事における成果というのは「今まで幸せじゃなかった人が、幸せになりました」とか「今まで5人しか幸せにできなかったけど、15人幸せにできました」とか、そういったものが成果なんですよね。

自分がどれだけ頑張ったかなどは、関係ありません。一番重要なのは、お客さんが大喜びしてくれているかどうかです。

みなさん今まで学生生活を通じて勉強をたくさんしてこられたと思うんですが、勉強って、知識をつけて、知識をつけたらテストの点が高くなって、というのが普通ですよね。成長してから成果が出る。

でも、仕事はその逆なんですよね。成果が出たら成長しているとか、成果に対して報酬が支払われるとか。

成果ってどんなものかというと、喜ばせることができなかった人を、喜ばせることができるようになったと。その成果を持ってあとで振り返ってみると、あ、この人を喜ばせるために、こんなことができたんだなと、成長がわかる。それが仕事なのかと思っています。

そんな背景を元に、仕事ってなんだろうと考え直してみると、私はこういう言葉で定義をしています。「他者貢献を通して、自ら成長する営み」であると。

他人を幸せにしようと思い切り頑張った結果、自分がすごく成長していて、という営みなんですね。

報酬も同様です。「報酬が高い人」って、どんな人かというと、色んな知識を持ってたり、色んなことができたり、という人を想像するかもしれません。

でも、本当はそうではなくて、その人がいるだけで新しいサービスが生まれて、世の中の人が便利な生活を営める、世の中の多くの人が幸せになる誰かを幸せにできる、という人なんですね。そんな風に、大きな他者貢献ができる人間が、報酬が高い人なんです。

皆さん就職活動をする際の軸として「報酬」や「成長」を求めている人もいらっしゃると思うんですけど、実際にはもっと、どうやって他人に貢献するかという「成果」を中心にしていかないといけない。

実際に私も600人の部下がいて、色んな人を見てきましたが、1年、2年で成長が止まってしまう人は、自分に主眼を置いてるんですよね。

反対に、2年、3年で突き抜けて大きな成果を生み出す人は、他者に主軸を置いています。イーロン・マスクという人はご存知でしょうか。すごく有名な起業家ですけれど、彼は、地球が無くなった時に火星に移住できるようにしよう、ということをしています。地球規模で人を幸せにしようと思っているわけですね。

「他者のために仕事をすると、自分に返ってくる」を実感した、社会人2年目

藤本:私もこんな綺麗事を言っていますが、「他者のために」ということに気が付いたのは、社会人2年目の頃なんです。

社会人1年目の時は、もっと高い給料をもらおうとか、役職を上げよう、なんていうモチベーションで頑張っていました。

私自身、大企業に内定をもらいながら、新卒でベンチャーに飛び込んだ人間でもあるので、親や友人に、なんで大企業に行かないんだ、大丈夫か、なんて言われたこともありまして。そういった人たちを安心させないといけないなぁとも思って、給料とかポジションに対するこだわりが強かったんです。

そんな中、私は1年目でteratailというサービスの新規事業立ち上げ責任者に携わることになりました。このサービスは、エンジニアさん向けの問題解決サービスなのですが、結果的には、日本で一番エンジニアが集まっているサービスになっています。ユーザーは約130万人いまして、日本人の100人に1人、働いている人の50人に一人が使っているサービスになっています。

そんなサービスですが、こんなことを言ったら怒られてしまいますが、私は1年目の時、そもそもなんでエンジニア向けのサービス作らなきゃいけないんだ、なんて思っていたこともありました。

でも、やっていくうちに、なぜ自分がこのサービスを作るのか、と内省していくと、エンジニアって、この数十年間において、最も世の中を動かしてきた人たちだよねと。

例えば、GoogleMapがあるだけで、皆さんこの会場まで迷わずにたどり着けますよね。先ほども例にあげましたが、クックパッドがあれば、皆さん料理には困らないですよね。

そんな風に、エンジニアの人たちが、世の中を前に進めるサービスをどんどん生み出してきましたと。

じゃあ、自分がやってるサービスは、そのエンジニアの困りごとを解決できる、エンジニアを支援するサービスだと考えると、もしかしたら、自分がこのサービスをより良くすることで、世界の変革の速度を上げているんじゃないかなと思ったんです。

そう思って、このサービスを絶対良いものにしてやろうと、ものすごくコミットをしました。そうして行くうちに成果が出て、2年目ぐらいの時には、30万人、40万人が使ってくれるサービスになりました。

レバレジーズのオフィスは渋谷にありますが、渋谷ってIT企業が集う、エンジニアの街だと。そこで例えばお店でご飯を食べていると「藤本さんですよね、あのサービス使ってます、ありがとうございます」なんて声をかけられるようになったんです。

そこで、仕事って自分のためにやるんだと思ってたけど、誰かのために役に立つことをできると、それがきちんと自分に返ってくるんだなって、初めてそんな感覚を得たんです。

他人のために仕事をして、誰かを喜ばせるという成果が出ると、それが成長や報酬という形で返ってくる。

こんなことを今すぐに言われても、実感するのは難しいかなとも思うんですけど、ぜひ皆さんこのことを頭に入れておいてほしいなと。

藤本氏が就職活動について語る、本講演後半は以下から!

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