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公開日 : 2019/09/08
LIFULL代表と伊勢谷友介が語る、現代で社会に影響を与える方法
2018年1月14日、株式会社LIFULLが主催するイベント「LEAP」が開催されました。今回はその「LEAP」の1セッション、クロージングセッションの内容をお届けします。登壇したのは、株式会社LIFULL代表取締役社長 井上高志(いのうえ・たかし)さん、そして、俳優、映画監督として有名ながら、経営者としての顔も持つ、リバースプロジェクト代表 伊勢谷友介(いせや・ゆうすけ)さん。 お二人の語る「志」とは。全ての就活生必見です。
目次
持続可能な社会を作る
井上氏が語る「幸せ」の見つけ方
「革命」ではなく「革進」せよ

持続可能な社会を作る

井上:ありがとうございました。お話を聞いていると、本日のイベントで出てきた様々なキーワードが入っていますね。

社会の課題を先に見つけて、それをどう解決するのか。

資本主義のような、今の社会システムは本当に正しいのか。そこを根本から見つめ直し、地球や人類が存続しないという大きな課題設定から入る。

本当に実現可能かはわからないが、とにかく行動に移してみる。

そんな点は、他の登壇者の方も大事にされている部分でした。

そして、様々取り組んでいらっしゃいますが、その共通項は、使えるもの、食べられるものは大事にしていこうという点なのかなと僕は感じました。

「サーキュラーエコノミー」とも言いますね。無駄を減らし、富に変えましょうと。それを、農業・衣類など、いろんな分野で行なっていらっしゃる。

「生産者」や「消費者」という言葉がありますよね。「生産者」はもちろん実際に作る、生み出す人ですね。それに対して「消費者」は、消している、費やしている、無駄にしたり、捨てたりしています。

でも、安ければ何でもいいや、というのはおかしいことだと、気づき始めなくてはいけない。

消費者側の方が、 生産されたものをちゃんと活かす人達にならないと、社会って持続可能なものにならない。そういった危機感に対して、伊勢谷さんはきちんと実践しているんだなということを、ひしひしと感じました。

伊勢谷:まだ、10年前に会社を始めた時は、何を言っているかよくわからないです、という方もいたんですね。それがわかる人としか繋がれていなかったんです。

しかし、LIFULLさんもそうですし、社会貢献を行う会社もたくさん出てきていて、別に僕の取り組みは新しいことではなくなりました。皆さんも、前例として是非色々学んでいただければと思います。

また、働くこと自体がすごく変化していますよね。インターネットもすごく発展をしています。

だから、皆さんが今後辿ることになる、仕事のあり方というのは、今までの前例をそのままやればいい、というだけでもありません。

もちろん成果が出る部分もありますし、前時代的なやり方で今の時代に合わないやり方だ、ということもあるでしょう。

そうすると、自分で開発しなきゃいけない所がありますから、また誰かが新しいスティーブ・ジョブズになると。

一方で、僕が最近気付いたことなんですけれども、僕が頑張れば、僕が世の中を変えるかもしれないです。でも、僕じゃない人が頑張れば、その人が世の中を変えるんだなと。

だから、必ずしも、絶対世の中を変えるんだといって、無理をしすぎてはいけません。

持続可能性っていう所を考えていくうちに、自分が倒れてしまって持続できなくなってしまっては話になりませんから(笑)

僕も井上さんみたいに仕事をしたいのですが、なかなか難しいですね(笑)

井上:好きなことをやっていれば、なかなか倒れないというのもあるかもしれません。

僕は三度の飯より仕事をすることが好きですし、伊勢谷さんは、働くことも好き、演じることも好きで、様々取り組んでいますよね。

皆さんもそういった、打ち込めるものを見つけると良いのではないかと思います。

伊勢谷:また、ちょっと別の話になりますが、昔と比べると、今はインターネットやテクノロジーが、ものすごく安く簡単に手に入るようになってきました。

20年前、30年前に同じことをやろうと思ったのと比べると、コストは1/100ぐらいになっていると思います。

そうすると「命がけで一世一代の大勝負をして社会課題を解決しよう」とかではなく、行動に移れるようになっています。

また、個人の影響力も、昔の100倍ぐらいになっていると思うんです。

昔は100のコストをかけて始めてもなかなかうまくいかなかったものが、今は1のコストであっという間に100倍の影響力を持てるようになっている。やらなきゃ損だな、ってすごく思うんですよね。

井上氏が語る「幸せ」の見つけ方

井上:伊勢谷さんのお話を聞いて、皆さんも色々感じることがあったかと思います。こんなことやりたいとか、こんな志を持っているぞとか、様々考えられていると思います。

せっかくこの場に、伊勢谷さんがいらっしゃいます。伊勢谷さんから直接フィードバックを頂ける機会は、一生で、もしかしたら一度きりかもしれません。

是非、自分の志を発表して宣言したいという人がいれば手を上げてください。 その中で伊勢谷さんが特にフィードバックしてあげたいという方がいれば、アドバイスをお願いします。

では、30秒ずつお話ししてもらいましょう。

来場者1:僕の志はリーダーたる人材が真のリーダーとして、自分の可能性を誰よりも自分が信じ、挑戦していく社会の実現です。

来場者2:僕の好きなことは宇宙です。宇宙から社会課題を解決するビジネスをしたいです。

来場者3:私は食料問題に関心があって、日本の残飯を減らしたいと思っています。小売業の残飯を減らすようなビジネスで、起業したいと思っています。

来場者4:僕は大学生が「就活やだな」と思って就活している姿が嫌なんです。就活生が「俺はこれがやりたいんだ」「やっと就活だ」と思って積極的に就活に臨む、そんな社会を目指したいです。

来場者5:僕はものづくりを通じて、世のため人のためになることがやりたいです。ものづくり界の吉田松陰となりたいと思います。

来場者6:私は現代版の松下村塾を作りたいと考えています。是非手伝わせてください。

来場者7:人と人をつなげることが私は好きです。そんな出会いの場を提供したいと思って、2度目の起業にチャレンジしています。是非アドバイスお願いします。

来場者8: 人の生活を幸せにしたいというのが自分の目標です。でも、自分一人では一つか二つしか作れない。だから、同じように人の幸せを支えたいと考える人たちの、支援をしたいと考えています。

来場者9:私の志は、誰もが「やりたい」と思う志を実現できる社会をつくることです。それを軸に起業をして、事業をやってきました。

来場者10:僕は友達がバレエダンサーで、その人といつも、バレエを通じて日本の文化を変えたいということを話しています。今日お話を聞いて、環境や地球のことを考えると、それは利己的なことで、為にならないことなのかなと、分からなくなってきてしまいました。よろしければアドバイスをいただきたいです。

来場者11: 私はまだ高校3年生で未熟なんですが、教育に興味があって将来は先生になりたいかなと思っていました。でも、教育を知っていくうちに、それだけではだめなんだと思って、映画と教育を繋げて何かできないかと考えています。アドバイスをいただけると嬉しいです。

来場者12:僕は革命家でありたいと思っています。今の資本主義って、どんどん格差がのびていく仕組みだと思っていて、それを壊したいんです。父が貧困を経験しているからこそ、気づけたと思います。人間の多様なあり方が実現できる事業を作っていきたいと思っています。

来場者13:私は日本のライフワークバランスを変えたいです。私は10歳までオランダに住んでいましたが、そういう点がオランダはすごく発達しています。そのバランスの取り方を日本に持ってきたいのですが、それをどう事業化したらいいか、アドバイスをいただきたいです。

来場者14:僕は中学・高校時代にニキビに悩まされていました。その時は女の子に声をかけられるのも怖かったという原体験があります。そこからスキンケアに興味を持って、インドで、アーユルヴェーダというものを学んできました。その考えを、是非日本に広めたいなという志を持っています。

来場者15:自分は、ミュージカル×3Dプリンターで、子供達のものづくりの表現の幅を広げたいと思っています。自分も、ミュージカルで演技をすることを通じて、自分の表現の幅が広がるという経験を何回かしています。それとものづくりを掛け合わせたら、いったいどのように表現の幅が広がるかなという企画を立てています。

井上:はい、みなさんありがとうございました。伊勢谷さんに全部にお答えいただくのは大変ですね。

まず「どうしたらいいですか」っていう質問には答える必要はないと思っています。それは自分が考えて行動すればいいと思っているので。ノウハウではなくて、志を聞いて伊勢谷さんがどう感じたかを話していただければと思います。

リーダーシップの話、食料廃棄の話、就活の問題とか、教育と映画を掛け算したらどうだろう、資本主義社会をぶっ壊したい、いろんな話が出てきました。

伊勢谷さんご自身が得意で答えたいと思う所、志が響いた所を教えてください。

伊勢谷:幸せの話をしていましたが、日本人の幸せの話っていいんじゃないですかね。

井上:え?突然ですね笑

伊勢谷:4つの幸せの因子について、さっき井上さんと話をしていたんですよ。自分が何をしていると幸せなのかっていう定義づけが、意外とみんな持っていないと思っています。

井上:今日、VCセッションでご登壇された澤山さんが話していた話ですね。「生きがい」を、アルファベットでIKIGAIって調べた人います?
あのお話の繰り返しになりますけど、4つの円の交点が、まさに生きがいであると。

「好きなこと」「得意なこと」「お金儲けできること」「社会に貢献できること」まずはどこから始まってもいい。

もちろん、ずっと好きなことばかり行って人生を終える人もいますよね。社会貢献に力を入れていて、なかなか自分では儲けられないけど、なんとか続けられるぐらいにはなっている人もいます。それでも、別にいいと思います。

ただ、4つを全部満たす仕事ができていれば、大きな働きがい、生きがい、やりがいを感じられます、というお話でした。

もう一つ、幸福学の話をすると、こちらも4つの因子でまとめたものがあるんです。幸福学や、幸福の源泉となる心理学って、過去にも様々研究されています。

慶應義塾大学の前野先生という教授がシンプルに纏められたのが、4つの因子です。

1つは「自分らしく」。誰かに合わせるのではなく、自分がこうしたい、これが好きだ、って感じたことをやる。

2つ目は、「とにかくやってみる」こと。自信が無くて、どうなるかわからないけれど、飛び込んでみる。これは自己肯定に繋がっていくんです。

3つ目が、「なんとかなるさ」という気持ち。人は必ず壁や困難に突き当たります。セッションの中でも、ベンチャーなんて計画通りいくことは100%ありえない、そう言い切られていましたよね。その通りです。

でも「なんとかなるさ」と、ポジティブな気持ちを持ち続ける力です。

そして最後が「感謝」です。周りの人に「ありがとう」って感じられるかどうか。この4つがあれば、人は幸せになっていくのです。

これが、世界中の幸福学をシンプルにまとめたものです。

ですので、「それをみんなが感じられる社会を作るためにはどうしたらいいか」と考えることが大事なんだと思います。

伊勢谷:自分がやろうとしていることで、そういうことを感じられるかどうかを測る。それが重要ですよね。全てを含んでいたら、幸せを感じられるから、ずっと続けられる。

でも、どれかが欠けていたら、もう少し精度を高めてみる。何かを足したり、引いたり、そんなことをしながら、自分を客観視して見てみるのがいいと思いますね。

井上:今15名ぐらいに志を表明していただきました。どう感じられたでしょうか?

「革命」ではなく「革進」せよ

伊勢谷:「これって本当に地球のためになっているのか、迷ってしまった」っていうお話がありましたね。

皆さん、自分が生きるためなのか、人類が生きるためなのか、地球が生きるためなのか、迷うと思うんですよね。

ただ、地球と言っても、何かをしてくれって地球は別に望んでいないですから。

例えボロボロになっても、地球は地球です。僕らがいなくなったり、他の生物がいなくなるだけ。

ですので、地球を守らないでください。我々が守るべきなのは人類。

ただ、人類を守ろうと思うと、地球環境も守らなきゃいけなくなってきます。人間が生き残るために必要な環境条件を考えると、他の生物も生きていないといけないということになってきますね。

つまり、それは地球を守ることではないんですよね。我々自身を守ろうと思うと、必然的に地球を守り、未来の環境を作ることが必要になるということです。

そこはちゃんと整理してくれれば良いなと思います。

井上:なるほど。

伊勢谷:そして「革命家になります!」ってお話しされた方、マイクを使わなかったけれど、マイクはみんなに話を聞いてもらう道具。革命家を目指すなら、是非使ったらいいと思います(笑)

真面目な話をすると「資本主義」という大枠ではなく、その中でも何が悪かったのか、課題なのか、一体何を変えるべきなのかを明確にすると、そこに対して働きかける方法も見つかると思いました。

例えばだけど、私たちも、クラウドガバメントラボというのをやっています。

そこでは、今の経済において「商業銀行」の役割って何だろうということを、スイスで新しい商業銀行の形を提案している方をゲストに呼んで、お話を伺ったりしています。

簡単にいうと、商業銀行ってみんなから借金をして、お金の元手を作っている。そして、それをまた借金という形で貸し出していくわけですよね。借金によって国家の大部分が回っていることにならざるを得ない。

商業銀行は一つの例でしかありませんが、こういった部分のあり方を変えるっていうのも、革命者の一つのあり方かもしれませんよね。

井上:僕も学生時代に友人から、「なんかお前、革命する奴みたいだな」なんて言われた経験もありました。

ただそれから、伊勢谷さんが仰ったようにに、思考の幅は広がっているんですが。

良くありがちなのが「これが原因だ、これが元凶だ」と一つの物を悪者のように捉えて、ぶっ壊そう、という表現だと思うんです。

ただ、勘違いしないで欲しいのは、それは悪者ではなくて、ただ時代が変わっているんだということです。

例えば農業の世界でいうと、農協が最近悪者扱いされていることを良く目にします。

でも、戦後の食糧難だった時代には、全国で食糧生産したものを農協で集めて、全国に配給するという、とても大事で、意味のある機能だったんです。

そう考えると、昔の銀行だって意味があったでしょう。今の公教育にも不満が出ていますが、昔はすごいものだった。江戸時代に識字率が100%だったのは世界中で日本だけだったという説もありますよね。

どれも、すごく良いものだったのだけど、時代が変化していくと、社会構造が変わって、必要とされるものもだんだん変わってくる。そこに合わせていく必要はあるよね、という話だと思うのです。

なんでもかんでも昔のものを否定するよりは、良きことは良きことで残しておきつつ、時代に合わない部分は進化させる。革命というより、革進という言葉を使った方がよいでしょうか。

そうして社会を革進させていくことがすごく重要だと思っています。

伊勢谷:まさにそうだと思います。革命って「ぶっ壊す」「誰かを倒す」っていう構図を想像しがちですよね。

僕らが歴史を学んでいても、革命というと「誰かが誰かを倒す」という話が多くて 、映画なんかでも、正義が結託して、悪をボコボコにする、というストーリーは多いですよね。

ただ、おそらく現代において、誰かを傷つけることで世界が変わることはないと思うので、温和に、仲間を作りながら革進していきたいと思います。

「革命家になります」といった彼も、非常に鬼気迫る表情だったので少し心配だったのですが、どうやったら社会をより良くできるか、考えていけたらいいですね。

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