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コラム
2019/09/08

働き方の未来を創る!実践者が語る、自分で活躍のフィールドを選び、しあわせに生きる働き方の極意

新卒で入社してから3年後「就職活動をやり直したい」と考える社会人は約50%。この数字を1%でも減らすため、「未来をつくる君たちへ伝えたいこと」と題し、各界のエグゼクティブ達が大いに語ったイベント「Career Theater」。当記事では、株式会社パソナ 湯田 健一郎氏のご登壇部分をご紹介します。「働き方改革」の第一人者、湯田氏が語る、これからの社会におけるキャリア。これから就職活動を迎える全ての皆さま必見の内容となっています。 [sponsored by 株式会社パソナ]
働き方の未来を創る!実践者が語る、自分で活躍のフィールドを選び、しあわせに生きる働き方の極意

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「働き方」のプロ、湯田氏が語る「キャリアの考え方」

新卒として企業に入社してから3年後「就職活動をやり直したい」と考えている社会人は約50%。

この数字を1%でも減らすため、「未来をつくる君たちへ伝えたいこと」と題し、各界のエグゼクティブ達が登壇し、キャリアについて大いに語ったイベント「en-courage Career Theater」。

就プロではその内容をより多くの就活生に伝えるべく、その一部を書き起こし・編集、そして記事化を行いました。

当記事では、株式会社パソナ 湯田 健一郎氏のご登壇部分をご紹介します。

キャリアを考えるにあたって「これからの世の中、終身雇用は当たり前ではない」「働き方改革」「『会社』という組織の重要性が薄まる」なんて言葉を耳にしたことのある人も多いのでは。

でも、そんなこと言われても、就職活動の時に何を考えればいいんだろう? 普通に就職活動をするんじゃダメなのかな?

そんな疑問を持つ皆さんのために、湯田氏に「知っておくべき観点」をいくつか語っていただきました。

これから社会に踏み出していく皆さんは、その観点をぜひ頭の中に入れていただければと思います。

「自分ならではの働き方」を体現する湯田氏が考える、これからのキャリア観

湯田:皆さん、こんにちは。株式会社パソナグループの湯田と申します。

今日は「自分で活躍のフィールドを選び、しあわせに生きる為には」というテーマで、まずは、一風変わった私の働き方をご紹介します。

次に、これからの未来、社会がどういう風に変化し、働き方がどう変化するのか。そんな中、「キャリア」をどのように捉えればよいのかをお伝えします。

そして最後に、これから皆さんがたくさんの会社・人と出会う際に役に立つと思う「考え方」をお話しします。

はじめに簡単に自己紹介をします。

パソナグループといえば、人材派遣の会社というイメージが強いのではないでしょうか。そんな中で、私は70を超える事業に携わり、多くの部門の仕事をしてきました。
ソリューション営業、営業企画、事業開発、総務や財務、IRやプロモーション、そしてシステムの仕事にも取り組みました。そんな風にたくさんのチャンスを貰ってきて、現在は「働き方改革」の担当をしています。

現在の私の仕事の仕方をみて、私を「変態だ」なんて皆さんは言います(笑)。

なぜそんな風に言われるかというと、私は現在、8つの会社に所属しているからです。

その中で、メインで取り組んでいるのは、働き方改革の起爆剤といわれる「テレワーク」、パソナでは如何につながった働くかというコンセプトで、「リンクワーク」と言っているものです。

「テレワーク」って皆さん知っていますか? ITを活用して場所を制約せず、自宅や移動中、カフェなど様々なところで仕事をする、という働き方のことです。

このような柔軟な働き方を普及させることが、私の仕事の一つです。全国各地で、リンクワークスタイルにより、時間と場所にとらわれずに活躍ができる事例や取り組み方法を講演したり、多彩な人材を活用できることを企業の方にお話しています。

次に、「クラウドソーシング」は知っていますか?
クラウドソーシングとは、会社側から見れば「仕事を受注してくれる個人の方をWeb上で探し依頼できる」というもので、個人・フリーランスの方からすれば「Web上で自分にあった仕事をたくさんの中から探せる」というサービスです。

私も、2012年にJob-Hubというクラウドソーシングサービスを立ち上げました。

当時、クラウドソーシングはほぼ知られていませんでした。これまでに無かった新しい働き方のサービスを立ち上げ、展開していく中で、利用者、事業者、政府と「健全に活用していくために、どのようにしていくべきか」や「多くの方にクラウドソーシングを理解していただくためには」ということを議論し、決めていく必要がありました。

そのため、新しい働き方を日本に広げていくべく、2014年に一般社団法人クラウドソーシング協会を設立し、現在、その事務局長もしています。

この取り組みからつながり、現在は政府の仕事にも携わり、働き方改革を進めていく中で、経済産業省や厚生労働省といった省庁の中で様々な方針やルールを決めていく検討会の委員としても活動しています。

このような働き方改革を皆さんに薦めるだけでなく、私自身も、多様な働き方を実践しています。

例えば、私は毎月3~4日は地元の九州に戻っています。九州では父が事業をやっているので、その仕事の一部を手伝っています。
他にも、ベンチャー企業の役員をしたり、アドバイザーの役割も担っていたり。1つの場所にとらわれないだけでなく、自分の好きなこと、興味のあることに携わり仕事にしているんです。

上司から指示された仕事をするのではなく、「これをやったらいいな」という取り組みを自ら広げ、自ら仕事を作って、という働き方をしています。

以上、パソナや政府で働き方改革に携わっていることや、私自身が少し変わった働き方を実践していることをまずはお話しました。

次に、政府の委員としても広くお伝えしている、「これからの働き方」「これからのキャリアのとらえ方」について皆さんにお話します。

未来の働き方を知った上で、キャリアを考えよう

湯田:技術の進化、特にAIの活用により仕事の仕方が変わっていくというのは、皆さんも聞いたことがありますよね。
10年後には、今ある職種のうち約半分が、仕事の仕方が変わると言われています。人事や経理など、事務の仕事は、おそらくAIを活用して行われるものが大半になるでしょう。

次に、「人生」が長くなっていること。現在、小学校6年生の人は、平均107歳まで生きると言われています。すると、80歳くらいまでは元気に働くのが普通という社会になりそうです。

皆さん知っていますか? 日本では、企業の平均寿命はおよそ25年です。そう考えると、80歳まで働く中で、2・3回の転職は当たり前とも言えますよね。

これからの社会では「1社目をどうやって選ぶか」という視点よりも、「長い人生の中でどう働き、どう生きていくのか」が重要になるでしょう。

1つの会社に居続けるのではなく、いくつもの会社で経験を積むこと、テレワークの活用により、1つの時期に複数の会社で働くことも、現実的な選択肢となっていきます。

これからの就職活動において、「1社を選んで働くんだ」と考えるのか、「いつかご縁があって働くかもしれないな」と考えながら複数の会社を見るのかによって、吸収できるものが格段に変わります。

また、「お金を稼ぐ」という観点では、会社から給与をもらうだけでなく、「シェアリングエコノミー」を活用して収入を得るという選択肢も広がっています。

社会環境が急速に変わる中、自分がどんな働き方をするのか、どうやって収入を得るのか。人生設計はますます多様になります。

皆さんには、以上のような観点、将来の可能性も踏まえた上で、就職活動を考えて欲しいと思うんです。

自分の才能を活かし、どんな価値を生み出すか、どうやって収入を得ていくかイメージを膨らましてみてください。

例えば、私が勤めているパソナグループでは、地方創生にも取り組んでいて、私も多くの事業に携わっています。

具体的には、地方への移住を支援や、地域のプロモーション、外国人観光客の増加にあわせた仕組みづくりなどを行なっています。

説明すると「パソナグループって人材派遣の会社だとばかり思っていた」と、よく言われるんですが、実は兵庫県淡路島や東北地方などで地方創生を行うための新会社を立ち上げ、その地域に根ざしたビジネスを創ることで、雇用を広げる取り組みも多くしているんです。

淡路島では、廃校をリノベーションし、「のじまスコーラ」というレストランを創り、「ミエレ」という蜂蜜をテーマにしたカフェも海辺にて展開。

また、自然溢れる広大な県立公園で、プロジェクションマッピング技術を活用した、体験型テーマパーク「ナイトウォーク~火の鳥~」を昨年7月にオープンしました。

この4月には「HELLO KITTY SMILE」という、14メートルのキティフェイスがシンボルのレストランを創りました。キティって中国や台湾をはじめ世界で物凄く人気なんですよね。だから、このレストラン目掛けて外国人の方も沢山観光にやってくるんです。

他にも、施設を作るだけではなく、特徴あるイベント創りもやっています。「Awaji Art Circus」では、世界から様々なアーティスト・パフォーマーを呼んできて、1ヶ月間ずっとお祭りをやっています。

「こんなアイディアなら、世界から人が来てくれるんじゃないか、淡路島がもっと面白くなるんじゃないか」「これだけ様々なプロジェクトをあれば、淡路島で働く人も増えるだろう」

このような想いを持って沢山の仲間が淡路島でチャレンジをしています。「オフィスで働く」というのだけが仕事ではないんです。

私たちは地方創生事業を全国で展開し、発信し、様々な方とコミュニケーションをとりながら、そこで得た人脈や交流から、さらに新しいビジネスにつなげていく。こんな仕事の仕方、働き方も、今までよりも身近になっていくでしょう。

「湯田さんだけが変わっていて、こんな取り組みができるんじゃないの?」と言われることもあるのですが、実は、会社自体に紹介したような多彩な取り組みができる制度が組み込んであるか、という点がポイントなんです。

パソナグループで言うと、たとえばミュージックメイトという制度があります。

音楽家の方々は、ひとつのコンサートを開催する際に、半月くらい集中して練習に打ち込まなくてはならなかったり、海外での公演だったりすると、必然的に仕事は休なければならなります。すると、なかなか仕事に就くのが難しく、音楽家を諦めるということも多々あるそうです。

パソナでは、夢を追い、好きなことを仕事にしていこうという観点で、半分は音楽家として活動し、半分は会社で働く、こんな働き方が可能な仕組みを整えています。

同様にスポーツメイトという制度もあります。スポーツでも、十分な収入を得るのは簡単ではありません。「食べていくためにスポーツを辞めよう」ではなく、「スポーツをしながら働ける」。そんな柔軟な働き方ができる環境があるか。

多様な才能を活かしていくための会社の姿勢、仕組みがあるかは、働き手にとって長い目でとても重要です。

自ら発信し、自らにあった環境を選ぶ

湯田:結びに、私から皆さんにお伝えしたい考え方が2つあります。

今日の講演タイトルは「自分で活躍のフィールドを選び、しあわせに生きる働き方の極意」としていますが、皆さんは「しあわせ」を漢字で書いてくださいと言った時、どの漢字を書きますか?「幸せ」と書く方が多いかもしれませんね。

この「幸せ」という字は、漢字辞典で文字の成り立ちを見ていくと、もともとは「縄手錠の形」からきていて、手錠が締まらずに済んだことを示しています。なので、意味も「災いから逃れることができた」というものが強く、実は「満ち足りた感情」という意味ではなかったんです。

では、私たちがイメージする「良い感情」の「しあわせ」とは、どのような漢字で書くかというと、国語辞典では仕事の「仕」に「合わせる」と書いて、「仕合わせ」と記載されています。たしかに、高齢の方は手紙などを書く際、この漢字を使っていたりしますよね。

広辞苑では「仕合わせ」の意味解説として、「偶然の出会い」や「めぐり合わせ」と書かれています。

この意味を分かったうえで、より「しあわせに生きる」ためにはどうすればいいかを考えるとすると、答えはシンプルではないでしょうか。「しあわせ」を増やそうと思えば、めぐり合わせ、偶然の出会いを増やせばいいんです。つまり、色んな機会にチャレンジするほど、「しあわせ」が増える可能性があると言えます。

これからの長い人生において、多くの時間を仕事で使う中で、できるだけ出会いを広げられる環境に身をおけるかの可能性を考える。これからのキャリア選択においても、会社選びのときにも、大切な視点になるでしょう。

これは、金銭的報酬だけではなく環境報酬をしっかりみるとも言えます。自分が「これをやりたい」と手を挙げたとき、その声に向き合ってくれる会社なのか。
会社の事業内容や業績情報だけでなく、会社の文化・風土・制度にもぜひ目を向けてみてください。

そして、皆さんにお伝えしたい考え方がもう一つあります。

僕が学生のころ「りんごと椅子って、一緒なんだよね」と話をしてくれた方がいました。

はじめは何を言っているんだろう、と思いました。その方の話を聞き進めると、りんごも椅子も、分解して、分解して、さらに分解をしていくと、原子とか陽子とか中性子といったレベルまで分解すると、全部同じものと言えると。

全部同じもの。それを私たちはなんと呼ぶのかといえば「エネルギー」と呼んでいます。

エネルギーには大きなルールがあります。エネルギー保存の法則というのは、皆さん覚えていますか。

エネルギーは相互に変換するものの総量は変わらない。つまり、エネルギーを出すなら同量が戻ってきてほしいものなんです。

例えば、今、私が話しているときも、皆さんが頷いていただいているので、「この話は興味をもってもらえているな」と思って話を続けます。これもひとつのエネルギー交換ですよね。

私が仕事でクライアント企業を訪問するときも同様です。自分が色々お話を聞きたいときには、相手と同じくらいのエネルギーをこちらからも出していないといけません。

挨拶も同じです。「おはよう」と自分から先に挨拶しないのに、他人から自分へ先に声をかけて欲しいというのは道理があわないですよね。

ちなみに、エネルギーとは波長で表現されます。高エネルギーは山谷が深くアクションも早く、低エネルギーは波がゆっくりしています。
これを人間に置きなおしてみると、低エネルギーの人は、かち合いはしないですが、はずれやすい。一方、高エネルギーの人たちは、山谷がはっきりしている分、一見すると波長が噛み合わないように見えます。でも、一度合うと、ギアがはまるようにがっちり回っていきます。

これは、皆さんがこれから行う就職活動の場でも同じでしょう。

自分が「アクティブに生きたい」と思うのであれば、会社の社風や環境もアクティブなのかどうか。

自分が「新しいプロジェクトやりたい」と思うなら、新しいプロジェクトをいっぱい生んでいる会社なのかどうか。

そういう波長をきちんと見ていかないといけません。これから仲間になるであろう、その会社で働いている人をみるのも同様です。

会社紹介や求人情報に書いていることだけでなく、実際に“出会い”をつくり、社員一人ひとりがどんな波長を出しているのかを感じましょう。

多くの会社に訪問し、様々な人の話をきくことができる機会というのは、まさに、就職活動をしてく皆さんが一番持っていると言えます。社会人になると、フラットに話を聞かせてもらうのはなかなか難しいものです。

新卒一括採用という形を取っている国は、実は世界で2ケ国、日本と韓国だけなんです。この制度には賛否両論ありますが、世界的にみても、皆さんはたくさんのめぐり合わせを創れる時期にいるんです。

環境報酬が高い会社か、魅力的な仲間がいる会社か、そこに目を向けながら、様々な会社と出会っていける期間というのは、皆さんの今の時期が人生で最大なんだということを認識しておいてください。

その立場を活かして、自分が興味ある事、やりたい事を大いに発信をし、どのようなフィールドを選び、「しあわせ」になっていくかをしっかり判断する。そんな時間を紡いていただければと思います。

以上で私の話は終りとさせていただきます。今日お伝えしたことが少しでも皆さんの「活き方」のヒントになれば幸いです。本日はありがとうございました。

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