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自分の「強み・長所」がない就活生に!「強み」の見つけ方と答え方

就活の際に、エントリーシートや面接で聞かれる質問に「自分の強み」があります。自分には「強み」なんてない…と悩んでいる就活生も多いのでは?そこで、就活を前向きに進められるように、「強み」の見つけ方のポイントと書き方を解説します!

「自分の強みがわからない」3つの要因

就職活動でよくある「あなたの強み・長所はなんですか?」という質問。

「強みや長所なんて、私にはない」と思っていませんか?

就活生が自分の強みや長所をわからない原因は3つあります。

1.「強みがない」ではなく自分の強みに「気づいていないだけ」 「強み」や長所があっても、それが自分の中では当たり前のことになっているので、気付いていないことがあります。

客観的な視点で自己分析すれば、「強み」や長所は意外と簡単に見つけられるかもしれません。

就活で自己分析は非常に大切なこと。

自己分析することで、自分の「強み」が明確になり、仕事への適性も分かってくるはずです。

まずは自分には強みがあると信じることが重要です。

2.謙虚な性格から「自分の強み」として認められない 自分の短所はすぐに分かっても、自分の「強み長所」を素直に認められない人が多いようです。

謙虚であることは良い面もある一方で、悪い面もあります。

自分の強みを理解していないことは「自らが活躍できるポイントを理解していない」ことであり、仕事においては大きなマイナスとなりかねません。

自分の強みや長所は、謙虚にならず可能な限り客観的な視点で考えるようにしましょう。

3.「強み」とは特別な才能と思っている 「強み」という言葉のイメージは、長所と違って、ずば抜けて人より優れている能力、誰も持ちえない特別な才能と感じている方が多いのではないでしょうか?

それでは少しハードルが高いかもしれません。

就活でエントリーシートや面接で企業が質問する「強み」とは、特別な才能とかではなく、自分の個性や特徴などをさしてします

もっと言えば就活における「強み」とは、他者と比較して優れている「能力」ではなく、自分の持つ能力の中で最も優れているものです。

少し肩の力を抜いて、自分の性格や考え方などで良いのです。

ハードルを少し下げて自分と向き合うと見つかりやすいでしょう。

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「強み・長所」を見つけやすくなる方法

では、具体的に「強み・長所」とは何なのでしょうか?

大きく分けると「強み・長所」は2つに分けることができます。

それは「自分自身の強み・長所」と「外部の評価による強み・長所」です。

①自分自身の強み、長所 「協調性」「責任感」「コミュニケーション能力」が長所として挙げられる素養でしょうか。

他にも「素直さ」「愚直さ」「論理性」「感情移入しやすい」などが挙げられます。

こういった強み・長所は、自分の経験やエピソードによって説明することができます。

よって、こういった長所を「自分の強み」として話す(書く)場合は、それに対する深掘りに答えられるように準備しておく必要があるでしょう。

②外部の評価による強み・長所 例えば、「TOEIC800点」「大学での研究による評価」「課外活動で得た成果や評価」などが挙げられます。

「TOEIC800点」などの資格については、証拠として提示できるものが存在するので説明は簡単でしょう。

ただし、後者の2つに関しては、①の長所と同様に経験やエピソードを深掘りされることがほとんどです。

「なぜ、その研究に興味を持ったのか」「辛い時はどうやって切り抜けたか」などテンプレの質問への回答は準備しておきましょう。

「自分の強み・長所」の見つけるための3つの方法

では、自分の強みや長所は、どうやって見つけるのでしょうか?

もしあなたの強みや長所がまだ見つかっていないのであれば、下の3つの方法を試してみてください。

1.過去の印象的な体験から自分の強み・長所を見つける いわゆる「自己分析」と呼ばれる手法です。

まずは、部活動やサークルなどであなたが取り組んだ活動を振り返ってみてください。

課外活動で困難だったことや目標を達成したことなど、印象的な体験があったと思います。

そんな時、あなたはどう行動したか。

これを思い出すことが重要です。

困難や目標に対してどんな努力をしたかを振り返ってみるとあなたの「強み」はきっと見つかるでしょう。

2.自分の弱みは強みに言い換えられる! これは謙虚な方におすすめの方法です。

実は弱みは強みの裏返しであることが多いです。

例えばあなたの短所が「気が弱い、引っ込み思案」だとしましょう。

もちろん気が弱いことは、仕事に支障があるかもしれません。

しかし、あなたが相手のことをとても大事にしているからこそ、気が弱くなってしまうのかもしれません。

つまり、あなたの強みは「相手の気持ちを尊重すること」なのです。

このように自分の弱みの裏返しから強みを発見することもできます。

他にも以下のような例があります。

・自己中心的→ペースを崩さない ・頑固、意地っ張り→意思が強い ・大雑把→おおらか

性格や感情に関して弱みや短所は「自分の強み・長所」に言い変えることができます。

自己分析をして「自分の強み」が見つかったら、その裏付けとなるエピソードを探すことも必要です。

面接でも「強み」について聞かれる場合がありますので、ここはしっかり押さえておきましょう。

3.企業研究をする 就活で企業研究は最も重要な部分。

企業のホームページや説明会、OB訪問からその企業の業務内容にどんな能力や資質が必要であるかが分かります。

分析の結果、その能力や資質から自分に当てはまるものを「強み」として自己アピールしましょう。

企業が求める「強み」に合わせることで企業に伝わりやすい自己アピールをすることができます。

どうしても強み・長所が見つからない場合はこの方法を試してみてください。

アピールを避けたほうがいい強み

前項の方法で自分の強みを見つける方法をとお伝えしましたが、実はPRを避けたほうがいい強み回答も存在します。

「なぜアピールしないほうがいいのか?」という理由も合わせてをお伝えします。

1.他の学生と被りやすいから避けたほうがいい 行動力/好奇心旺盛さ/チャレンジ精神/素直さ...。

多くの就活生が面接やエントリーシートで回答する強みは避けたほうがいいです。

もし上記のキーワードを選ぶのなら、本当にあなたの「行動力/好奇心旺盛さ/チャレンジ精神/素直さ」は優れているのか?という問いを他の就活生と比較して決めましょう。

他の方と比べても突飛しているという思いがあれば、ぜひこれらのポイントも強みとしてアピールしてみましょう!

2.仕事に活かしにくい 面接官があなたの強みを聞いて「仕事に活かせるかどうか想像が湧きにくい」ポイントは避けたほうがいいでしょう。

そもそも面接の目的の一つは「あなたが自社で活躍しうるか」です。

その場合、仕事となかなか結びつきづらいポイントは、それがあなたの真の強みだったとしても就活でアピールするのは避けましょう。

例えば「運動能力/笑顔/マナー」など、あなたの伝え方次第なところはありますが、もっと効果的な回答方法があるかもしれません。

3.「薄い」ポイントをアピールしている あなたのPRした強みに下記の要素が含まれていない場合は、面接官に「この子の強み薄いな」と思われることがあるかもしれません。

・強みの伸び幅(成長可能性)が薄い ・話が広がりにくい ・抽象的である

例えば、「清潔感がある」「マナーが身についている」「想像力」「スピードが早い」など。

強みのアピールで面接官が心の中で「薄いな」と感じないように、想像力膨らむPRをしましょう!

「自分の強み」の魅力的な伝え方・書き方

ここでは魅力的な強みの伝え方・書き方のポイントを4つお伝えします。

面接で聞かれた場合の回答方法としても参考にしてください。

ポイント① 結論から伝える 最初に結論を書くことによって、企業の採用担当者は「強みは○〇でそのことに関連するエピソードが続く」と理解でき、分かりやすい文章となります。

そのため、書き始めは「私の強みは○○です」と書きましょう。

例えば、「○〇部で部長をしていました」と書き始め、その後、エピソードについて書いても、最後まで「強み」が何であるか分からないからです。

面接においても、質問に対しては結論から答えましょう。

ポイント② 具体的なエピソードを交える 「強み」や長所には、その理由やエピソードがあるはずです。

それらを具体的に書きましょう。

例えば、「私の強みはコミュニケーション力です」と書くことは簡単ですが、具体的なエピソードを伝えないと、説得力に欠けます。

過去の経験したことを「強み」に結びつけることで、「コミュニケーション力があること」を企業側に強く印象づけられるでしょう。

また、エピソードはストーリー性があるので、読む人が共感しやすいことも説得力に繋がります。

その結果、読む人、聞く人の印象に残りやすく、面接でもアピールできます。

ポイント③ その「強み」によって得たものを伝える 次に、エピソードから何を学んだかを考えましょう。

目に見える成果でなくても、活動をしていて確実に自分の実になるものがあるはず。

経験から得た「学び」をエントリーシートに書けると、企業の採用担当者にも面接でもより良い印象を与えられます。

ポイント④ 入社後の活かし方を伝える 「強み」を仕事に活かすという強い意思を伝えると、企業の採用担当者は入社後の姿を想像しやすくなります。

できれば、その企業に入社後、どのように仕事に活かしたいのか具体性を持たせて伝えられると、エピソードと同様に説得力が増します。

より具体性を持たせるということは、「企業のどの部署で、どう活かすのか」まで伝えること。

例えば、「〇〇部の新規プロジェクに携わり、貴社に貢献していきたいです」と書くと、より企業の採用担当者の印象に残るはずです。

面接においても企業側が注目する部分でしょう。

以上のポイントを押さえた「強み」を伝える例文を最後にご紹介しますので参考にしてください。

面接で聞かれた場合も、①から④のステップで答えましょう。

「自分の強み」例文

では、自分の強みを魅力的に話す方法を学んだところで、実際の先輩の「自分の強み」の伝え方の例をみていきましょう。

1つめは総合商社に内定をもらった先輩の例文です。

強みを社会人になった時の成果と繋げることが出来ています。

ぜひ参考にしましょう。

<例文① 「協調性」を述べる場合> 私の強みは協調性がある点です。

大学では3年間テニスサークルに所属していました。

サークルでは、「テニスを通じて仲良く楽しくやっていきたい」というグループと、「テニスを上手くなって校内の大会でも上位を目指したい」という2つのグループに分かれ、不穏な雰囲気になることがありました。

その時に自分は、まずメンバー皆がもっと仲良くなること、フランクに話せる環境を作ることが必要と感じ、第三者として、両方のグループの意見を聞きました。

結果として、双方の考え方には勘違いがあった部分が分かり、それ以降は、お互いの意見に耳を傾けるようになって、仲の良い環境づくりができました。

練習時間や内容なども今までより効率よくなり、校内の大会ではあと一歩で優勝というところまで飛躍的に向上できました。

この経験を活かして、社会人になっても、同じ業務に携わる人たちとのチームワークを大切にし、常に周囲の仕事の状況を見ながら協調性を持って行動したいと思っています。

<例文② 「気配り」を述べる場合> 私の強みは、気配りが上手いところです。

大学入学時から、ボランティアサークルに所属し、介護施設での高齢者の生活サポート、保育施設での子供たちの面倒などの活動に従事しました。

ボランティア活動は主体性と共に献身性が求められます。

特に、ご高齢の方や体の不自由な方が何を望んでいるか常に先回りして考えていました。

困っている人をサポートすることは簡単なことではなく、苦労を背負う部分も多いですが、気配りを忘れずに接することで、とりわけ高齢者の介護施設では、入居者やその家族の方から感謝の言葉をいただきました。

また、同じボランティア活動に従事しているサークルの他のメンバーに声をかけ、できるだけ手助けするように努めました。

その結果、最終学年ではメンバーからの信頼も得られ、サークル長に選ばれました。

この気配りの上手さを貴社でも活かし、困っているお客様への親切な対応と、職場内での円滑な交流づくりに気配りをしながら対応していきたいと思っています。

<例文③ 「笑顔」を述べる場合> 私の強みはいつも笑顔を絶やさないところです。

大学2年生のときにカフェでアルバイトをしていましたが、忙しい時間帯ですと、どうしても私を含めスタッフが険しい表情になりがちでした。

お客さまも私たちスタッフのそのような表情や態度に気づかれたのかリラックスしていないと感じました。

私はこの現状を何とか変えたいという思いで、他のスタッフとミーティングを行い、どんなに忙しい状況においても笑顔を絶やさないということを全員で共有しました。

いつも笑顔で接客する環境づくりを目標にした結果、以前より明るい雰囲気のお店に変えることができました。

訪れてくださるお客様も増え、売り上げにも貢献できました。

社会人になってからも、仕事上のさまざまな困難な状況において、いつも笑顔を忘れないで前向きに取り組みたいと思います。

強みの一覧

ここでは、自分の強みを見つけたり、表現したりする際に使える強みの単語一覧をご紹介します。

ここでご紹介するのは、経済産業省が発表した社会人に必要な基礎力。

採用担当者も求める人材象を定義するときに参照してい流ものです。

これらに当て嵌めながら、自分なりにアレンジすると強みをアピールしやすいのでぜひ参考にして見てくださいね。

<前に踏み出す力> ・主体性 物事に進んで取り組む力

・働きかけ力 他人に働きかけ巻き込む力

・実行力 目的を設定し確実に行動する力

<考え抜く力> ・課題発見力 現状を分析し目的や課題を明らかにする力

・計画力 課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力

・想像力 新しい価値を生み出す力

<チームで働く力>

・発信力

自分の意見をわかりやすく伝える力

・傾聴力

相手の意見を丁寧に聴く力

・柔軟性

意見の違いや立場の違いを理解する力

・状況把握力

自分と周囲の人々や物事との関係性を理解する力

・規律性

社会のルールや人との約束を守る力

・ストレスコントロール力

ストレスの発生源に対応する力

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