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【エンタメ業界大手3社に聞く!】地方就活生の魅力とは?

47 INTERNSHIPは、全国47都道府県からそれぞれひとりずつ選出された47名の学生が参加するオンライン上のインターンシップです。首都圏、地方にとらわれず、多くの学生がビジネスに関するアイデアを出し合い、参加企業に向けてプレゼンテーションを行いました。今回は、この47 INTERNSHIPに参加した企業にインタビュー。オリエンタルランド、電通、フジテレビ、3社の人事担当者に、参加の経緯や、地方就活生の強み、入社後の働き方などについて、たっぷり語っていただきました。

「もっと全国の学生に会社の魅力を知ってほしい」、そんな思いで参加!

―まずはみなさんの自己紹介と、47 INTERNSHIPに参加したきっかけについてお聞かせください。

原:オリエンタルランドの原です。2008年に総合職で入社し、フード本部を経て人事部に配属されました。現在は採用チームの一員として、新卒採用の統括をしています。

47 INTERNSHIPに参加したのは、以前から「首都圏以外の学生さんとお話する機会が少ないな」と感じていたからです。

当社のコア事業は東京ディズニーリゾートの企画や運営で、東京ディズニーリゾートをご利用されたことが比較的多い首都圏にお住まいの学生さんと接する機会が多くなる傾向にあるんですよね。一方で、社内では、全国各地出身の社員が、とてもイキイキと活躍しています。

「きっと首都圏以外にお住まいの方で、当社の理念である『夢・感動・喜び・やすらぎ』の提供に共感してくださる学生さんも多いのではないか」「もっといろんな地域の学生さんに出会いたい、どんなことを考え行動しているのか見てみたい!」という思いで参加させていただきました。

由利:電通の由利です。私は事業会社で採用や人材開発などを担当したのち、2019年に中途採用で電通に入社しました。現在はリーダーとして新卒採用をメインに採用関連業務に携わっています。

当社は現在、ビジネスの領域を大きく拡大しようとしているところです。広告コミュニケーションを主軸とした事業だけでなく、ビジネスの課題をあらゆる切口で解決する顧客伴走型の組織へ――。「Integrated Growth Partner」を合言葉に、明確には領域を決めず、どんどん新しいことに挑戦しています。

このようなフェーズなので、ぜひ「枠組みにとらわれない、行動力に溢れる方」「未知に対して、"恐れ"より"楽しい"という感情のほうが強い方」に出会いたいと思って47 INTERNSHIPに参加しました。

地方出身の学生は首都圏の学生とは異なり、情報まで少し距離がある、自分から情報を取りに行って行動しないと進学にせよ就職にせよなかなかほしい情報にたどり着けない環境だと聞いたことがあります。だからこそ、そこを突破する行動力があり、意欲やエネルギーの強い方も多いのではないかと思ったのです。

また、全国の学生の皆さんに電通の実態を知っていただきたい、二次情報や曖昧な解釈が混じった情報ではなく一次情報を届けたいという思いもありました。通常の採用活動では出会えない幅広い人材と接触し、私たちを知ってほしいという思いで参加しています。

小野:フジテレビの小野です。2021年に報道志望で入社し、現在は人事部に所属しています。

私たちが47 INTERNSHIPに興味を持った理由は、「オンラインで3日間もインターンシップをやるとはどういうことだろう?」というところが純粋に気になったからです(笑)。

テレビは、今、地上波だけでなく、ネット、イベントなど、さまざまな手段や複合的なメディアに対応しなければならない多様化の時代に突入しています。

また、コロナ禍で、採用も対面だけでなくオンラインが当たり前という多チャンネルの環境に移りました。このような状況なので、ぜひ「どんなことをやっているか見てみたい!」と思ったんですよね。

ほかに、オリエンタルランドさん、電通さん同様、「フジテレビを知ってほしいな」という思いももちろんありました。実は少し前に、地方出身の内定者に「フジテレビにどういうイメージを持っていたか」とヒアリングをしたことがありまして......。そのとき、思いのほか多くの内定者から「まさか受かるとは思わなかった」「ちょっと敷居が高く感じた」というコメントをもらったんです。

フジテレビは、良くも悪くもノリがよく、お祭り好きな、普通の会社です。そういうことをもっともっと知ってもらいたいなと思いました。

<写真左> 株式会社電通 由利 和己さん

<写真中央> 株式会社オリエンタルランド 原 真奈未さん

<写真右> 株式会社フジテレビジョン 小野 恵里さん

実際に47 INTERNSHIPに参加して、学生の成長度に驚いた

―実際に47 INTERNSHIPに参加されてみていかがでしたか? 率直な感想をお聞かせください。

小野:ただただ勉強になりました。首都圏の学生だとか地方の学生だとかはまったく関係なく、皆さん本当にグループワークが上手!全体を見渡す子、発言を促す子など自然と役割分担ができていて、そのなかで適切に考える時間を取ったり、オンラインのホワイトボードツールを使ったりと工夫しながらテーマを深めていました。

最終的には、企業のアドバイスをしっかり吸収した上で、さらにその上を行くようなプレゼンテーションをしてくれてとても驚いたことを覚えています。

すごすぎて、「この子たちが私の下に入ってきたらこわっ!」と思ったぐらいです(笑)。企画会議や番組作りに生かせそうな手法やノウハウがたくさん詰まっていて、私たちが学ばせていただいたと感じています。

原:同感です。皆さんすごく積極的に参加されているな、自分の考えを、躊躇なくしっかりと発信されているなと思いました。

毎日、顔を見るたびに、47 INTERNSHIPにしっかりと取り組まれているがゆえに疲れはあるけれども、みなぎっている感じがするというか、気迫を感じるというか。

右肩上がりでどんどん議論や発表の内容がよくなっていったのが印象的でしたね。

由利:おふたりの感想とややかぶってしまうのですが、私は「学生の吸収力」に驚きました。その吸収力は、「成長欲求」と「素直さ」が作り出しているものだと思うんですよね。

「このインターンシップでたくさんのことを吸収して、今の自分が持っていないものを知り獲得しよう!そのために積極的に動こう!」という成長欲求と、「『人からのアドバイスや指摘には何かしら言っている背景がある』と捉えてまずは素直に受け取って考えよう」という素直さ。

参加学生全体に、そのふたつの強みがあることを感じました。

原:あとは、ご自身のことだけじゃなく、ご家族や地域のことをとても大切にされている方が多いところも印象に残りました。

地域の課題を自分ごととして捉え当事者意識をもって向き合っている方が多く、純粋に「すごいな、尊敬しちゃうな」と思いました。

小野:そうですね。おじいちゃんやおばあちゃんに着目したアイデアや、身近な人や環境を意識した提案が多く、そういうところに、さまざまな地域の学生さんがもつ視点のよさや多様性の強みみたいなものを感じました。

地方出身者の強みは、「独自の視点」と「道を切り拓く力」にあり!?

―冒頭で小野さんが、「地方出身者が、都市圏の企業に対して敷居の高さを感じているようだ」といったお話をされていました。 原さん、由利さんもそのようにお感じになることはありますか?また、都市部以外の地域で生まれ育った方の強みはどのようなところにあると思いますか?

原:私も「まさか受かると思わなかった」「面接に来られただけで嬉しいです」という声を聞くこともあり、「身近に感じていただきにくい会社だと思われてしまっているんだな」と感じることもあります。

最初に少しお話した通り、当社では全国の出身者が活躍しています。彼ら、彼女らの活躍を見ていて感じるのが、「遠方に住んでいたからこその視点」の強みです。

どういった情報が届きにくいか、どのような情報を届ければもっと東京ディズニーリゾートに行きたいという気持ちを喚起できるのか、遠方からいらしたゲストをどうおもてなしするかなど、当社に触れる機会が少ないからこその発想があって、そこが仕事にちゃんと生かされていると感じるんですよね。

また、情報に振り回されず目の前のことに真摯に打ち込む強さや、いろいろなことを自分ごととして捉え解決しようとする意識の高さも感じます。

首都圏出身者には首都圏出身者の、地方出身者には地方出身者の強みや個性があると思うんです。当社としては、もう、みなさん、ウェルカムです!理念に共感していただけるようでしたら、ぜひ受けていただきたいなと思います。

由利:私からは、「採用する側はまったく気にしていない」ということをお伝えしたいです。

当社は、似たようなタイプの人よりもいろいろなタイプの人を採用する会社です。

「きっと電通はこういうタイプの人を好むだろう」と予想し、それに合わせた形で選考に臨んでいただくよりも、皆さんがもともと持っておられる価値観や物事の捉え方をそのままお伝えいただきたいと思っていますし、そんな皆さんと弊社社員の価値観が意図せず混ざり合うことで、電通は進化していけると思っています。

強みで言うと、やはり、突破力や行動力でしょうか。地方出身の方は自分が求めるものを手繰り寄せるために、少なからず、努力や工夫をされてきたことと思います。私たちの仕事も、ここにないものをなんとかして手繰り寄せて形にしていくような、いわばカオスな仕事です。

ですから、皆さんが知らず知らずのうちに培ってきた経験が大いに役立つのではないかと思っています。未知に挑み、道を拓く。そんな力を、思う存分発揮していただけると嬉しいですね。

―小野さんはいかがでしょう?なにか地方出身者に感じる強みはありますか?

小野:私は、「型にはまらないよさ」があるなと感じています。47 INTERNSHIPのときも少し感じたのですが、首都圏の方って、情報が多いせいか、少しフォーマットとかやり方が出来上がっちゃっている感じがあるんですよね。

「プレゼンのときはこう」「面接のときはこう」といったような......。それが悪いというわけではないのですが、一方で、わちゃわちゃしたなかで試行錯誤しつつ新しいアイデアを出すということがしにくくなってしまうという側面もあると思うのです。

地方出身の方にもいろんな方がいらっしゃるわけで、決して「地方出身者だから」ということではないと思うのですが、なんとなく、都市部以外で生まれ育った方は、「よくわからないけどやってみよう!」とみんなでわ~っと喋って、試行錯誤し、一所懸命に工夫するみたいなことが得意なような気がします。

47 INTERNSHIPでもそのような学生さんのまっすぐな姿をたくさん見て、キュンとしてしまいました(笑)。

企業も地方就活生を求めている。活躍のステージは、すぐそこに

―最後に、入社後の活躍の道筋や、就活中の学生へのメッセージをお願いします。

原:入社後は、出身地によってキャリアが変わることはありません。総合職として入社をされると、原則テーマパークオペレーション部門に配属となります。時間帯責任者として、人材マネジメントとテーマパーク運営を追求していただきます。その後のキャリアは100人いれば100通りあり、様々です。

舞浜本社から歩いて15分程度のところに寮があり、そちらに入る方も多くいます。同じタイミングで入寮した同期同士で仲良くなることも多く、とても和やかな雰囲気なんですよ。

どこのご出身であっても問題ありませんし、東京ディズニーリゾートへの訪問回数も問いません。「夢・感動・喜び・やすらぎ」の提供に共感した皆さんに入社をしていただきたいです。ご興味を持っていただけるようであれば、ぜひ受けに来ていただきたいです。

由利:電通の場合も、特段、出身地によって勤務地やキャリアの道筋が変わることはありません。繰り返しになりますが、当社の仕事は、未知でカオスです。そして、だからこその面白さがあると思うのです。思ってもいなかったような仕事に巡り合えたり、業界の第一人者から想像をはるかに超えた気付きを得たり......。自分の枠組みを大きく広げてくれる仕事が、本当にたくさんある会社ですので、「挑戦したい」「成長したい」という人に、ぜひ来ていただけると嬉しいですね。

小野:フジテレビは、今、「挑戦と創造」をテーマに掲げて、"楽しい"の提供に取り組んでいます。"楽しい"は凝り固まった発想では生み出せないもの。多くの人の、多様で、柔軟な発想が必要だと考えています。ですから、できるだけいろいろな人を採用したいと思っています。既に全国各地の出身者が活躍していますので、どうぞ自信を持って受けに来てくださいね。

地方にも素敵なテレビ局はたくさんありますが、在京キー局の魅力は、なんといっても規模の大きな、多彩な仕事ができるところ。わくわくするような出来事がたくさんあります。「新しいフジテレビをつくってやるぞ」という気概のある学生さんをお持ちしています!