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公開日 : 2022/05/03
自分らしく、未来を選ぶために。文系女子があえてIT業界を選んだ理由
今回お話を伺ったのは、澤野 真秀(さわの・まほ)さん。現在はIT業界でバリバリ活躍されている彼女ですが、就活時にはなんとなく夏のインターンシップに応募して、ほとんど受からないという経験をされたそうです。そこから真剣に自身の目指すキャリアを考え、辿り着いた目標は「仕事のできる自立した女性」でした。そんななか、なぜ澤野さんがIT業界をファーストキャリアとして選んだのか?出産や育児などのライフイベントと自身のキャリアについてどう向き合ってキャリア選択をしたのか?など澤野さんのキャリア論についてお話を伺いました。
目次
「仕事のできる自立した女性」を実現するために必要なこと
タイムリミットがあるからこそ、最速での成長環境を求めた
文系から知識ゼロで飛び込んだIT業界
一人ひとりの未来につながる評価制度
IT業界の特性を活かし、ライフイベントと両立し、成長していきたい

「仕事のできる自立した女性」を実現するために必要なこと

- 本日はよろしくお願いします。まずは澤野さんの現在のお仕事について簡単に教えてください。

2019年に新卒で入社をしてから、一貫してスーパーやコンビニのレジなど流通業界で活用されるITシステムの品質保証を行っています。

私たちが日常生活で使っているITシステムは世に出る前にその品質を確かめるためにテストを行っています。その中でも、リリース直前となる最終工程のテストの計画や準備、推進をお手伝いしています。万が一、リリース後にバグなどが発覚すると利用者に大きなご迷惑をかけることになります。企業の信頼を大きく損なうことになるため、この業務は非常に重要な工程となります。

-仕事内容を伺うと文系には馴染みの薄そうなイメージがありますが、澤野さんはどのような就活をされていたのですか?

最初はほとんど考えずに、なんとなく気になった企業のインターンへ応募をしていました。しかし、やはり現実は厳しいものでほとんどの企業からお祈りをされてしまいました。このタイミングで将来どんなキャリアを歩みたいのかについて真剣に自分自身に向き合い考えました。

女性としてキャリアを考えた時に、「働き続ける」か「専業主婦になる」かの2択がどこかのタイミングで訪れると思います。しかし、飽きっぽい自分の性格を考えると専業主婦は向いていないなと(笑)また、就活でさまざまな女性社員の方とお話しさせていただく中で「働いて自立している女性はかっこいい」という憧れが生まれました。自分もそんな女性になりたいと思い、そうなれる環境とは何か?という問いから就活の軸を作っていきました。

-どのような環境が重要だと考えたのですか?

様々なライフイベントがある中で、例えば結婚・出産後も働き続けるとなると、福利厚生などが思い浮かぶと思うのですが、正直将来の自分にとってどんな制度が必要なのかさっぱりわからなかったのです。また、現時点で何かしらの制度があったとしても、ものすごいスピードで社会が変化しているので、必要なタイミングで必要な制度が入社した会社で用意されるかは誰にもわからないなと思いました。そのため、必要なのは制度ではなく、必要になった時に望む環境にいつでも移れる状態に私自身を成長させることだな、ということも気づくことができました。実力さえあれば選択肢の自由度は高くなりますからね。

タイムリミットがあるからこそ、最速での成長環境を求めた

- 企業を選ぶ際にはどのように考えられていたのですか?

年齢に関わらずチャンスがあるか?が一番大きな軸でした。出産のタイミングなどを考えると早くから実力をつけるために、20代は自分に負荷をかけて頑張りたいと思っており、掴んだチャンスを活かしながら成長できる環境が必要だと感じました。

そんな中で若い方が多く活躍している人材業界とIT業界を中心に企業を見たのですが、より成長率が高いIT業界への志望度が高くなっていきました。ITについては今後の社会を考えてもニーズは上がり続けるため汎用性の高いスキルが身につくだろうという確信があったのですが、独学で学ぶにはハードルが高いと感じたのも大きなポイントでした。

- そんな中でSHIFTに惹かれたのはどんなポイントですか?

私の勉強不足でもあるのですが、当時はいざIT業界の企業を見ても、どの企業も同じに見えました。そんな中、SHIFTは未経験の私が見てもビジネスモデルが差別化されているように感じたんです。品質保証領域は、競合他社が少ないのに市場規模が非常に大きく、成長性を感じた点も魅力的でした。実際に11期連続で売上高成長率150%を実現しており、今後の成長の余地も大きいとなると、必然的にポジションも沢山できて早い段階で昇進し、多くのチャンスを掴める可能性が高いと思いました。

- すごい成長率ですね...同じく大きな市場を扱う大手企業には興味はなかったのですか?

正直に言うと、あまり意識はしていなかったです。大手かベンチャーか、という点より、過去どれだけ売上が伸びていたかを見ていました。例えば成長率の高さや期間に対しての伸び率などから、長い時間をかけてじっくり成長していくというキャリアプランより、入社したタイミングで若手でも大きなチャンスを得られる環境を求め、企業探しをしていました。

文系から知識ゼロで飛び込んだIT業界

- 実際に未知のIT業界に入社してどうでしたか?

最初は本当に大変でした(笑)入社して2ヶ月は研修で、IT業界の構造やプログラミング、またお客様になりうる業界についてまでしっかり学ばせていただいたのですが、実際に現場に出てみると「わかる」と「できる」には大きな違いがありました。私は研修後にいきなり大規模なプロジェクトにアサインされたのですが、最初は現場で飛び交う専門用語の意味すら理解ができず、毎日必死に調べたり先輩に聞いて食らいつきました。

弊社では新卒で入社した先輩がメンターとして1年間伴走してくれる制度があり、入社したばかりの頃は毎日のように時間をもらって今日の業務でわからなかったことをぶつけてサポートしてもらいました。毎月実施していた面談では、壁にぶつかった時の乗り越え方についてアドバイスを頂き、それが今でも自分の型になっています。いまから考えると手のかかる後輩だったと思いますが、忙しい中でも嫌な顔ひとつせず付き合って下さった先輩には頭が上がりません。同期に話を聞いても、多くの同期は成長痛を感じながらも楽しく働いていると聞いています。


ちなみに、現在では入社前にもIT研修の制度があり、より文系の方にとってもスタートダッシュを切りやすい環境になっていると思います。

- 入社後の配属はどのように決まったのですか?

弊社では基本的には自身の希望や志向に合わせて配属が決まります。新卒に関しても当時は研修期間が終わったタイミングで社内の役職者の前でどの部署にいきたいかについて全員がプレゼンを行い、配属が決まりました。私はITのことは全くわからない状態で入社したので、せめて担当するシステムは馴染みの深いものをと思い、日常でも触れる機会の多いスーパーやコンビニのレジなどのシステムを扱うことが多い流通業界を希望し、配属となりました。

一人ひとりの未来につながる評価制度

- グループ全体で6800名以上(2021年8月末時点)の規模になりながらも、新卒の配属で個人の希望を反映できるのはすごいですね。

実は新卒に限らず、中途で入られた方も含めて配属や異動の希望はほとんど実現されるようになっているようです。本人の意志を無視して会社の都合で働かせてもパフォーマンスは上がりませんし、本人にとっても会社にとっても不幸です。こういうことが起こらないように、弊社では全社員について、仕事のログ、入社年、家族構成、社内イベント出席率、給与推移、メンタルスコアなどを記録した「ヒトログ」という人事データベースを自前で開発し、閲覧権限を制限した上で運用する仕組みがあります。

- 自社で人事システムを開発して運用しているのは本気度を感じますね。

個人としては、自ら設定した目標に対して、上司がしっかり時間をとり、評価に対するフィードバックをしてくださるので、納得もできますし、高いモチベーションを維持できると感じています。

- 中途でもIT業界から多くの志望者が貴社に集まるというお話を聞いていたのですが、その理由が少しわかった気がします。

給与や評価だけでなく、社員が安心して働けるような制度も充実しています。例えば、企業主導型の保育園を用意し、子供を保育園に預けて職場復帰を希望しているものの保育園に入れず働けないという方を減らす取り組みをしていたり、お子さんが小学校5年生進級開始期まで、勤務時間を短縮するとこができる育児短時間勤務の制度もあると聞いています。入社時には福利厚生は全く気にしていなかったのですが、結果として恵まれた会社に入社したなと感じています(笑)

IT業界の特性を活かし、ライフイベントと両立し、成長していきたい

- 澤野さんがこれから挑戦したいことについて教えてください。

弊社の中で早く大型プロジェクトのマネジメントができる立場になりたいです。品質保証をどのように実現するかといったテスト計画や、課題の発見、解決のための調整、テストを納期通りに完了させる進捗管理を行うのですが、大型のものになると売上数億円を超えるようなプロジェクトになり、10名程度のメンバーのマネジメントが必要です。プロジェクトの規模としては小さなベンチャー企業の年間売上相当になるので、そこに20代半ばから挑戦できる可能性があることは新卒で弊社に入社して挑戦を続けてきた特権かなと思っています。

- 元々はどこへでも移れるように実力をつけるという想いでご入社されたと思いますが、これからのキャリアについてどのようにお考えですか?

まず、最短で実力をつけるという観点で弊社はとても良い選択だったと思います。他の場所でやりたいことを見つけて、弊社を卒業する方もいますが、コンサルティング会社や有名なスタートアップなど、優秀な方が多く集まる企業に転職するケースが多いような気がします。弊社の業務の中で身に付くIT×課題解決×プロジェクトマネジメントといったスキルは、汎用性が高くどの業界でも重宝されるのだと思います。

私自身のキャリアについては引き続きSHIFTで頑張りたいと思っています。入社してから感じたことなのですが、「仕事のできる自立した女性」を目指すうえでIT業界も弊社もとても良い環境でした。今後出産の機会に恵まれたとしても、IT業界だと極論PCと自分さえいれば仕事ができるので、子育てをしながらの在宅勤務も実現しやすいです。実際にコロナ禍をきっかけに弊社でも定着した在宅勤務を活用しながら、子育てとキャリアを両立している先輩が数多く在籍しています。

今後も大きく社会は変化していくと思いますが、妥当性があれば新しい制度もどんどん取り入れる風土があるので、社員が効率的に気持ち良く働き、より成果を出すために必要な制度であればフラットに意思決定がされ続けるのではないかと思っています。

- 最後に、いままさに自身のキャリアに向き合っている学生にメッセージをいただけますか?

いっぱい悩んでほしいと思います。ただ、意思決定に必要な情報がない中で悩んでいても答えは出ません。健全に「悩む」ために、どんな情報が必要なのか?どうやったらその情報が得られるのか?を考えてほしいです。みなさんは実感がないかもしれませんが、学生だからこそ会ってくれる人や、聞ける情報がたくさんあります。そんな学生の特権を活かして良い意思決定をして欲しいと思っています。応援しています。

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