リクルートスタッフィング新卒3年目社員が語る、業務内容のリアル
リクルートスタッフィングインタビュー第二弾。前回は新規事業の立ち上げにも携わった平田朗子氏にお話を伺い、事業の魅力や社会的意義についてお話をして頂きました。
今回は、リクルートスタッフィングにおける「成長」に焦点を当て、お話を伺いました。リクルートグループの特徴として語られることの多い「成長」や「裁量権」ですが、実際それはどういったものなのでしょうか。
(2016年当時)新卒3年目、営業職ではリーダーを経験し、現在は事業推進部で「事業の舵取り」に関わっている古野良太氏に聞く、リクルートスタッフィングでの業務とキャリアのリアル。
リクルートスタッフィングを志望している方、「成長」を求めている方は、ぜひ古野氏のキャリアを参考にして頂きたいと思います。
古野氏がリクルートに就職した理由
---よろしくお願いします。古野さんは現在新卒3年目ということで、今就活をしている学生とも近い年代だと思います。学生時代のこと、就活生時代のことを簡単にお話頂いてもよろしいでしょうか。**
古野:よろしくお願いいたします。
私の就職活動を振り返ると、ポジティブな性格もあってか、「どの会社に行っても楽しめるだろうな」くらいの気持ちで、エントリーした会社も10社に満たないほどでした。
そんな中、リクルートスタッフィングを知ったのは、たまたま参加した合同説明会で人事のプレゼンテーションを見たときです。
学生団体の活動や長期インターンに取り組んだことがあったので、社会人との接点は多かったのですが、その中でも「あ、この人すごく話が面白いな」と思って、興味を持ちました。今になって振り返ると、本当に偶然の出会いでしたね。
そうして選考が進んでいく中で、人事担当者と面談をした際に、「話していることは凄く綺麗に聞こえるし、相手にも上手く伝わるかもしれないけど、本心がこもっていないし、明確なビジョンもない」と言われて、それがグサっときて。
その人事担当者との面談の経験が、自分自身がどんな人間になりたいのか、どんな人生を歩んでいきたいのか、きちんと考えるきっかけになりました。
そして、目標を実現するために階段を一歩一歩登っていかなければいけない、じゃあどんな一歩目を踏み出すべきなのかと考えて、自分の過去を振り返ってみたのです。
自分が一番成長していたのはどんなときだったろうと思い返すと、印象に残っているのは、周りに能動的に行動する人がたくさんいて、自分がボーっとしていたらその隙に置いていかれてしまうような環境。そんな中で自分も走り続けたことでした。
選考を通じて、人や環境を知っていくうちに、リクルートスタッフィングはそういう環境だなと感じ、入社を決めました。
リクルートは1年目から大きな裁量権を持たせ、社会人としての土台を作る
やはり「成長」という所が大きなキーになりそうですね。入社後、どんな経験をされて、どんな成長をしてこられたのか、という所についてお伺いしたいと思います。古野さんはこれまでどのようなキャリアを積んでこられたのでしょうか。
古野:おおまかにこれまでの経歴を話すと、まずは入社してすぐ、営業部署への配属になりました。
派遣社員というと、事務職というイメージを持たれている方もいらっしゃると思うのですが、私はIT系のエンジニアの方々を企業にご紹介する部署に所属し、営業担当として業務をしていました。
そして2年目には、部署は異動せずに同様の営業業務を続けていたのですが、リーダー職としてメンバーを束ねるというポジションに付いたのが大きな変化でした。
その他にも、今ある仕組みとは違ったビジネスモデルで新しい価値を生み出せないか、ということを検討するプロジェクトに参加したり、リクルートベンチャーズと呼ばれる新規事業提案制度にチャレンジするといった経験をしました。
そして、ごく最近のことですが3年目の後半に、それまでの営業部署から事業推進部という部署に異動しました。
事業推進部で担当する現在の業務は、「各部署が策定する未来のありたい姿に対し、その姿を達成する為には今の戦略で良いのか。戦略を改善する必要はないのか。立てた戦略をきちんと実行できているか。」といったことを、各部署の部長と検討していくことがメインです。
---色々と気になる点があったのですが、一つずつお伺いしたいなと思います。2年目でリーダー職になり、メンバーを指揮する立場になられたということですよね。
他の企業や他のリクルートグループと比べても、凄く早いタイミングだと思うのですが。やはり古野さんが成果を出されていたからこそ裁量権を与えられ、リーダーとしての職務に就かれたということなのでしょうか。
古野:社内で表彰を頂くような機会もあったので、成果を出していたから、ということももちろんあると思います。
ただ、私の1年目は決して順風満帆ではなかったとも思います。会社に行くのが嫌だなと思ったこともありますし、何の為にこの仕事をしているのだろうと悩んだこともありました。
---表彰される様な方は、スマートに成果を残し続けられているのだと思っていました。具体的には、どのような1年目だったのでしょうか。**
古野:まず入社後、一連の研修が終わってすぐのタイミングから、個人として業務目標を持つことになりました。その時点で、新人なのに凄く期待されるのだなと、ビックリしました。
他の会社に就職した友人は入社後しばらく研修だと言っていたので、自分は期待されているのだな、目標に向かってチャレンジできる環境にいるのだなと。そんな風に感じました。
---期待されるということは、その分責任もあるということですよね。
古野:そうですね。もちろんマネージャーから細かく色々な指導はして貰えますが、「まずは自分自身でやり方も含めて、考えてみろ」という方針なので、裁量権があるというか、できることの幅がとても広いですね。
私は担当していたIT業界のことも全然分からなかったので、取引先企業の方に、勉強のために色々な方に会わせて下さいとお願いをしたり、知識を得る為に社外の方に電話でヒアリングをしたり、ご依頼を頂いたときも詳しく内容を聞いたり。本当にがむしゃらに、だけど地道に取り組んでいました。
古野:業務を通じて、マネージャーにも何度も何度も怒られましたね(笑)。
毎日「この目標を達成する為にこれをやります」ということを決めて、実行できなかったときは「なぜこれができなかったのか」ということを徹底的に考える。
今思えば、1年目できちんと土台を作ってくれるマネージャーに出会えたということは、自身の成長にとってよかったと思っています。
例えば、ある目標があって、それが山の頂上にあるものだとしても、そこに一気にたどり着く方法はなくて。目標に向かって、1日1日をどのように作っていくのか、どんな風に設計していくのか、日々の行動への落とし方を徹底的に鍛え上げてもらいました。
---がむしゃらに取り組みながらも、きちんと土台を作ることができたというわけですね。
古野:でもその頃は、自分が成長している最中だということに気がついていないので、そういった一つひとつの地道な努力について、何のためにやっているのだろうなんて悩んだこともありました。
でも、地道に種を撒いてきたものが、数ヶ月経ってようやく芽が出てきて、努力は結果に繋がると実感できた、という感じですね。
リクルートの「自ら機会を手にする風土」。2年目からリーダーとして活躍
---地道な努力が結果に繋がり、表彰を頂くなどを経て、2年目でリーダー職に抜擢されると。印象に残っている経験はありますか?
古野:そうですね。社内でリーダーとしてチームを取りまとめるということはもちろん初めてだったので、苦労した点も多かったです。
自分の頭で考えていることを、きちんとメンバーに伝えることができないことで悩んだり。
チーム全体を改善する為に、リーダーとして「こうすればもっとより良いチームになりますよね、よい結果が出ますよね」という風にただ設計をして「じゃあ決めたから頼んだぞ」とメンバーに伝えるだけではダメだったり。
きちんとメンバー全員が納得して行動しているかどうか。そういったことを疎かにすると、結局どんなに良い戦略を立てていても、それは成し遂げられないということを感じる日々でした。
古野:異動するまでの1年半の間リーダーとしてやらせてもらって、これらのことが非常に重要だということは身にしみるほど学びました。頭では何となく分かっていても、経験してはじめて腹落ちする、理解できることだと思うので、早い段階でリーダーを経験することができたのは、私にとっても大きな学びでした。
---早い段階でリーダーを任される。そんな環境だからこそ得られる成長かもしれませんね。
古野:その他にも、部署内でのプロジェクトに参加したことも成長のきっかけになりました。
会社として今後どういった新しい価値の提供ができるだろうか、短い時間だけ働きたいと考えているエンジニアの方がどうしたらもっと活躍できるのか、そういったことを同じ事業部のマネージャーたちと考えたり。社外の人と一緒になって新規事業を考えて発表するというプロジェクトにも参加をしました。
刺激的な2年目だったと思います。
いつもと違う環境に参加したことで、自分が所属しているグループについても、リーダーとしてより良い形にするためにはどうすれば良いのかと、より深く、また違った視点から考えるきっかけにもなりましたね。
---ありがとうございます。リクルートは「営業の会社」というイメージも強いのではないかと思います。そういったプロジェクトに接する機会は珍しいのでしょうか?
古野:リクルートの文化として、各個人が希望して積極的に手を上げれば、そういった機会に参加するケースは珍しくないと思っています。
私はそういったことをやりたいと日ごろから話していたこともあって、既に始まっていたプロジェクトに参加させてもらうことができました。
さらに言えば、経営層や部長たちは、そういった若手を求めているのではないかとも感じています。事業の価値を改めて考える、組織風土のあり方を改めて考える、そういったプロジェクトも、マネージャー層と若手を交えて行われています。
もちろん、新規事業コンテストのように誰でも参加することができる機会もあります。「自分はこういうことをやりたい」ということを発信して、自分自身でちゃんと機会をキャッチする。そういったことを意識していれば、本当に機会の多い会社だと思います。
営業部署から事業推進部へ。事業の参謀としての役割に。
---自分で発信し機会を求めることで、それが得られる会社ということですね。確かに、新規事業立案コンテストなども印象的ですよね。
3年目に営業部署からの異動をされたとのことなのですが、そちらもご自身で機会を求められての異動だったのでしょうか。
古野:実は、突然の異動という感じだったのです(笑)。営業を続けて、最短記録で営業マネージャーになりたいという目標を掲げていたのですが、参謀というポジションになって。
ただ、今はとても楽しんでいます。以前とは違った視野を持つ必要がある所が面白いですね。
営業の頃は、目の前の派遣社員の方々や企業の担当者により良い機会を提供するためにはどうしたら良いのだろう、という視点だったのですが、今の部署では、組織全体を見る、また派遣事業全体の市場感を見るという意識を加える必要があって。
2年半の営業職経験で得た現場の視点に、より幅広い戦略という視点を加えることで、これまでになかった成長が得られていると感じています。
---「戦略」という、会社を俯瞰して見る必要がある部署に3年目での配属。これも珍しいケースなのかなと感じたのですが、いかがでしょうか。
古野:基本的には、営業職として、リーダー、マネージャーと影響範囲を増やしていくキャリアを歩んでいく人が多いと思います。
しかし周囲を見てみると、私のように3年目で戦略部署に配属される、またもっと早く、2年目というタイミングで配属されたというケースも目にしますから、人それぞれではありますね。
ただ、会社の意図として、若手のうちから企画系の部門を任せていきたいという考えがあるのではないかと思います。リーダーシップを持って各部署を支える営業部長達が必要であるのと同時に、全体を俯瞰して参謀としてアドバイスをできる人も必要だと。
異動の際は驚きもありましたが、そういった期待をして頂き、新たな機会に挑戦させてもらっているという点では、非常にありがたくもありますね。
---やはり早いタイミングから裁量権を与える会社だからこそ、どういった機会を与えるかも考えられているのかもしれませんね。ここまでありがとうございました。リクルートスタッフィングという会社で若手社員がどういうチャレンジをできるのか、一通りのイメージができたと思います。
最後に、古野さんご自身の目標についてお聞かせください。2年目にして営業部署で担当メンバーを持ち、3年目で事業推進部に異動。激動のキャリアだとも感じるのですが、今後のキャリアプランなどはどういったものなのでしょうか。
古野:実は、昔は明確なキャリアプランを決めていたのですが、これから3年後、5年後にどうなっていたいのかは、少し悩んでいるというのが正直な答えです。
それは、様々な業務を経験したこと、それによって視座が上がったことが関係しているのだと思います。最初は「最短で営業マネージャーになるぞ」という目標で走り出したのですが、今のように各事業部にアドバイスをする参謀という立場も、非常に重要で、そういった知見も身につけていきたいなと。
ただやはり最終的には、自分が責任を持って事業自体を動かしていけるような、事業を手に載せているような存在になりたいなと思っています。
リクルートスタッフィングは、成果を出して、自らが手を挙げれば、きちんと機会をくれる会社。そんな風に感じています。
たくさん機会を得て、チャレンジをして、それによってまだまだ成長する。そうしたキャリアを経て「事業部長」と呼ばれる存在を目指していきたいと思います。
---どうもありがとうございました。事業に共感する人だけでなく、成長できる環境を求める人には、是非リクルートスタッフィングという会社を視野に入れて欲しいですね。
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。」
インタビューを通じて、過去にリクルートの社訓であった、この言葉を思い出しました。
自分のありたい姿を目指すために、努力し、リーダーや事業推進という機会を得て、さらなる成長を目指す古野さん。 そんな古野さんの姿に共感した読者の皆様には、リクルートスタッフィングという会社に、是非一度触れて欲しいと感じました。
古野さん、ありがとうございました。
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