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コラム
2018/11/14

面接で「最近読んだ本」を質問された時の回答方法

就活の面接で「最近読んだ本を教えて下さい」と聞かれることがあります。「最近読んだ本」という質問は想定しておらず答えに困ってしまった就活生は多いのではないでしょうか。答えに困らないよう、最近読んだ本に対する対処方法を覚えましょう。
面接で「最近読んだ本」を質問された時の回答方法

面接で最近読んだ本を質問する3つの理由

質問の理由①就活生の人間性が知りたい
面接では企業の採用担当者は、就活生が日頃から何を考えているのか、何に関心があるかを知りたいのです。

読む本の傾向は人の内面を表すことがあり、人となりを知る手掛かりとなります。そのため、面接官はその手掛かりから就活生の人間としての可能性を探り、全体像を把握しようとして最近読んだ本について質問します。

就活生の関心事から人間性をみて、採用にふさわしい人材かを面接で見極めようとするのです。

質問の理由② 学習意欲があるか確認したい
面接官は就活生が日頃から本を読む習慣があるか知りたいのです。本を読んでいる人は人生のさまざまな場面で自ら進んで学ぼうとする意欲があります。企業に入ってからも積極的に学習しようとする態度は仕事でも向上心のある人とみなされます。

問題に直面したときにも、読書習慣のある人は解決の糸口を関連した書籍の中で探ろうとするなど前向きに問題に対処します。ビジネス書に限らず、本から学んだことは、仕事や生活で活きてきます。面接官は就活生のそんな学ぶ姿勢を見るために、面接で最近読んだ本を質問するのです。

質問の理由③ 説明能力を見ている
仕事ではロジカルで分かりやすい説明能力が必須です。企業ではプレゼンテーションなどでも顧客に分かりやすく伝える能力がある人は高く評価します。

同様に自分が最近読んだ本を紹介する時は、相手にどんな本であるかポイントを押さえて簡潔に説明せねばなりません。面接官は最近読んだ本を聞くことで、就活生に説明能力があるかを見ています。

最近読んだ本の選び方!ビジネスマンは、どんな本を読むべきか?

面接で最近読んだ本について質問された場合、どんな本について回答したらよいでしょうか?本を選ぶ際の注意点をまとめました。

①読んでいて何らかの学びがあった本を選ぶ
最近読んだ本を選ぶ際に無理に難しい題材の本を選ぶ必要はありません。読んだ目的とその本から得られた学びが大切なので、自分の興味がない本やあまり理解できない本を選ぶと説明しにくくなります。

面接官から本について深く質問されることもあるので、話題が広がったときに対応できるよう、自分の興味がある分野やある程度知識のある分野の本を選びましょう。ただでさえ、面接は緊張するものです。無理なく自分の感じたことを語れる本だと安心して回答できます。

②小説やエッセイ、評論はOK、漫画やライトノベルは控える
面接で最近読んだ本について話す際に漫画やライトノベルを選ぶのはNGです。読書習慣がない人と認識されてしまいます。小説やエッセイなど、基本的に文章で構成されている本であればOKです。

③ビジネス書
働くイメージがまだあまりイメージできない就活生にとってビジネス書を読むことは大いに参考になるでしょう。本の内容は仕事のやり方や心構え、効率化の方法、処世術などが書かれています。

ビジネス書は業界研究や企業研究にもなります。また大手企業の創立者や社長が書いた本も多くあります。その仕事に向かう姿勢や取り組み方を参考にしていたり、取り入れている企業もあります。面接前に読んでおくと「この就活生はよく勉強していて仕事に対して意欲的だな」という良い印象を企業側に与えられるかと思います。

④自己啓発書
自己啓発書は新しいことを知ったり、新しい価値観に触れたりすることができます。自己啓発本を読むとやる気もアップします。やればできるという気分になり、そういったポジティブな思考は、就活生にとって重要です。就活中のモチベーションを保ちポジティブ思考でいるためにも、自己啓発書はおすすめです。

以上最近読んだ本としておすすめを挙げましたが、ビジネス書や自己啓発書がとっつくにくいと感じる方なら小説からスタートするのも問題はありません。

どんな本も読めば役に立ちます。ファンタジーのような物語、推理小説なども、想像力や感性、語彙、考える力を鍛えることが可能です。どんな本を読んで何を得たのかを忘れずに語れれば問題ないでしょう。

面接で答えるおススメの本2選

①『1分で話せ』(2018年)
伊藤羊一(著)
出版社: SBクリエイティブ

世界の企業のトップたちが絶賛したという注目のベストセラー。プレゼンテーションなどで相手に動いてもらうために、1分間で大事なことだけを簡潔に伝える方法を紹介しています。これまでは意識しなかったような伝え方が満載です。

②『自分を変える習慣力 (Business Life 1)』(2015年)
三浦 将 (著)
出版社: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

「何かをやり始めてもいつも続かない」という悩みを解決する手助けとなる1冊。潜在意識を味方につけて自分を変えるための「習慣力」を鍛える画期的な方法は、社会に出てからもきっと役立つでしょう。

面接で最近読んだ本の回答例文

最後に、面接で最近読んだ本を回答する際の重要ポイントと例文をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

回答時に盛り込むべき情報

①本のタイトル
②著者名
③その本を選んだ理由
④本の概要
⑤その本から学んだこと
⑥本から得た知識をどう活かしているか

以上の6点を盛り込んで話しましょう。
③と④は簡潔にまとめ、⑤⑥にフォーカスして紹介することがポイントです。


~例文①~
私が最近読んだのは、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』という本です。著者は、アービンジャー・インスティチュートというアメリカ・ユタ州にある法律、経済、哲学などの専門家が集まった研究所です。

Google、Appleなど、数多くの有名企業がこの本を研修に採用していること、またラグビー日本代表の五郎丸選手が推薦していると聞いたことがあり、何か学べることがあるのではないかと以前から気になっており読んでみました。

この本は身の周りの人間関係などで問題が起きると、私たちはどうしても「相手の問題」として考えてしまいますが、本当は「自分」の方に問題があるという内容です。自分中心の視点で物事を考え、自己を正当化することを「箱」という分かりやすい切り口で人間関係の真理を説いています。

私自身、人と分かち合えない時、いつも自分のフィルターだけで物事を見ているということに気づかされました。上手くいかないことが続くと、自分を正当化するために物事を歪んで見ていたかもしれません。

この本を読んでからは人間関係などで壁にぶつかった時、自分が箱に入っていると相手も箱に入るので問題が解決しないという発想に立つようにしています。その上でまず自分を正当化するために「箱に入った状態」になっていないか、相手を尊重し相手の視点で物事を考えているか確認しています。

例文は上記の6つのポイントを押さえて構成されています。実際の面接で皆さんの最近読んだ本ならどう話を進めていくか考えながら再読してみてください。

面接で「最近読んだ本」を答える時にやってはいけないこと

日頃本を読まない人にとっては、「最近読んだ本はなんですか?」という質問に答えるのは苦しいかと思います。しかし、面接では必ず質問には答えないといけないもの。そこで、「最近読んだ本はなんですか?」という質問に対して絶対にやってはいけないことが存在します。

苦手な質問に対しては焦りからついついしどろもどろになることも。ここでは絶対に言ってはいけないNG行動を3つ紹介します。

本は読まないと断言する
本を読まないと断言すると、人とのコミュニケーションで話題を提供できない人だと思われる可能性があります。知識や話題が乏しいため、話をしていてもそれ以上膨らまず、会話ができない、知識がないと思われてしまうのです。

ビジネスの現場で、話題の提供能力、また話題を深化させる知識力はとても必要になってきます。実際に仕事をしていくと、チーム間のコミュケーションや取引先とのやり取りで自分に足りないと思う知識はその都度学習して習得する必要があります。簡単に本を読まないという答えを出しすのは、そんな即応力を持たない人だと自ら言うことです。

本のあらすじだけを話してしまう
面接官は就活生が最近読んだ本から、どんなところに興味をもったのかどんな思考力があるかを分析します。本のあらすじを聞きたいのではなく、「なぜその本を読んだのか、読んだ結果どんな知識を習得したのか」という本を読むプロセス・結果を知りましょう。

本の紹介だけで終わらせるのではなく、概要は簡潔に話し、プロセス・結果部分が伝わる回答をすること。思考をしながら読み進めている、といったニュアンスで伝えることを意識しましょう。少しでも印象を良くするために本を読まなければいけないと義務感で読んでいるのであれば、それは本質からずれています。本を読んでも意味がありません。本は「自分の学びを得るために読む」この本質をしっかり捉えましょう。


読んでない本を読んだフリして話を盛る
面接で最もしてはいけないことは、嘘をつくこと。素直に自分のことをプレゼンテーションすることが、面接攻略に最も重要なことです。そのことからも、実際は読んでいない本を読んだと答えるのは絶対NGです。

たまたま話題な本を最近読んだ本として回答したとしても、面接官が読んだ本について深掘りをしてきたら当然ボロが出てきます。

面接官に感想を求められ、しどろもどろになりながら回答をしていたら、嘘をついていると直ぐにバレてしまいその時点で面接は失敗に終わります。面接官の信用と信頼を得るためにも、嘘をつかないことは絶対です。

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