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たった十数年で人材業界を代表する企業に。「挑戦」のDNAを持つディップ株式会社の魅力

今回お話を伺ったのは、「バイトル」などのサービスで有名な、ディップ株式会社にて採用責任者を務める片沼さん。 就活生にも人気の人材業界。その人材業界で、若い会社ながら老舗大手企業に並んでトップクラスのシェアを誇るディップ。その成長の秘訣は「挑戦」であると、片沼さんは語ります。成長企業としての挑戦の歴史、そして挑戦から得られる魅力的なキャリア。人材業界を志す人、成長企業で自らも成長したいと考える人、必見の記事となっています!

急成長企業の採用責任者が語る、人材市場のビジネスモデル

―「バイトル」などの有名サービスを有し、誕生から10数年で東証一部上場も成し遂げている、ディップ株式会社。

人材業界の中でも、注目すべき会社と言えると思いますが、その特徴や魅力はどんなところにあるのでしょうか?

片沼:人材業界といえば、様々な有名企業が活躍していますよね。

私も就活生から「人材企業はたくさんあるけど、何が違うんですか」と聞かれることも多々あります。

ディップの特徴は「顧客/求職者に提供する価値の追求」そして「『挑戦』を良しとするベンチャースピリット」。こうした理念を体現しているからこそ、若い会社ながら老舗大企業に並ぶほどに成長することができたと考えています。

―「提供価値」と「挑戦」ですか。

片沼:まずは前提として、人材業界のビジネスモデルや、ディップ の歴史について具体例を交えながらお伝えしますね。

人材企業は「働きたい人=求職者」と「働く人を求める企業=クライアント」をマッチングすることで収益を得る、というビジネスを行なっています。

例えば、弊社の「バイトル」というサービス。皆さんもおそらく一度はCMなどで見かけたことがあるのではないでしょうか。

Webサイトに求人情報が多数掲載されており、求職者はそれを見て応募をする。そういった媒体によって「マッチング」の場を生み出し、対価を得るという仕事です。

―街で見かける紙媒体の求人情報誌なども、同じビジネスモデルですね。

片沼:そうですね。実は、こういったビジネスモデルで動いている人材業界は、新たな企業が生まれても成功しづらい、参入障壁が高い業界だと言われているんです。

求人誌や求人メディアなどは数多くありますが、その中で、どんな媒体が「優れている」と言えるでしょうか。

求職者目線で考えると、自分にあった仕事を見つけやすそうな媒体を使いたいと考えますよね。

例えば、数多くの企業が掲載されている媒体。基本的には、企業数が多ければ自分に合っている仕事を見つけられる確率は高くなるでしょう。また、その求職者が住んでいる地域の仕事もきちんと掲載されているかどうかなども重要です。

逆に、クライアント目線で考えるとどうでしょう。募集をした際に採用が成功しそうな媒体を使いたいと思いますよね。

その一つの要素は多くの求職者が利用しているかどうかです。募集を掲載した時にたくさんの人が応募をしてくれれば、採用につながる数も多くなるはずです。

そうした背景から考えると「たくさんの企業が掲載をしていて、その掲載を見るためにたくさんの求職者が集まっている」媒体が、人材市場では価値の高い媒体なのです。

そこに、新しい媒体が参入しました、と言ってもどうでしょうか。

掲載企業が少なければ求職者は使いたいと思いませんし、求職者が少なければクライアントは掲載したいと思わない。

先行者として求職者・クライアントの基盤を作り上げている大手がいる場合、新規参入者は勝てる見込みがほとんどない、それが人材業界の特徴と言えるでしょう。

業界に新しいスタンダードを作り上げる、ディップの挑戦

―そんな中「バイトル」を業界トップクラスにまで成長させたディップは、異例の存在と言えそうですね。

片沼:そこで重要になったのが「新たな価値の提供」そして「挑戦」でした。

当時は求人広告といえば紙媒体。紙媒体の弱点は、データを取ることができないということでした。 

大手企業は、求人誌や新聞の折り込み広告などに多数の求人を出します。応募の電話が来ても、いつ、どの広告を見て電話をかけてきたのかはわかりません。

すると、求人広告に掛けたお金に見合う成果が本当に得られているかわからない。

「採用とはロマンだ」とさえ言われていた時代でした。

そんな人材業界に私たちディップ がもたらしたのが「採用単価」という概念です。

私たちのサービス「バイトル」はネット媒体。Webデータを用いて「どれだけの人が見て」「どれだけの人が応募をし」「応募から面接に来て」「最終的に採用になったのか」という定量的なデータをもとに効果を測定できるサービスを提供したのです。

クライアントにとって、本当に価値のある求人広告を提供することで、多くの顧客を獲得していったのです。

―インターネットを活用して「採用単価」という新しい価値を人材業界にもたらした。まさにイノベーターと呼ばれるような活躍ですね。

片沼:そして、クライアントだけではなく、求職者にとっても価値あるサービスを提供したいと、努力を続けてきました。

Webならではの強みを活かして、文面での情報だけではなく、写真・動画といったツールを通じて、職場のよりリアルな情報を提供する。

そうすることで、求職者にとって「自分が求める仕事を選ぶことができ、そこで仕事をすることで幸せになる」そんな価値を提供してきたのです。

こうした努力によって、多くのクライアント・求職者を獲得し、高い参入障壁を超えて、老舗の人材企業に並ぶほどのサービスを作り上げることができたのです。

―参入の難しい人材業界で、ディップが成長してこれたのには、そうした理由があったのですね。

片沼:私たちがこうして成長してこれた背景には、インターネットという新しい媒体を活かしたサービス開発や、サービス・事業を改善する力が、もちろん大きな役割を果たしてきたでしょう。

しかし、それ以上に私たちが大切にしてきたのは「『こんなのがあったらいいな』という新たな価値を、社会のスタンダードにする」という、チャレンジャーとしての強い気持ち。

その気持ちは、経営にも現れています。

2006年には、当時従業員が約200名であったのに対し、ほぼ同数となる200名の新卒採用を行いました。

一般的な会社では、新卒社員の大量採用を避けることが多いです。スキルも経験もない新卒社員は、活躍するまでに2,3年がかかる。新卒のメンバーが成長するまでは、収益性が下がると考える会社が多いのです。

しかし、私たちは「バイトル」という、求職者にもクライアントにも価値のあるサービスを、本気で社会に広げていきたいという強い気持ちで、過去にない大きさの新卒採用をすると決断をしました。

そして、新卒が成果を出せるような仕組みづくり、それと組み合わせての広告戦略などを用いて、バイトルを全国へと一気に拡大することができたのです。

この年の新卒大量採用は、私たちにとっては一大チャレンジ。しかし、価値あるサービスを社会のスタンダードにする、そのためには非常に重要な選択でした。

社会的意義のある取り組みに本気で挑戦する。そうした姿勢や文化こそが、ディップという会社の一番の強み。まさにそれを象徴する出来事だったと言えるでしょう。

そして、その挑戦のDNAは今も受け継がれています。

ディップ は、これからも「挑戦者」として新たな価値を生み出していく

―「バイトル」で業界トップクラスの地位を築いてきたディップ 。これからは、どのような挑戦をしていくのでしょうか。また、そうした挑戦を背景に、これから入社をする新卒学生にとってのキャリアの魅力とは、どんなところにあるのでしょうか?

片沼:ディップはまさに今新たな挑戦を進めていくフェーズです。

私たちは今年「Labor force solution company」という新たなビジョンを掲げました。

日本では少子高齢化の進行や生産年齢人口の減少、それに伴う労働力不足といった課題が深刻化しています。社会全体での労働力不足はもちろん、個別の企業単位で見ても、労働力が確保できずに苦労している会社は多い。

私たちは、従来の人材採用支援だけでなく、人手不足など労働力に関わるあらゆる問題を解決できる「労働力の総合商社」でありたい。そのために新たな挑戦をしていくフェーズに差し掛かり、チャレンジを始めました。

その一つが、AI・RPAを活用したサービス「コボット」の開発・提供です。

コボットとは、一定の業務を人工知能やロボットで代替することのできるサービスです。

こうしたサービスによって、企業は「人を採用する」以外の方法でも、労働力を確保することができます。また同時に、単純な業務を代替することで人はクリエイティブな業務に集中し生産性を向上させられる、といった価値も提供することが可能です。

AI/RPAを活用した新たな価値を提供することで「労働力不足」「生産性の低下」という課題を解決する。そして、個別のお客様への価値提供にとどまらず、それを社会のスタンダードとすることで、日本社会全体の課題を解決したい。そう考えています。

―「採用」の枠を超えて「人材・労働」という面から、新たな価値を生み出していくフェーズにあるということですね。

片沼:2006年に「バイトル」という新しい価値を普及させるために大きな挑戦をしたように、2021,2022年は「コボット」という価値を普及させるために挑戦をしていくフェーズとなります。

そして、そうした「挑戦」を背景に考えると、入社後のキャリアも非常に魅力的ではないかと思います。

新たな価値の普及という大きな目標に挑戦するためには、2006年と同様に、新卒社員の活躍も必要不可欠です。それだけ私たちも期待をしますし、成長の機会も多いでしょう。

また、私たちも今では東証一部上場企業。ただがむしゃらにリスクを取りに行く挑戦ではなく、大きな基盤をもとにした挑戦が可能です。

既存のビジネスや資本力を活かしたサービスの普及など、取れる手段は多種多様。そこで主体性を持って成果を生み出せる人材は、大きな経験をすることができます。

月並みな言葉ですが、「成長したい」「裁量権を得て若くして活躍したい」という方にとっては、魅力的な環境だと思います。

そしてもちろん、「社会に新たな価値を届けていく」という理念に共感できる人は、きっと高いモチベーションを持って仕事に取り組むことのできる魅力的な環境となるでしょう。

繰り返しになりますが、数多くの人材企業の中で、ディップの特徴は「挑戦」。 社会人として社会的意義の大きい目標に挑戦したい、成長企業で主体的に挑戦することで自らも成長したい、そんな人にとっては、非常に魅力的な環境だと思います。

ぜひディップを選択肢の一つに入れてみてください。ここではお伝えしきれなかった魅力も、説明会や面談などでより深くお伝えしていければ、私たちも嬉しいです。