公開日:
最終更新日:

「20代で意識したのはたった2つです」アイレップ最年少取締役が語る、20代のキャリアの歩み方。

新卒で入社してから3年後「就職活動をやり直したい」と考える社会人は約50%。この数字を1%でも減らすため、「未来をつくる君たちへ伝えたいこと」と題し、各界のエグゼクティブ達が大いに語ったイベント「CAREER THEATER」。当記事では、株式会社アイレップ 取締役 帷(かたびら)氏の講演内容を紹介します。帷氏が語る、「デジタル時代を勝ち抜く20代の駆け抜け方」。新卒でアイレップに入社し、圧倒的スピードで最年少取締役に就任した帷氏が語る、これからの時代を生き抜くためのキャリア戦略は必見です。

市場価値の高い人材になるために必要な2つのこと

皆さんこんにちは。株式会社アイレップの取締役を務めております、帷(かたびら)と申します。

本日は「デジタル時代を勝ち抜く20代の駆け抜け方」というテーマで、これからの時代に圧倒的スピードで成長し、市場価値の高い人材になるために必要なことをお伝えします。

簡単に、私の自己紹介からさせてください。新卒でアイレップに入社し10年が経ちます。2019年には取締役に就任し、現在は運用型広告のコンサルティングやナレッジ開発をする部署を統括しています。

アイレップでは若いうちから、様ざまなことを経験させていただきました。新卒入社3年目でマネージャー、そこから局長、本部長、執行役員、新卒10年目で取締役に就任しました。 これら役職のすべてを、アイレップにおいて最年少で就任させていただいています。

そこで本日は、入社してきた後輩にもよく質問される、「どうして最年少で取締役になれたんですか」とか「どうすれば早く成長できますか」といった問いにお答えします。

本日私が皆さんにお伝えしたいことは大きく2つあります。

ひとつ目は「自分がキャリアで大切にしてきたこと」、2つ目は「最速で成長するために20代ですべきこと」です。

最後に少し会社の話もしたいと思っていますが、メインはこの2つですので会社の話はおまけ程度に聞いてください。

ビジネス世界で成功するためには。帷氏が語るキャリア論

成長するために20代で身につける習慣とは

まず「自分がキャリアで大切にしてきたこと」をお伝えします。今回は特に、皆さんと年齢が近い、新卒1年目から3年目の時の話です。

皆さんが就職活動を終えて、大学を卒業し企業に入社すると、まず何らかの機会を与えられることから始まります。例えば、入社時の研修もその機会のひとつです。

その機会を与えられた時に何をすべきか、それは「努力」です。当然といえば当然です。努力してその機会を活かし、必ず結果を出します。

この機会、努力、結果のサイクルをやりきると、次は一段階レベルアップした機会を掴むことができます。新しい機会を掴んだら、同じように努力して結果を出す。 これを繰り返していると、ひとつずつレベルが上がっていき、階段を登るように成長していくことできます。

では、これらのサイクルの中で一番大事なことは何だと思いますか?

掴んだ機会でしっかり結果を出し切るということです。 もちろん、若手の頃はなかなか自分が望む通りの機会がもらえなかったりします。 私も入社当時、希望の部署に配属されず悩んでいました。

しかし、そこで腐らずに「絶対に結果を出してやるぞ」「その結果をもとに新しい機会を掴むんだ」と繰り返していくと、成長の階段を積み重ねていくことができます。

逆に言えば、結果を出さないと次の機会はなかなか掴むことはできません。

ここで、氷山モデルを例に考えてみましょう。

氷山モデル

この図の通り、ビジネスの世界で水面上に表出する氷山は、一番上の結果と行動のみです。

いくら立派な強い思いや能力があっても、それが行動や結果に現れていないと、社会からは何も評価されない。周りも気づいてくれません。

意識している、能力があるだけではだめで、死に物狂いで結果を出すことがビジネスの世界では何よりも重要です。

だからこそ、若手の頃からまず結果にこだわり、機会は自分自身で掴み取ることを強く意識してきました。 これを繰り返していくことで若いうちから成長を重ねることができましたし、同世代と比較しても多くの階段を登ってきたと思います。この機会、努力、結果のサイクルを回すことはぜひ覚えておいてください。

▼帷氏が登壇するセミナーへの参加はこちら

市場価値とは◯◯の高さで決まる

次に「最速で成長するために20代ですべきこと」をお伝えします。

今の時代に勝ち抜くためには、自分の市場価値を上げる必要があります。では、まず市場価値とは何かということからお話します。

市場価値はだいたい、その人にどれくらいのお金を払えるかという点で、判断されることが多いです。日本における職業ごとの時給は以下のようになっています。

アルバイト     :800円 会社員       :2,000~5,000円 エキスパート    :5,000~10,000円 医者・弁護士    :30,000円 シニアコンサルタント:80,000円 (出典:藤原和博氏「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」)

ここで注目してほしいことが2つあります。ひとつ目は皆さんがなる予定の会社員は時給に直すと、ほぼ多くの方が2,000円から5,000円になるということ。

2つ目は、最も時給の高い職業と低い職業で100倍も差があるということです。 どうすれば時給を800円から8万円にあげていくことができると思いますか?

答えは「希少性」です。希少性とは、同じことをできる人の数が少なく、替えが利かないということです。

ではこの希少性をあげていくためにはどうしたらいいか。

これは一般論ですが、ひとつのことを極めるためには1万時間ほどかかると言われています。またこれだけの時間をかけると、1/100人の存在になれるとも言われています。

1年で働く時間は約2,000時間なので、1万時間は大体5年間です。ひとつのことを極めるためには最低でも5年かかる。逆に言うと最短5年間で100人に1人の価値を手にすることができると言えます。

とはいえ、1/100と言うとまだまだ日本にはいっぱいいらっしゃいますよね。そのため、別の領域でも同じように1/100を目指します。そして、2つの領域それぞれで1/100の存在になったということは、掛け合わせると1/10,000の価値があるという事になります。

さらにもうひとつかけると、1/1,000,000になります。これが希少性をあげていくためのポイントです。もちろん、こんな掛け算をしなくてもひとつの領域で1/1,000,000になれる方も存在しますが、それはオリンピック選手くらいです。

私みたいな一般人はそうはいきません。

だから、かけ算が必要なのです。私の場合は、20代で運用型広告にどっぷり浸かり、その分野を極めました。そして今、30代で挑戦しているのが経営です。

運用型広告のみを極めた人や経営のみを極めた人は、それぞれ日本にたくさんいらっしゃるのですが、どちらも極めている人は結構少ないんです。

私はその2つの領域で1/100になって、1/10,000の存在になることに挑戦しています。さらに経営を極めたあとには、違う領域で何かを極めて百万人に一人くらいの価値になりたいと考えています。

成長するために必要なサイクル

デジタル時代を勝ち抜く人材になるためのキャリア選択

私が思う20代にすべきことをいくつかお伝えしました。 まとめると、「機会、努力、結果のサイクルを回し、必死で結果を出し続けること」「希少価値をあげるために、1/100の領域を掛け合わせること」です。

もちろん、良い機会に恵まれず辛いこともたくさんあります。5年で極められないことも山ほどあります。しかし、こういう意気込みで20代を過ごしてもらうと30代になった時に、ぐっと成長します。

では、このような経験をするためにはどのような会社に行くべきか。 「新しいことに挑戦している」「20代のうちから挑戦できる」この2つが重要です。

アイレップは今、「デジタル時代のマーケティングを再定義」するという新しい挑戦をしています。

広告やマーケティングの業界には、いろんな既成概念があり長い歴史を経てつくられた正解がありました。

しかし、今それが無くなりつつあります。激しいテクノロジーの進化により、今までの正解が正解ではなくなってきています。なので、私達はまだ誰も知らない正解をつくりに行こうとしています。

ただ、新しい正解をつくれる人はまだまだ少ないです。 つまり、これができる人は希少価値が高い。私達は、希少価値の高い、まだ誰も正解を出していない領域で挑戦をしています。

挑戦をしている企業には、若手だろうと関係なくどんどん打席が回ってきます。20代のうちから挑戦できるので、機会、努力、成果のサイクルをどんどん回すことができます。挑戦もできますし飛躍的な成長も期待できます。

新しい時代に、まだ誰もやり遂げたことのない挑戦をして、市場価値を高めていきたい。そういった方は是非、アイレップでお会いしましょう。

私からの話は以上になります。ありがとうございました。

▼アイレップに興味を持った方はこちら