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DHC_ES(2020卒_本選考)

DHC、2020卒_本選考の通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:本選考 職種:研究職

大学または大学院時代に挑戦したことを教えてください。(300文字以内)

私が学生時代に1番「挑戦」したことは、陸上競技です。高校から始めた陸上競技では走り幅跳びを専門に取り組んできました。高校時代、主将を務めながらもけがに苦しみ、思うように練習が出来ない日々を長く過ごしました。負けず嫌いな性格が災いし、3年生の頃にはかなり悪化してしまいました。けがを抱えた状態で大学でも陸上を続けるのは大きな「挑戦」でした。私は高校時代の反省を生かして無理のない練習計画を立てながら陸上と向き合うことを目指しました。その結果短い練習時間で自己ベストを更新することが出来ました。この経験を通して状況を冷静に判断する力と、計画的に物事を進める力、諦めずに続けることの大切さを学びました。

取組んだ研究内容について  ※取組んだ研究内容に関連する表や図などを3つまでアップできます。(1000文字以内)

【目的】 がん細胞の転移は、一般的にはがん細胞が血管内に侵入し、血液の流れに乗って移動、そして移動した先で血管から離出し新たな場所に定着することで起こると言われています。実はこの事象と類似した現象が鳥類の胚盤でも観察されています。(Fig.1)ここで決定的に違うのは鳥類の場合、それが「始原生殖細胞(PGC)」という特殊な細胞であることです。この細胞は将来精子や卵子のもとになる細胞で、生物が命を繋いでいくために無くてはならないものです。私はニホンウズラの受精卵を用いてこの細胞移動機構の解明に取り組んでいます。この機構が明らかになれば、鳥類の発生学の発展だけではなく、がんの転移機構の詳細解明につながることが期待されています。【結果】まず初めに、抗体を用いてウズラのPGCの位置を特定する実験を行いました。(免疫染色)その結果、発生段階でステージXと呼ばれる時期では明域に局在していることが分かりました(Fig.2-②)。先行研究で同じ鳥類のニワトリと局在を比較すると、若干異なる(Fig.2-①)ことが判明しました。また、受精卵を24時間孵卵すると細胞は「生殖三日月環」と呼ばれる三日月型の領域に移動することも分かり(Fig.2-④)、これはニワトリと一致していました。(Fig.2-③)また、細胞移動を連続して観察するために細胞が生きている状態で蛍光を観察することが出来る実験に取り組みました。注入後24時間の解析から、染色時と同様に生殖三日月環に蛍光が確認されました(Fig.3)。しかしながら、現在注入実験の成功率は非常に低いものとなっています。【考察】 免疫染色の結果より、ニワトリとウズラでは発生ステージによるPGCの増殖と移動挙動が異なっていると推測されました。よって両者の初期発生の仕方には違いがあると考えられます。今後はPGCの総数が増える時期の探索や細胞移動の長期間の追跡を目指します。

DHCに入社してやりたいこと(600文字以内)

ペット企画開発課で、ペット用の健康食品を開発したいです。私は小学生の頃に、ウサギの赤ちゃんを育てたことと、実家で様々な動物(犬、カメ、鳥、魚、虫)を飼っていたことがきっかけで動物の命を救う仕事をしたいと獣医師になるのが長年の夢でした。獣医学部を目指して浪人もしましたし、大学も2年時に学部移行で獣医学部に行ける可能性があるという理由で、実家から遠い北海道大学を選びました。しかしながら、最終的に私の夢は力不足で叶いませんでした。それでも、大好きな生き物に関わることをやりたいと思い、理学部生物科に進学しました。獣医師への憧れを引きずりながら就職活動を始めたとき、貴社のホームページでペット企画開発課の存在を知りました。ここでなら、間接的ではあるけれども私がずっとやりたかった動物を救う仕事が出来るかもしれない、一度は諦めた夢を一度追いかけられるかもしれないと思いました。また、開発課の特徴として、ゼロから商品を作れることと、企画から販売まで業務内容が多岐にわたっていることも非常に魅力的でした。自分のアイデアを形にして、それが実際にお客様の手元に届くまで見届けられることは大きなやりがいを感じられると思います。ペット市場は年々拡大しており、医療の発達でペットの寿命も延びた分、高齢化による病気や不調に苦しむペットも増えてくるはずです。ペットも大切な家族の一員として健やかに過ごすお手伝いをしたいです。